ネオ一眼とは、レンズとカメラが一体型で、数十倍という超高倍率のズームレンズを備えていて、しかも画質が綺麗…そんないいとこ取りのデジタルカメラのことです。
スマホでも綺麗にスナップ写真が撮影できる今日。遠くのモノや、暗い所でも綺麗に撮影したい。そんな需要でカメラを所持する人が増えています。本格的な撮影をしてみたいと考えている方にオススメなのが、ネオ一眼の代表格、SONY Cyber-shot RX10III(DSC-RX10M3)です。
RX10III(DSC-RX10M3)ってどんなカメラ?
一言で表すと、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)界の「最強」カメラです。性能、可搬性、価格のバランスが、これほど高レベルで実現できているカメラも珍しいのではないでしょうか。コストパフォーマンスに優れすぎてもはやコスデジですね。では、どのようなカメラなのかご紹介していきたいと思います。
【性能】コンデジとは思えない圧倒的な望遠&解像度
RX10IIIの特長は、24-600mm(光学25倍)の大口径高倍率ズームレンズを搭載していること。同じく名機と呼ばれているRX100(DSC-RX100)シリーズの光学ズームが3.6倍なので、なんとその7倍もの遠景を手近に撮影できるのです。
そして、気になる肝心の画質ですが、これも約2100画素とコンデジ界でTOPレベルを誇っています。SONYが得意とする積層型CMOSセンサーを搭載。もともと背面照射型を得意するSONYですが、そのセンサーをはるかに凌駕しています。高速で動く被写体に対してのブレが大幅に改善されたので、スポーツや鉄道の撮影にも問題なく対応。センサーサイズも1.0型と大きめなので、比較的暗い場所でもノイズを低減したままの撮影が可能です。
【可搬性】一眼レフでは実現不可能なサイズ感を実現
RX10IIIの重量は1095g(バッテリー込み)です。一眼レフの本体重量は機種によりますが、入門レベルで500g以上、セミプロ・ハイアマチュアレベルで800g以上。
一眼レフもカメラ単体だとそこまで重くないのですが、問題はズームレンズが重いこと。例えば、TAMRONの超望遠ズームレンズ「SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2」だと2kg。SIGMAの望遠ズームレンズ 「Contemporary 150-600mm F5-6.3」になると、なんと2.72kgにも。上記のことから約1/3の重さで持ち歩くことが可能であることが分かると思います。
一眼レフの場合は使用用途に応じて複数のレンズを持ち歩く必要があります。RX10IIIはカメラ本体だけでミクロからマクロまで幅広く対応できるマルチカメラなのです。
【価格】このレベルで安価で買えるのは良すぎる・・・
RX10III(DSC-RX10M3)の後継機種、RX10IV(DSC-RX10M4)が発売されていますが、主な違いはオートフォーカスが改善されていること、タッチパネルに対応したこと。望遠で対象が高速で移動するものを撮影したい、タッチパネルを使いたいという方でなければ、RX10IIIでも全然OK、ということになります。
RX10IVの中古とRX10Ⅲの新品が似たような価格帯なのが分かると思います。
カメラなどの精密機器は新品で購入した方が保証なども効くので新品で購入することを断然オススメしています。
また、1.0型センサー、600mm望遠のコンデジとしては、PowerShot G3 Xがあります。
こちらは2019/02/28現在 、80000円付近とかなり安いカメラですが、EVファインダーが無い、4K動画が撮れない、レンズの開放F値、シャッタースピード等がRX10 IIIより劣っている等、性能面で妥協しなければいけない部分が多い印象があります。動画も撮りたいっていう方にはあまりオススメはできません。
まとめ RX10 III(DSC-RX10M3)はできる子。
旅行などでカメラを持って行きたいけど一眼カメラを持っていくとなるとレンズなどアクセサリで荷物が膨らみますが、RX10Ⅲならこの1つだけバッグに入れるだけなのでミニマムに荷造りをすることが可能ですね。
また一眼カメラに比べレンズを買い揃える必要がないので費用も大幅に抑えることができます。なるべく荷物を最小限に旅をしながらそれなりの写真を撮りたいという方にはこのカメラは非常にマッチするのではないでしょうか?
いかがでしたか?次回以降、実際にRX10IIIで撮影した写真や動画を参考に、機能面などもレビューしていきますので楽しみにしていてくださいね!
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