「さっきの場面でカクつかなければ勝てたのに」という経験ありませんか。
APEX・フォートナイトなどの一分一秒を争うゲームでは、リフレッシュレートやフレームレートが大事になってきます。
低fpsは240fpsでプレーしている人、144fps以上でプレーしている人と戦うバトロワで圧倒的に不利です。
簡単にいうと、戦場で戦車に対して拳銃だけで立ち向かうようなものです。
せっかくゲームをするなら性能のいいPCを使って強い相手を倒したいと思いませんか?
そこで本記事では144Hzを出すためにおすすめのグラボとおすすめグラボ搭載のゲーミング PCを解説していきます。ぜひ、グラボ選びの参考にしてみてください。
APEXのプロゲーマーInperial Hal選手をはじめ多くのゲーマーが144fpsでゲームをプレイすることを推奨していますよ。
リフレッシュレートとフレームレートとは
まずは「リフレッシュレート」と「フレームレート」の違いについて解説していきます。
「フレームレート」とは、ゲームの映像や動画の再生などによって、1秒間に何回画面が書き換わるかです。 「リフレッシュレート」とは、ディスプレイが1秒間に何回画面を書き換えれるか、ということになります。
1秒間に一回絵を書き換えて、ディスプレイに出力することを「1FPS」と言います。
意味的には両者似たような感じなのですが、リフレッシュレートはモニターの性能を示しています。ディスプレイに出力するのがフレームレートです。
フレームレートが120FPSの滑らかな映像を出力できても、その映像を受け取り表示するディスプレイが60hzでは、60FPSの映像しか見れません。
144Hz出るグラボを選ぶべき理由
実はAPEXでは200fps以上を出すとカクつくことがあるんです。
特にPADだと200fps以上を出すと挙動がおかしくなったりするので、APEXのトッププレイヤーは皆口をそろえて「144Hzが良い」と言っています。
ちなみに、FPSゲームにおいて60fpsと144fpsの違いは一目瞭然。
60fpsはカクカクしていてやりづらく、200fps以上はバグってしまったりするので、滑らかでかつ動作も安定している144fpsが一番良いということですね。
144Hzに対応しているグラボの選び方
144Hzでプレイしたい場合は、14Hzに対応しているグラボが必要になります。選び方を解説していくので、買う際の参考にしてみてください。
メーカー・型番で選ぶ
グラボに搭載されているチップにはNVIDIA製(GeForce)とAMD製(Radeon)があります。主流なのはNVIDIA製です。
BTOショップで購入できるゲーミングPCのほとんどはNVIDIAのグラボが採用されているので、迷うことはありません。
型番ですが、NVIDIA製グラボを例に挙げてみます。NVIDIAではGTX・RTXシリーズがあり、RTXシリーズの方が高価で高機能となっています。
「NVIDIA RTX 3060」のような表記があり、3070,3080と数字が上がるほど高性能が高いということなので、選ぶ際は意識しておきましょう。
PCに合わせて決める
性能の高いグラボほど大型化している傾向にあります。グラボを選ぶ際は自分が使いたいPCケースに収まるかを確認しましょう。
もし、Mini-ITXのような小型PCを自作したい場合はグラボのサイズはかなり大切になってきます。BTOショップですと、ケースに収まるサイズのグラボしか選べないので失敗するリスクはほぼありません。
ゲームタイトルに合わせて決める
自分がプレイしたいゲームに合わせてグラボを選択するのは非常に大事です。
先にどんなゲームをしたいかを決めておくと、PCのスペックを決めるときにスムーズに進められます。
MODを導入したり、負荷が高いゲームをプレイしたいならそれ相応のグラボが必要になりますよね。
逆に、対して負荷が高くないゲームをメインでプレイするのであれば、グラボにはそれほどお金をかけなくともいいですね。
グラボとCPU,モニターの関係性が重要
「ボトルネック」というPC用語があります。
自作パソコンで重要になってくるのがパーツのバランスです。例えばCPUの性能がかなり高いものだとしても、GPU(グラフィックボード)の性能が低すぎるとゲームを快適にプレイすることはできません。
こんな感じで、バランスが取れていないことが原因でいずれかのパーツの性能が発揮できなくなっている状態をボトルネックと言います。買う際は注意しておくことが大事です。
ボトルネックチェッカーで簡単に調べられるので、買う際は調べておきましょう。
144Hz出るおすすめグラボは?
