FPS等のシューティングゲームでは音は間違いなくAIMと同じぐらい大切な要素の1つです。
最適なヘッドセットに投資することは決して悪い考えではありません。
ゲームでサウンドは非常に重要です。
足音を聞いて敵の位置を正確に把握したり、リロード音等を聞くことで、立ち回りに迷いが無くなったり、キメ撃ちで飛び出せる等、ゲームをかなり有利に進めることが出来ます。
今後自分がゲーミングヘッドセットを参考にしてゲーミングヘッドセットを比較できるようにこれから様々なゲーミングヘッドセットをレビューしていきます。
今回はゲーミングヘッドセットの中ではトップレベルで人気のHyperX Cloud IIを紹介します。
価格は1万円程です。
HyperX Cloud IIの紹介
HyperX Cloud IIの発売は2015年とやや型落ちな感じがありますが、プロゲーマーや一般ゲーマーに多く使用されており、ゲームの大会等で使用されているゲーミングヘッドセットでは堂々のトップ使用率で、信頼性、機能性、装着性、音質等で支持されております。
情報元:https://prosettings.net/best-gaming-headset/
接続がUSB接続なのでPCに接続すると余計なドライバを入れなくて済みます。
元々はkingstonと呼ばれるメモリー等で有名な会社でそこからHyperXというゲーミングブランドが誕生しました。
HyperXの製品はストリーマーで有名なShroud、Ninja等も使用しています。
HyperX Cloud IIの外見
見た目としてはやや素朴な感じですが、フレームはアルミで出来ているので頑丈性は感じられます。
イヤーパッド側面もヘアライン加工が施されており高級感もあります。
マイクを取り外した状態はこちらです。
ボイスチャットをしない場合は取り外せます。
- 左のボタンで主音量の調節
- 右でボタンでマイク音量の調節
- 真ん中の7.1で7.1chの切り替え
HyperX Cloud II使用レビュー
音質
ゲーミングヘッドセットでは音質よりもその他の所で機能を重視されていますが、HyperX Cloud IIではヘッドセットとして、ヘッドホンとしても高音質です。
音の傾向としてはフラット(高音や中音、低音等が強調されていない)なのでゲームは勿論のこと映画や音楽等のエンターテインメントではジャンルレスで良く鳴らしてくれています。
自分はゲーム以外でも動画とかで使用するので単純に音質が良いというのは非常に満足しています。
定位性
満足度:★★★☆☆
FPSをやる上で1、2を争うほど大事と言ってもよい足音の聴こえ方ですが、左右の定位は良くわかるのですが前方、後方、定位はある程度わかるレベルで、上や下等の定位はあまりよくわからない。
肝心な7.1chの機能ですが、こちらをonにすると余計に定位がメチャクチャになり良くないので、offを推奨します。
PUBGやApex等のバトロワ系ですと特に問題ない性能ですが、音がかなり重要なレインボーシックスシージやCS:GO、Escape from Tarkovだと「あそこで音が鳴ったかな?」「隣の部屋に敵がいるのかな?」と敵がいる位置に確信が持てず曖昧な感じでした。
装着性
満足度:★★★★☆
装着性はかなり良く、締め付けも良い塩梅で首を激しく降ったとしてもズレません。
自分は眼鏡を付けて8時間ぐらい連続で使用することが多いのですが、ほとんど頭が痛くなったことはありませんでした。
マイクの音質
満足度:★★★★☆
知り合いに聴いてもらった所、ノイズ等は一切なく声もクリアだと言っていたのでマイクの音質はチームプレイで使用するぶんには十分な性能です。
耐久性
満足度:★★★★★
購入して約3年という月日が流れましたが、今のところ不具合は一切なく使用でき、フレームの変な歪みもありません。
さすがプロシーンを想定して作られていることだけあって、耐久性は抜群です。
HyperX Cloud IIの総評
音質、装着性、マイクの音質、耐久性は総じて高く仕上がっており、ゲーミングヘッドセットの中ではトップレベルで良いでしょう。
肝心な定位性なのですが、サウンドカード無しでは性能の頭打ち感があり、これ以上求めるとサウンドカードが必須になってくるでしょう。
しかし、価格が一万円という高コスパで本体の品質も良く、トップレベルの使用率なので、現在PCのスピーカーでゲームをしている人や、「ヘッドセットなんていらないだろう」と思っている人にも手の届きやすい価格設定なので、【足音を聴く】というのはどういう事かと教えてくれる、そんな初心者の人にオススメしたいゲーミングヘッドセット、HyperX Cloud IIでした。