FPS界では周知の事実ですが、ほとんどの上位プレイヤーは高リフレッシュレート環境でプレイしています。
敵プレイヤーを目で追いながら正確にエイムするためにも映像の明瞭さは必要不可欠ですから、144〜240Hzは欲しいところです。
ただ、240Hzを叩き出すにはそれ相応の環境が必要になります。
本記事では本気でゲームをしたい方に、240Hzで快適にプレイできるゲーミングPCをご紹介していきます。
FPS上達には高リフレッシュレート環境は必須です。ぜひ参考にしてみてください。
リフレッシュレートとフレームレートとは
まずは「リフレッシュレート」と「フレームレート」の違いについて解説していきます。
「フレームレート」とは、ゲームの映像や動画の再生などによって、1秒間に何回画面が書き換わるかです。 「リフレッシュレート」とは、ディスプレイが1秒間に何回画面を書き換えれるか、ということになります。
1秒間に一回絵を書き換えて、ディスプレイに出力することを「1FPS」と言います。
意味的には両者似たような感じなのですが、リフレッシュレートはモニターの性能を示しています。ディスプレイに出力するのがフレームレートです。
APEXやフォートナイトで240Hz出すにはグラボとモニターが重要
APEXやフォートナイトで240Hzでプレイするにはグラボの性能が非常に重要です。最低でもRTX 40シリーズは必須でしょう。
APEXですと、以下のようなスペックでも最高設定で240Hz出すのは難しいです。設定を下げれば出ます。これはフォートナイトにも言えることです。
CPU | インテル Core i7-13700K以上 |
グラボ | RTX 4070 以上 または RTX 3080以上 |
メモリ | 16 GB 以上 |
また、モニターが240Hz表示に対応していなければいくらグラボの性能が高くても意味がないので、買う際はモニターのスペックをきちんと把握して選びましょう。
グラボ別性能比較
グラボ別のFPSについては以下のとおりです。
こちらは少し重いゲーム(モンハンやFF14、FF15など)をプレーした時のフレームレートの平均計測値です。
フルHD fps | WQHD fps | 4K fps | |
NVIDIA GeForce RTX 4090 | 369 | 281 | 176 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 | 320 | 244 | 153 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | 296 | 226 | 143 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 | 284 | 217 | 138 |
NVIDIA GeForce RTX 4060Ti | 160 | 121 | 74 |
NVIDIA GeForce RTX 4060 | 143 | 109 | 67 |
NVIDIA GeForce RTX 3080 | 232 | 173 | 105 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 187 | 139 | 89 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 | 178 | 133 | 80 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | 150 | 113 | 69 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 | 124 | 93 | 554 |
240Hz出すためのモニターは?
240Hzに対応しているゲーミングモニターは増えてきていますが、その中でも「VG252QXbmiipx」は非常におすすめです。滑らかな映像表現を得意としており、視野角も広めに設定されています。
24.5インチ、フルHDで240Hzまで対応しています。
表示の遅延やカクツキも極限まで減らされているため、動きの激しいゲームジャンルをプレイする場合も問題はないでしょう。
- IPSパネルを採用しているため鮮やかで高画質な映像を楽しめる
- 液晶パネル周りのフレームをなくした「ゼロフレームデザイン」を採用
- 黒の強弱を調節して暗がりでの視認性を高める「ブラック・ブースト」機能あり
- HDMI2.0端子を2ポート搭載
対応しているフレームレートはもちろんのこと、ゲームを最大限楽しめる・有利にプレイできる機能が多数搭載されています。
ゲーム環境を最高のものに整えたいと考えている人は、ぜひ購入を検討してみてください。
APEXとFortniteにおすすめのグラボは?
