リリースから5年以上が経過した今でもなお国内外で人気のあるFPS、R6S(レインボーシックスシージ)。
レインボーシックスシージをPC版でプレイしようと思うと、最低スペックや推奨スペックなどがあるため、何も見ずにゲーミングPCを購入するとゲームができなくなる恐れがあります。
そこで今回は、レインボーシックスシージのPC版をプレイするために必要なスペックから144Hz・240Hz出すために必要なスペック、R6SにオススメのゲーミングPCまでをご紹介します。
R6S(レインボーシックスシージ)PC版に必要なスペックは?
R6S(レインボーシックスシージ)を起動、実際に試合を行い動作させるためには最低限必要なスペックがあります。
公式が出している動作最低スペックをもとに144Hz・240Hzを出すために必要になるスペックを解説します。
自信が現在使っているPCが最低スペックだった場合、ゲームはできてもかなり動作が遅いなどの症状によりゲームに支障が出る可能性は高いので、しっかりと確認しておきましょう。
動作最低スペック(公式)
R6S(レインボーシックスシージ)の最低動作環境は下記のとおりです。
OS | 64-bit 版の以下のOSバージョン: Windows 7 SP1 / Windows 8 / Windows 8.1 / Windows 10 |
プロセッサー | Intel Core i3 560 @ 3.3 GHz または AMD Phenom II X4 945 @ 3.0 GHz * |
RAM | 6 GB |
ビデオカード | Nvidia GeForce GTX 460 または AMD Radeon HD5770 (1024MB VRAM) |
ハードドライブ | 85.5GB |
DirectX | 11 |
サウンドカード | DirectX と互換性のあるサウンドカードと最新ドライバ |
サポートしているコントローラー | X-Inputと互換性があるもの |
マルチプレイヤー | 256 kps アップストリームのブロードバンド接続 |
引用:Ubisoft『レインボーシックス シージ』の必要動作環境
レインボーシックスシージを正常に動作させるにはこれら「以上」のスペックが必要です。
レインボーシックスシージはPCゲームの中でも軽めなので、低スペックPCでも動作はします。しかし、低スペックPCだとPC自体の寿命が短くなったりゲームで勝てなくて嫌な思いをしてしまうことになるかもしれません。
しっかりとゲームを楽しみたいという方は最低でも次の動作推奨スペック以上のPCを選びましょう。
動作推奨スペック(公式)
次にR6S(レインボーシックスシージ)の動作推奨スペックは下記のとおり。
OS | 64-bit 版の以下のOSバージョン: Windows 7 SP1 / Windows 8 / Windows 8.1 / Windows 10 |
プロセッサー | Intel Core i5-2500K @ 3.3 GHz または AMD FX-8120 @ 3.1 GHz |
RAM | 8 GB |
ビデオカード | Nvidia GeForce GTX 670 または AMD Radeon HD7970 / R9 280X 以上 (2048MB VRAM) |
ハードドライブ | 85.5GB |
DirectX | 11 |
サウンドカード | DirectX と互換性のあるサウンドカードと最新ドライバ |
サポートしているコントローラー | X-Inputと互換性があるもの |
マルチプレイヤー | 512kps アップストリームのブロードバンド接続 |
引用:Ubisoft『レインボーシックス シージ』の必要動作環境
上記表以上のスペックを持つゲーミングPCなら、すべての動作が正常に通常通りのレインボーシックスシージを楽しむことができます。
動作推奨スペックのPCでも楽しむ程度のゲームプレイが可能です。
レインボーシックスシージをPS4などの家庭用ゲーム機よりも楽しみたい、FPSが強くなりたいと思っている方は144Hz出すことができるゲーミングPCでのプレイをオススメします。
フレームレート144Hzを出すのに必要なスペック
プロセッサー | Core i5以上 |
ビデオカード | GeForce GTX 1660 SUPER以上 |
※その他動作推奨スペックと同様
R6S(レインボーシックスシージ)は比較的軽めのゲームなのでミドルクラスのグラフィックボードでも144Hzでのゲームプレイは可能。
どちらか単体だと十分なフレームレートが出ない可能性が高いので、144Hz以上のフレームレートを出したい方はCPUとグラフィックボードはセットで考えましょう。
フレームレート240Hzを出すのに必要なスペック
プロセッサー | Core i7以上 |