ゲームで144Hz出るおすすめのグラボを詳しく紹介していきます。
グラボ別性能比較表
グラボ別のFPSについては以下のとおりです。
こちらは少し重いゲーム(モンハンやFF14、FF15など)をプレーした時のフレームレートの平均計測値です。
フルHD fps | WQHD fps | 4K fps | |
NVIDIA GeForce RTX 4090 | 369 | 281 | 176 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 | 320 | 244 | 153 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | 296 | 226 | 143 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 | 284 | 217 | 138 |
NVIDIA GeForce RTX 4060Ti | 160 | 121 | 74 |
NVIDIA GeForce RTX 4060 | 143 | 109 | 67 |
NVIDIA GeForce RTX 3080 | 232 | 173 | 105 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 187 | 139 | 89 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 | 178 | 133 | 80 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | 150 | 113 | 69 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 | 124 | 93 | 554 |
フルHDにはRTX 4060Tiがおすすめ
製品名 | NVIDIA GeForce RTX 4060Ti |
フルHD(高画質) | 160fps |
WQHD(高画質) | 121fps |
4K(高画質) | 74fps |
3DMark Time Spy | 13139 |
RTX 4060Tiは、フルHDでPCゲームを楽しみたいと考えている人におすすめのグラフィックボードです。フルHD環境下における最大fpsは160fpsとなっており、画面のカクつきはほぼ気になりません。
ただし、フルHD以上の環境でプレイする場合には少し物足りなさを感じます。WQHD環境であればギリギリプレイできますが、4K環境で使用するのはおすすめしません。
性能よりも価格やコスパを重視している人は、RTX4060 Tiを選ぶのがおすすめです。
初めてゲーミングPCを使う人や、CS機からゲーミングPCに乗り換える人であれば十分満足できます。
WQHDにはRTX 4070がおすすめ
製品名 | NVIDIA GeForce RTX 4070 |
フルHD(高画質) | 284fps |
WQHD(高画質) | 217fps |
4K(高画質) | 138fps |
3DMark Time Spy | 16618 |
RTX 4070は、WQHD環境に適しているグラフィックボードです。最大fpsは217fpsとなっており、動きが激しいゲームでもヌルヌル動きます。
前世代に比べると消費電力も少ないため、ワットパフォーマンスを求める人にもおすすめです。DLSS3.0も利用でき、ゲームによっては最適化も狙えます。
価格と性能のバランスも良いため、コスパを求める人にもおすすめのグラフィックボードです。
RTX 3080を超えるパフォーマンスを発揮することもあるため、WQHD環境を整えたい人はぜひ検討してみてください。
4KにはRTX 4080がおすすめ
製品名 | NVIDIA GeForce RTX 4080 |
フルHD(高画質) | 320fps |
WQHD(高画質) | 244fps |
4K(高画質) | 153fps |
3DMark Time Spy | 25268 |
4KでPCゲームを楽しみたいと考えている人は、RTX 4080を検討してみましょう。最大値は153fpsとなっており、十分快適にPCゲームをプレイできます。
もちろんフルHDやWQHDでプレイするのも問題ありません。むしろ高いfpsを発揮できるため、快適さを求める人におすすめです。
ただし、現行のグラフィックボードの中では高価な部類に入ります。価格面も重視している場合は、自分の予算におさまるかどうかも検討したうえで購入を判断しましょう。
綺麗な画質でPCゲームを楽しみたいと考えている人には、特におすすめです。
144hz出るグラボ搭載のおすすめゲーミングPC【APEX】
APEXにおける、グラボ別のベンチマーク結果は以下の通りです。
グラボ | 最低画質 | 最高画質 |
