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【初心者でも撮れる】風景写真の撮り方のコツ ~見る人に迫力や感動を伝えるには~

風景写真の撮り方のコツ

普段から風景写真を撮っている方の中で、綺麗な場所を見つけ、いざ写真を撮ってみるとそこまで綺麗ではない
思っていたのとは何か違う。

と感じる時はありませんか?

肉眼で見ると綺麗なのに、なぜ写真を撮るとそこまで綺麗ではないのか…?

今回はそんな風景写真を撮影する際のポイントをいくつかご紹介したいと思います。

風景写真といっても、ただ適当に写真を撮っていてはせっかくの絶景が台無しです。
SNSなどで多くの方を魅了する写真には様々なテクニックやその撮影者が何を見せたいのかを考えに考えた経緯などが隠されています。

そういった写真と、ただカメラを構えて何も考えずに撮られた写真の大きな違いは「構図・フレーミング・カメラアングル」、いわゆる構図力の違いです。それぞれの撮影シーンごとに適した見せ方をすることにより、写真はより美しいものへ変化していきます。

構図の種類

構図には様々な種類がありますが、今回は基本的な構図をいくつかご紹介します。

  • 日の丸構図
  • 三分割構図
  • 対角線構図
  • シンメトリー構図
  • 三角構図
  • 放射線構図
  • 曲線構図

それぞれの写真に適した構図

日の丸構図


構図の代表ともいえる日の丸構図、真ん中に大きく被写体をもってくることで
被写体をより目にとまりやすいようにします。

三分割構図


画面を9つのブロックに分け、それぞれの線の交点に被写体をもってくること
により、空きの空間ができ抜け感のある写真になります。

また被写体の目線の先を空き空間にすることにより、目線を誘導して、その先に何があるのかを想像させることもできます。

対角線構図


被写体を対角線上に配置することでバランスのとれた写真に仕上がります。
料理系の写真で使われることが多いです。

シンメトリー構図


左右対称となる為、写真に安定感がでます。左右対称だけでなく、水平も
きちんととる必要があります。

三角構図


シンメトリー構図と同じく安定感がだせる構図の1つです。
基本的には高さのあるビルやタワーなどを撮影する際によく用いられます。

放射線構図


複数の線が放射状に伸びるように配置することで広がりやスピード感、
迫力を表現することができます。

奥行きのある撮影シーンに最適です。

曲線構図


画面の中でS字やC字などを作り出すことで、見ている人の視線を曲線へ
誘導し、奥行き感を出すことができます。また、曲線があることにより、
穏やかさや柔らかさも出すことができます。

構図以外で気をつけること

風景写真で構図は一番に大事ですが、その次に大事なのは奥行き感を出すことです。
特に広角レンズを使用した場合は写真に写る情報量が多くなりますので、写真に
奥行き感が出づらくなってしまいます。

そこで気を付けるポイントとしては、「前景・中景・後景」の3つの要素を入れることです。
この3つを入れることにより写真に奥行き感が出て、より迫力のある吸い込まれそうな立体的な写真になります。

下記の写真では前景として展望台、中景として山と防波堤、後景として空と太陽を
配置しています。

カメラの設定は?

カメラの設定は基本的には絞り優先モード(Aモード)で撮影します。
F値も開放ではなく、全体的にピントを合わせていくので、F8~F11ぐらいまで
絞って撮影すると良いです。あとはカメラが適正露出を測ってくれるのでそのまま撮影するだけです。

測光を自在に操る

絞り優先モード(Aモード)で撮影する際はカメラが指定したF値によってシャッタースピードとISO感度をコントロールして露出を決めています。
その適正露出を決める際に画面のどこを明るさが適正露出になるようにするかを
決めるのが測光モードです。

測光モードにも種類があり、画面に写るすべての明るさが適正になるようにするものや、ピンポイントで場所を指定するものなどあります。

コントラストの強い場所での撮影などではこの測光モードを駆使してどこを優先的に適正露出にするのか決める必要があります。

最終的な露出の設定

最終的にシャッターを切った段階で、撮れた写真が明るすぎたり、暗すぎる場合は露出補正ダイヤルを使用して微調整します。

上記の測光ポイントを変更することでこの問題を解決する場合もありますが、露出補正ダイヤルで調整した方が断然早いです。

最低限必要な機材

風景写真を撮る際は、いつどこでどのような場面と出会えるかわかりません。
その為、レンズに関しては、標準ズームレンズ1本でも良いのですが、超広角系の単焦点レンズや望遠ズームレンズもあると安心です。

その他の機材としては三脚はもちろんのこと、PLフィルターやNDフィルターといったものもあれば撮影の幅は広がります。

PLフィルターは水面などの表面の反射を抑える効果があり、コントラストの
強い撮影シーンで使用します。

NDフィルターは、わかりやすくいえばレンズに装着するサングラスのような
ものです。

これを装着することにより昼間などの明るい場合でもスローシャッターを使用して、水の流れなどを絹の糸のように表現することができます。

 

 

まとめ

風景写真を上手に撮るには、ここを切り取れば綺麗な写真になるという感性ももちろん大事ですが、構図やアングルなどを工夫して、いかにその景色を美しく撮ることができるかを知識として知っておく必要があります。

はじめは中々理解するのが難しいかもしれませんが、構図がわかってくると、「この人の写真はこの構図で撮っているからより綺麗に見えるんだ」ということがわかってくるので、他人の写真を見ることもまた1つの勉強になります。

今ではSNSなどでプロの方の写真が見れる時代ですので、色々な人の写真を見てその技術を自分のものとし、センスを磨いていくことが大事になります。

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