APEXとフォートナイトにおすすめのグラボの選定基準は以下の通りです。
- 価格←性能が高く価格が抑えられているか。高額でも払う価値があるか。
- 将来性←今後リリースされるゲームにも耐えるか。新しいグラボの方が今後のゲームにも対応できる。
- 性能←あらゆるゲームに耐えうる性能があるか、fpsの出力値が最低でも144以上は出せるものがいい。
APEXとFortniteにおすすめなグラボはRTX4070です。
上記の表を見てわかる通り、RTX4070は240fpsでのプレイが可能なので画面の滑らかさは最高レベルです。
近接戦(主に建物の中や最終アンチの収縮時)などでは上下左右に動く敵に対していかに上手く追いエイムができるかが重要になります。
240fps出力は画面が滑らかに動き、追いエイムがしやすいので240fpsに対応したグラボがおすすめです。
240fpsの中でもスペックがギリギリになりすぎず、今後数年の新作ゲームにも対応できるRTX4070がおすすめです。
Valorant(ヴァロラント)におすすめのグラボは?
Valorantは競技性の高いゲームなので、できれば144fpsは出したいところです。
このゲームは要求スペックがかなり低いので、数年前のグラボでも余裕で高フレームレートを叩き出せます。公式サイトに記載されているスペックだと、GTX1050TiでフルHD&高画質で180fps程度出せます。
現在では1050Tiが搭載されているモデルはないので、GTX1660super、1660Tiあたりが搭載されているモデルを選びましょう。
大体10~13万円くらいの価格帯ですね。一切ストレス無くプレイできますよ!
APEXで240hz出るグラボ搭載のおすすめゲーミングPC
APEXを240Hzでプレイするのであれば以下のゲーミングPCがおすすめです。
製品名 | グラボ |
GALLERIA ZA9C-R48 | GeForce RTX 4080 |
GALLERIA XA7C-R47 | GeForce RTX 4070 |
GALLERIA ZA9C-R48
製品名 | GALLERIA ZA9C-R48 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i9-13900KF |
GPU | GeForce RTX 4080 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB Gen4 SSD |
HDD | なし |
価格 | 454,980円(税込) |
公式HP | 公式HPを見る |
- 4K環境でもゲームが快適に動作する
- 動画編集・ライブ配信も本モデルで解決する
- 価格帯は40万円と高め
GALLERIA ZA9C-R48は、CPU・グラフィックボードともに最高性能を搭載しているゲーミングPCです。4K関k上であっても綺麗な映像を楽しめるため、画質を求める人に最適のモデルといえるでしょう。
動画編集やライブ配信などに使用するのも問題ありません。また、VTuberとして活動する際も、本モデルのスペックがあれば1台で完結します。
価格は40万円と高めですが、それ相応のスペックがあるのも事実です。そのため、予算に余裕がある人は購入するモデルの選択肢に入れてみてください。
APEXに関しては、非常に高いフレームレートを維持したままプレイできます。
GALLERIA XA7C-R47
製品名 | GALLERIA XA7C-R47 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 249,980円(税込) |
公式HP | 公式HPを見る |
- 4K・WQHD・フルHDのどの環境下でも高いパフォーマンスを発揮
- 性能に対してのコスパが非常に高い
- タイトルによっては画質設定が求められる可能性もある
GALLERIA XA7C-R47は、4K・WQHD・フルHDのどの環境下でも高いパフォーマンスを発揮できるゲーミングPCです。APEXにおいては、240Hzの出力も実現できます。
価格も239,980円(税込)で、性能に対してのコスパが非常に高いです。特に初めてゲーミングPCを購入する人であれば、手を出しやすい価格といえるでしょう。
ただし、プレイするゲームタイトルによっては画質設定が求められる可能性もあります。場合によっては最高画質が実現できないこともあるため、注意しましょう。
とはいえ、十分な性能を搭載していることに変わりはありません。
フォートナイトで240hz出るグラボ搭載のおすすめゲーミングPC
フォートナイトを240Hzでプレイするのであれば以下のゲーミングPCがおすすめです。
製品名 | グラボ |
GALLERIA XA7C-R48 | GeForce RTX 4080 |
GALLERIA XA7C-R47 | GeForce RTX 4070 |