ビデオカード | GeForce RTX 2070 SUPER以上 |
※その他動作推奨スペックと同様
240Hz以上のフレームレートを出すには「RTX 2060」以上のグラフィックボード、グラフィックボード同様にCPUの性能も底上げしなければいけません。
人間が認識できるフレームレートは144Hzまでといわれ、144Hz以上のフレームレートからは違いがわからないので最低でも144Hzのフレームレートは欲しいところですね。
レインボーシックスシージのベンチマーク比較
フルHD最高設定の場合でのグラボ別平均fpsは以下の通りになります。
グラボ | 平均fps |
GTX1660 SUPER | 107 |
RTX2060 SUPER | 152 |
RTX2070 SUPER | 177 |
RTX2080 SUPER | 197 |
RTX2080 Ti | 241 |
10〜13万円程度のゲーミングPCによく採用されるGTX1660 SUPERでも、設定を少し下げるだけで144fps以上は叩き出せるでしょう。
そこまでのfpsがいらないのであれば、GTX1660 SUPERで十分快適にレインボーシックスシージをプレイできます。
144fps以上を安定して出すのであれば最低でもRTX2060 SUPER以上は必要です。
R6S(レインボーシックスシージ)は絶対144Hz以上でプレイしよう
ゲーミングPCでR6S(レインボーシックスシージ)をプレイするなら必ず144Hz以上のフレームレートが出るものを選ぶようにしましょう。
ゲーミングPCには動作の軽さや遅延のなさなど様々なメリットがありますが、最大のメリットは「フレームレート」の上限です。現在では人気の家庭用ゲーム機「PS4」のフレームレートは60Hz、最近発売された「PS5」でさえも120Hzしか出ません。
フレームレートを簡単に例えると、パラパラ漫画の紙の枚数です。パラパラ漫画の紙が多ければ多いほど書いた絵の動きが滑らかに鮮明になりますよね?
レインボーシックスシージに限らず、ゲームではフレームレートが60Hzでは見えない敵の動きでも144Hzなら見えるという状況が多くあります。
さらにレインボーシックスシージのような細かい動作を要求されるゲームにおいては、「フレームレートが低いせいで勝てない」という状況に陥りやすいので、フレームレートは必ず144Hz以上出るものを選びましょう。
R6S(レインボーシックスシージ)におすすめのゲーミングPC
これまでに解説した「R6S(レインボーシックスシージ)に必要なゲーミングPCのスペックを踏まえて、コスパやリフレッシュレートなどそれぞれに適したオススメのゲーミングPCを5つご紹介。
- ドスパラ・ガレリアXF|240fpsも快適に動く
- ドスパラ・ガレリアRJ|144fpsに最適
- ツクモ・G-GEAR GA7J-F203/T|コスパモデル
- フロンティア・FRGAH470F/SG1|コスパモデル
- パソコン工房・LEVEL-R049-iX7K-VAXH-FB (父ノ背中コラボ)
それぞれのスペックや特徴を解説します。
ドスパラ・ガレリアXF(後継モデル)|240fpsも快適に動く
製品名 | GALLERIA XA7C-R70S |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-10700 |
GPU | GeForce RTX 2070 SUPER 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 512GB NVMe SSD / HDD 無し |
電源 | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
光学ドライブ | 650W 静音電源 |
メーカー希望価格 | ¥142,978 (税込) |
ドスパラ・ガレリアXFの後継モデルとして登場したGALLERIA XA7C-R70S。
ガレリアのゲーミングPCではスタンダードモデルに位置づけされており、どのゲームもカクつくことなく快適にプレイ可能。
GPUにRTX 2070 SUPERを搭載しており、ほとんどのゲームで240Hz以上のフレームレートを出せます。
どれくらいのPCを選べいいかわからないという方はこれを選んでおけば後に後悔することはないですね。
ドスパラ・ガレリアRM5C|144fpsに最適
製品名 | GALLERIA RM5C-G60S |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i5-10400 |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 512GB NVMe SSD / HDD 無し |
電源 | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