RTX3080 | 282 | 254 |
RTX3070 | 232 | 202 |
RTX3060 | 190 | 142 |
GTX1660SUPER | 168 | 108 |
おすすめのゲーミングPCはこちらです。
製品名 | グラボ |
GALLERIA XA7C-R48 | GeForce RTX 4080 |
GALLERIA XA7R-R46T | GeForce RTX 4060 Ti |
GALLERIA XA7C-R48
製品名 | GALLERIA XA7C-R48 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4080 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 349,980円(税込) |
- 4K環境にも対応できる
- 高いfpsでゲームをプレイできる
- 価格は決して安くない
GALLERIA XA7C-R48は、ハイスペックなゲーミングPCを求める人におすすめです。グラフィックボードはもちろん、CPUもCore i7-13700Fであるため、快適に動作します。
ただし、ゲーミングPCの中では決して安いとは言えません。使い方によってはオーバースペックになってしまうため、自分にあっているかどうかは慎重に判断しましょう。
フルHDやWQHDであれば、200~300fpsも実現可能です。
GALLERIA XA7R-R46T
製品名 | GALLERIA XA7R-R46T |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 174,980円(税込) |
- 17万円台で購入できるコスパの良さが魅力
- Apex・フォートナイト・VALORANTをプレイするのに最適
- ゲームタイトルによってはスペック不足に陥ることもある
GALLERIA XA7R-R46Tは、コスパ重視でゲーミングPCを探している人におすすめのモデルです。17万円台で購入でき、現在人気のゲームタイトルはほとんどプレイできます。
ただし、フルHD環境でのプレイが前提になっている点には注意が必要です。WQHD以上だと思ったようにfpsが出ず、快適にプレイできないことがある点は覚えておきましょう。
初めてのゲーミングPCを探している場合も、十分選択肢に入ってきます。
144Hz出るグラボ搭載のおすすめゲーミングPC【フォートナイト】
フォートナイトにおける、グラボ別のベンチマーク結果は以下の通りです。
グラボ | 最低画質 | 最高画質 |
RTX3080 | 306 | 218 |
RTX3070 | 282 | 211 |
RTX3060 | 280 | 146 |
GTX1660SUPER | 255 | 82 |
おすすめのゲーミングPCはこちらです。
製品名 | グラボ |
GALLERIA XA7C-R47 | GeForce RTX 4070 |
FRMFGB760/4060 | GeForce RTX 4060 |
GALLERIA XA7C-R47
製品名 | GALLERIA XA7C-R47 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 239,980円(税込) |
- CPU性能が十分で動作への不満が少ない
- クリエイティブ作業にも活用できる
- 他にコスパの良いモデルも多い
GALLERIA XA7C-R47は、フォートナイトをプレイするのに最適なモデルです。CPU性能が十分で動作への不満が少なく、クリエイティブな作業をしたいと考えている人にも向いています。
ただし、他にコスパの良いモデルが多いのも事実です。そのため、コスパを最優先にゲーミングPCを探している人は、購入すべきかを慎重に判断しましょう。
コスパが悪いわけではないため、金額面だけで敬遠する必要はありません。
FRMFGB760/4060
製品名 | FRMFGB760/4060 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13400F |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
SSD | 500GB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 192,800円(税込) |
- 簡易水冷を搭載している
- 基本的にどのPCゲームも楽しめる
- 初期ストレージが若干少なめ
FRMFGB760/4060は、簡易水冷を採用しているゲーミングPCです。しっかりと冷却できるため、PCへの負荷も軽減できるでしょう。
基本的にはどのPCゲームも楽しめるスペックですが、初期ストレージが若干少ない点には注意しなければなりません。予算に余裕があるなら、カスタムでストレージの増量も検討してみてください。