GALLERIA XA7C-R48
製品名 | GALLERIA XA7C-R48 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4080 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 349,980円(税込) |
公式HP | 公式HPを見る |
- 4K・WQHD環境で高リフレッシュレートを実現できる
- クリエイティブな作業にも活用できる
- フォートナイトに限っていえばスペックを持て余す可能性もある
GALLERIA XA7C-R48は、フォートナイトを高解像度・高リフレッシュレートで楽しみたい人に向いています。安定したリフレッシュレートでプレイできるため、カクつきも気になりません。
クリエイティブな作業にも活用できるため、動画編集やライブ配信に取り組みたいと考えている人にもおすすめのモデルです。
ただし、フォートナイトに限っていえばオーバースペック気味といえます。もしフォートナイトのためだけに購入を考えているなら、他のモデルも選択肢に入れてみましょう。
価格が約35万円となっているのも、購入のネックとなる部分といえるでしょう。
GALLERIA XA7C-R47
製品名 | GALLERIA XA7C-R47 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 249,980円(税込) |
- 最新のゲームでも4Kを楽しめる
- フォートナイトは240Hz以上で安定
- 他にコスパの良いモデルも多い
GALLERIA XA7C-R47は、フォートナイトを240Hzで楽しめるゲーミングPCです。APEXのおすすめモデルとしても紹介しましたが、安定したリフレッシュレートを希望する人は選択肢に入れてみましょう。
最新のゲームであっても4Kで楽しめることが多いため、フォートナイト以外にもプレイしたいタイトルがある人には特におすすめです。
なお、他にコスパの良いモデルが多い点には注意しましょう。購入する際は、必ず自分の使い方にあっているかを確認する必要があります。
オーバースペックになって、性能を持て余すのはもったいないです。
シージで240hz出るグラボ搭載のおすすめゲーミングPC
シージを240Hzでプレイするのであれば以下のゲーミングPCがおすすめです。
製品名 | グラボ |
GALLERIA ZA9C-R48 | GeForce RTX 4080 |
G-GEAR neo GX7J-P231/ZB | GeForce RTX 4070 |
GALLERIA ZA9C-R48
製品名 | GALLERIA ZA9C-R48 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i9-13900KF |
GPU | GeForce RTX 4080 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB Gen4 SSD |
HDD | なし |
価格 | 454,980円(税込) |
公式HP | 公式HPを見る |
- 負荷の多いゲームでも十分対応できるスペックを搭載
- 現行機で最高のスペックを搭載しているため、長く使える
- 価格に関しては少し手を出しづらい
GALLERIA ZA9C-R48は、PCゲームの中でも比較的必要スペックが高いシージを快適にプレイできるモデルです。
現行機で最高のスペックを搭載しているのも特徴で、一度購入すれば5年程度は買い替える必要はありません。そのため、長く使用したい人にもおすすめのモデルです。
価格は40万円を超えているため少し手を出しづらいものの、とにかく快適な環境を整えたいと考えている人は購入を検討してみてください。
初心者から上級者まで、誰でも満足できる性能となっています。
G-GEAR neo GX7J-P231/ZB
製品名 | G-GEAR neo GX7J-P231/ZB |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700 |
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
HDD | なし |
価格 | 317,800円(税込) |
- ハイクラスモデルの中では比較的安価に購入できる
- 高性能なゲーミングPCの入門モデルとしておすすめ
- 本体のサイズが比較的大きめ
G-GEAR neo GX7J-P231/ZBは、ハイクラスモデルの中では比較的安価に購入できます。十分な性能を搭載していながら安く購入できるため、ハイクラスモデルの入門モデルとして非常におすすめです。
ただし、本体のサイズが比較的大きめな点には注意しましょう。あらかじめ設置場所を確認しておかないと、購入したのにスペースが足りないといったトラブルにつながる可能性があります。