光学ドライブ | 550W 静音電源 |
メーカー希望価格 | ¥131,978 (税込) |
ガレリアRM5Cは144Hzを安定して出せるコスパの良いゲーミングPC。
スペックはゲームをするうえで何不自由ないクラスですが、配信や録画をするには少々足りない程度。
10万円以内で買えるゲーミングPCでは最強クラスの性能なので、初めてゲーミングPCを買うから安くてもちゃんと動くものが欲しいという方には特にオススメ。
ツクモ・G-GEAR GA7J-F203/T|コスパモデル
製品名 | G-GEAR GA7J-F203/T |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-10700F |
GPU | GeForce RTX 3070 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 500GB SSD / HDD無し |
電源 | DVDスーパーマルチドライブ |
光学ドライブ | 定格750W 80PLUS GOLD対応 |
メーカー希望価格 | ¥187,800(税込) |
ツクモのG-GEAR GA7J-F203/Tは20万円未満のゲーミングPCながらに、配信や録画・動画編集などもサクサクできちゃう優れもの。
GPUにはRTX3070を搭載。現環境の中では最新のグラフィックボードでどんなゲームでもCPUにあまり負荷をかけずにプレイ可能です。
フロンティア・FRGAH470F/SG1|コスパモデル
製品名 | FRGAH470F/SG1 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-10700F |
GPU | GeForce RTX 3070 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD / HDD 2TB 3.5インチ S-ATA |
電源 | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
光学ドライブ | 850W ATX電源 |
メーカー希望価格 | ¥197,800 (税込) |
フロンティアのFRGAH470F/SG1はツクモ・G-GEAR GA7J-F203/Tと同様、20万円未満ながらに重いと思われがちな動画編集など様々な操作を滑らかにこなします。
黒を基調とした高級感のあるPCケースで、目立たない程度に入れられたアクセントの赤色がよりPCを惹きたてます。
パソコン工房・LEVEL-R049-iX7K-VAXH-FB (父ノ背中コラボ)
製品名 | LEVEL-R049-iX7K-VAXH-FB |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-10700K |
GPU | GeForce RTX 3080 10GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD / Serial-ATA HDD 2TB |
電源 | DVDスーパーマルチ |
光学ドライブ | 800W 80PLUS TITANIUM認証 ATX電源 |
メーカー希望価格 | ¥274,868 (税込)〜 |
LEVELのR049-iX7K-VAXH-FB (父ノ背中コラボ)はプロゲーミングチーム父ノ背中とのコラボゲーミングPC。
GPUには今あるグラフィックボードの中では最強のGeForce RTX 3080を搭載。RTX3080は単体での購入もできないほどの人気グラフィックボードなので、売り切れ前に要チェックです。
レインボーシックスシージはグラボなしのノートパソコンでもできる?
R6SはグラボなしのPCや、低スペックのでPCでプレイ出来ないことはありません。
Ryzen 5 3400Gのようなグラフィック性能の高いCPUを積んでいるのであれば、一応プレイはできます。
ただ、全くもって快適ではありませんし、設定を下げなければ60fpsはまず届かないので、多少本気で取り組みたい人であれば選ぶのはおすすめしません。
R6S(レインボーシックスシージ)におすすめゲーミングPCまとめ
今回はR6S(レインボーシックスシージ)にオススメのゲーミングPCをご紹介しました。
レインボーシックスシージはゲームの中では軽めのゲームで、通常のゲーミングPCでも快適にプレイすることはできます。
しかし、0.1秒がカギとなるFPSなので最低でも144Hz以上のフレームレートを出せるPCを選びましょう。
予算がないからといって安めのゲーミングPCを買ってしまうと、フレームレートが出せなかったりカクついてしまったりするので、ゲーミングPCを選ぶ際は慎重に選びましょう。