500GBのままだと、数タイトルゲームを入れただけでいっぱいになってしまうことがあります。
144hz出るグラボ搭載のおすすめゲーミングPC【FF14】
FF14における、グラボ別のベンチマーク結果は以下の通りです。なお、fpsではなく平均スコアになります。
グラボ | スコア |
RTX3080 | 23569 |
RTX3070 | 23689 |
RTX3060 | 20938 |
GTX1660SUPER | 13280 |
おすすめのゲーミングPCはこちらです。
製品名 | グラボ |
GALLERIA XA7C-R47T | GeForce RTX 4070 Ti |
GALLERIA XA7C-R36 | GeForce RTX3060 |
GALLERIA XA7C-R47T
製品名 | GALLERIA XA7C-R47T |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 274,980円(税込) |
- ハイエンドモデルを探している人向けのゲーミングPC
- 4K解像度でも快適にプレイできる
- メモリの性能は若干低め
GALLERIA XA7C-R47Tは、FF14を快適にプレイできるゲーミングPCです。4Kでも問題ないため、画質を求める人にもおすすめできます。
メモリについては16GB搭載されているものの、最新のモデルではありません。そのため、若干性能が低めになっている点には注意しましょう。
とはいえ、ハイエンドモデルであることには変わらないため、ゲーミングPC初心者~上級者までおすすめできるモデルです。
GALLERIA XA7C-R36
製品名 | GALLERIA XA7C-R36 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX3060 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 194,980円(税込) |
- 安さ重視の方に適している
- フォートナイトを十分快適にプレー可能
- グラボの高騰で値上げ傾向にある
GALLERIA XA7C-R36は「Core i7-13700」と「RTX 3060」を搭載したゲーミングPCになります。
一つ前で紹介したGALLERIA XA7C-R37の前のモデルで、安さ重視の方におすすめな一台です。
\激安ハイスペックPCはドスパラだけ/
「144hz グラボ」についてよくある質問
144hzのグラボを探している人からのよくある質問として、以下の3つを紹介します。
それぞれの疑問について、詳しく見ていきましょう。
Apexで144FPSは十分ですか?
結論、Apexをプレイする場合は144fpsは最低限必要なラインです。144fps以下の場合は、他のプレイヤーと比べて圧倒的に不利になってしまうと理解しておきましょう。
60fpsと144fpsでは、敵の見え方が全然変わってきます。追いエイムのしやすさも異なるため、弾の当てやすさも実感できるはずです。
敵がワープしたような感覚に悩んでいるなら、144fpsでプレイできる環境を整えましょう。
リフレッシュレートを144Hzに設定するにはどうすればいいですか?
ゲーミングPCを購入しても、接続しただけで144Hzでプレイできるわけではありません。モニター側の設定をしないと、60Hzのままになってしまいます。
設定の手順については、下記を参考にしてください。
- ディスプレイの何もない場所で右クリック
- ディスプレイ設定を開く
- ディスプレイの詳細設定を開く
- リフレッシュレートを最大に設定する
上記の設定をし忘れている人は意外に多く、気づかないままプレイするとモニター・PCの性能を活かしきれません。
ゲーミングモニターの144Hzと240Hzはどのくらい違いますか?
ゲーミングモニターの144Hzと240Hzは、大きな変化を感じません。しかし、滑らかに動く感覚を得られるのは事実です。
上記動画のような違いがあるため、240Hzを選んで損はありません。
もし将来的に240Hzでプレイしたいと考えている場合は、あらかじめグラフィックボードの性能が高いモデルを選ぶべきです。最低でもRTX 4070以上のモデルを選べば、実際にプレイする際も安心できます。
性能が低いゲーミングPCだと、fpsが安定しないため注意してください。
性能に余裕のあるグラボを選ぶことが大切
ゲーミングPCを購入する際は性能を妥協するのは良くありません。余裕を持った性能のモデルを選びましょう。
大体のBTOショップでは季節の節目に大きめのセールが行われており、セール時を狙うことで高性能なゲーミングPCを安く購入することができます。
ドスパラやフロンティアなど、毎月・毎週セールを開催しているショップもあるので、ぜひチェックしてみてください。
\激安ハイスペックPCはドスパラだけ/