メインメモリが十分にあるため、クリエイティブな作業にも活用できるでしょう。
Valorantで240Hz出るグラボ搭載のおすすめゲーミングPC
Valorantoは低スペックPCでも快適にプレイできるタイトルです。
ただ、240Hz出すとなると、ある程度のスペックは必要です。以下のモデルであればしっかり240Hz以上出せるので、それぞれ解説していきます。
製品名 | グラボ |
GALLERIA XA7C-R47T | GeForce RTX 4070 Ti |
G-GEAR neo GX7J-P231/ZB | GeForce RTX 4070 |
GALLERIA XA7C-R47T
製品名 | GALLERIA XA7C-R47T |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 274,980円(税込) |
公式HP | 公式HPを見る |
- 高いコスパを求める人におすすめの構成
- CPU性能が高く処理も快適に行える
- 構成面に若干弱い部分がある
GALLERIA XA7C-R47Tは、コスパ重視でゲーミングPCを購入したい人におすすめです。VALORANTをプレイするうえではそこまで高い性能は必要ないため、プレイするうえでは一切困りません。
ただし、構成面に若干弱い部分がある点には注意しましょう。使い方によっては、動作面で不満を抱く可能性も考えられます。
とはいえ、不満を抱く箇所が少ないのは事実です。
G-GEAR neo GX7J-P231/ZB
製品名 | G-GEAR neo GX7J-P231/ZB |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700 |
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
HDD | なし |
価格 | 317,800円(税込) |
- 30万円で購入できるモデルとしては高性能
- メインメモリの多さから、動作が安定しやすい
- CPUクーラーの性能はあまり高くない
G-GEAR neo GX7J-P231/ZBは、30万円で購入できるモデルとしては非常に高性能です。特にメインメモリの多さが魅力で、動作が安定しやすいといえるでしょう。
ただし、CPUクーラーの性能はあまり高くありません。そのため、排熱面や冷却面などを加味したうえで、置き場所を決める必要があります。
PCが冷却不足に陥ると、故障につながることもあるため注意しましょう。
グラボでPCを選ぶ際の注意点
グラボは予算内で一番性能の高いものを選ぶのが一番です。
下手に妥協して性能の劣ったモデルを選んでしまうと、思い描いていた環境とは違った風になる場合があります。
もし予算があまりない…という方はドスパラなどのBTOショップで頻繁に開催されるセールを狙うのがいいでしょう。かなり安く購入できます。
特に季節の節目は大型セールが開催されるのでチェック必須です。
「240hz グラボ」についてよくある質問
240Hzのグラボに関するよくある質問として、以下2つの質問を見ていきましょう。
それぞれの疑問について、詳しく解説します。
240Hzの効果・メリットは何ですか?
240Hzに環境を整えることで、敵を追いやすくなったり画面酔いが少なくなったりします。実際にプロとして活動している人のほとんどは240Hzでプレイしているため、環境を整えるのは重要といえるでしょう。
ただし、プロを目指すわけでないなら240Hzでなくても問題ありません。値段を抑えながらPCゲームを楽しみたいと考えているなら、144Hzでプレイできる環境を整えましょう。
せっかくPCゲームを楽しむなら、ある程度のフレームレートは確保しておきたいです。
Valorantは何Hz対応ですか?
PCゲームは、タイトルによってそれぞれ対応しているHzが異なります。そのため、まずはプレイしたいゲームが何Hzまで対応しているのかを確認しましょう。
ここでは、おすすめPCを紹介したゲームタイトルの対応Hzをまとめました。
ゲームタイトル | 最大Hz ※公式発表値 |
VALORANT | 144Hz |
Apex Legends | 144Hz |
フォートナイト | 144Hz |
レインボーシックスシージ | 144Hz |
公式発表値は144Hzですが、設定をすれば240Hz以上でもゲームを楽しめます。
まとめ
ゲーミングPCでは完全に「大は小を兼ねる」が当てはまります。グラボのグレードを一段階上げるだけでも、できることの幅がかなり広がるんです。
買えるのであれば予算内で一番性能の高いモデルを選びましょう。より上位のゲーマーを目指すのであれば性能の高いゲーミングPCは必須です。
ぜひ本記事を参考にして、自分に合ったグラボ選びをしてみてください。
\激安ハイスペックPCはドスパラだけ/