2019年3月に発表され、4月12日に発売されたSonyのRX0IIですが、各自で完売状態になっており現在多くのオンラインショップで取り寄せとなっています。
初代RX0の時は、GoProなどの影に隠れてあまり話題となっておらず、RX0を街中で見かけることもありませんでした。したがって、まさか二代目が出るとは思っていませんでしたが、初代と比べると見違えるほどのアップデートを施され出てきました。
RX0IIの概要
RX0シリーズは「小型スチルカメラ」という部類で販売されているカメラです。アクションカメラの雄であるGoProなどのサイズ感や見た目や防水性などは似ているので混同されがちですが、Sonyの開発者の方も述べていますが、「アクションカメラ」ではありません。あくまでも、写真を撮ることを目的とした「スチルカメラ」です。
したがって、GoProの代わりに使うという使い方を想定していれば手振れ補正などの機能面で少しがっかりすることだと思います。そうして、そのような勘違いから4Kが撮影できなかったり、手振れ補正機能がなかった初代RX0はあまり評価されませんでした。
しかし、二代目では電子手振れ補正を搭載し、4K動画撮影機能を備え、チルト式モニタも搭載して戻ってきました。これによって、さらに汎用性の高いカメラに仕上がりました。
RX0IIのスペック
基本スペックは以下のようになっています。
- イメージセンサー:センサータイプ 1.0型(13.2mm x 8.8mm) Exmor RS CMOSセンサー、アスペクト比3:2
- 総画素数:約2100万画素
- 有効画素数:約1530万画素
- レンズタイプ:ZEISS テッサー T*レンズ
- F値(開放): F4.0
- 焦点距離:f=7.9mm
- 画角(35mm判相当):84°(24mm)
- 撮影距離:約20cm-∞
- モニタータイプ:1.5型(4:3)
- 手ブレ補正機能:電子式
- フォーカスモード:オートフォーカス(AF-S)、プリセットフォーカス、マニュアルフォーカス フォーカスエリア:ワイド(25点自動測距)、中央、フレキシブルスポット(S/M/L)、拡張フレキシブルスポット
- 防水 :IPX8相当
- 防塵 :IP6X相当
(参照:Sony RX0IIホームページhttps://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX0M2/spec.html))
RX0IIの魅力
先ほどの基本スペックの項ではホームページから注目すべき点を抜粋しました。
次からは、それをもとにしてより細かくRX0IIの魅力に迫っていきます。
- 1インチセンサー
- 最短撮影距離20cm
- 手振れ補正
- オートフォーカス
- 180度チルト可動式液晶モニター
- 小型・堅牢性
1インチセンサー
RX0シリーズは「スチルカメラ」と称しているだけあって、センサーサイズが人気のコンパクトデジタルカメラのRX100シリーズと同じく1インチのセンサーを採用しています。
一般的にセンサーサイズが大きければその分解像度が高くなるといわれています。よく比べられがちなGoProやOsmo Pocketなどの小型カメラのセンサーは1/2.3型センサーが採用されています。これと比べると1インチセンサーは約4倍の大きで、その分画質が良くなります。
最短撮影距離20cm
初代RX0の一番の不満点として挙げられていたのが、最短撮影距離です。RX0の最短撮影距離は50cm。例えばテーブルの上のものを撮る際には、50cm離れなければいけません。さらに、レンズが広角なので、初代RX0で物撮りをすると全く何を撮りたいのかわからないという写真になってしまいました。
しかし、RX0IIでは最短撮影距離が20cmと大幅に狭まり、料理を撮る際などにも利用できるようになりました。
手振れ補正
初代RX0は手振れ補正を搭載しておらず、手持ちで動画を撮るとその小型ボディも相まってかなりブレブレの動画になってしまっていました。しかし、二代目からは電子手振れ補正を搭載しました。
さらに、モバイルアプリとの連携で、動画を送信したり編集もできるようになりました。そのモバイルアプリでできることの一つとして手振れ補正があります。この手振れ補正機能を使うと画角が狭まってしまいますが、その分よりスムーズな動画を記録することができます。
オートフォーカス
初代RX0はオートフォーカスがなく、プリセットフォーカスのみでした。プリセットフォーカスとは、あらかじめ焦点距離のプリセットがあり、撮影したい対象との距離を見積もってプリセットを選ぶという方法でした。風景写真を撮る場合は大体無限遠でよかったのですが、不便なシーンもありました。
しかし、RX0IIからはオートフォーカスが搭載され、さらに気軽に撮影に臨めるようになりました。これも大きな改善点です。
180度チルト可動式液晶モニター
さらに、自撮りや角度がきついときに重宝する可動式モニターが搭載されました。4K動画が撮影できるということや、電子手振れ補正を搭載したということと相まって、より動画撮影にも強いカメラに生まれ変わりました。
小型・堅牢性
このカメラの魅力的な点の一つとして限りなく小型で、しかも頑丈ということです。実物を触ってもらえばわかりますが、カメラの繊細な感じは全くなく、とにかく頑丈にできているように感じます。
さらに、10mの防水性能、2mの落下耐性も付いているので、様々なアクティビティに使用することができます。
まとめ
初代RX0も小型で頑丈、さらに画質もよく「隠れた名機」でしたが、今回発売された二代目に施されたアップデートでようやく「名機」となった印象です。
初代でユーザーが感じていた最短撮影距離の問題や、フォーカスの問題、手振れ補正の問題をしっかりと改善し、おまけに可動式モニターを付けて発売するという素晴らしいアップデートをしてくれたと思います。これによって、初代がニッチだったのに対して二代目はより汎用的で便利なカメラに生まれ変わりました。
RX0IIは日常的に持ち歩くのにも、旅行や登山などのアクティビティに使うのにも適したいいカメラになったという印象です。