UE5(アンリアルエンジン)は、2022年4月5日にリリースされたゲームエンジンです。
誰でも無料でゲーム制作に取り組めることから、試しにやってみようと考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、UE5(アンリアルエンジン)の利用を考えている人向けに、以下の4点を解説しています。
- UE5(アンリアルエンジン)の動作環境とPCのスペック
- UE5におすすめクリエイター(ゲーミング)PCの選び方
- UE5(アンリアルエンジン)におすすめのクリエイター(ゲーミング)PC
- UE5(アンリアルエンジン)の推奨スペックに関するよくある質問
スペック不足でUE5(アンリアルエンジン)が動かないことがないよう、ぜひ参考にしてください。
UE5(アンリアルエンジン)の動作環境とPCのスペック
UE5(アンリアルエンジン)動作させるには、発表されているスペックを満たしたPCを利用しなければなりません。
まずはどの程度のスペックが必要なのかについて、詳しくみていきましょう。
UE5(アンリアルエンジン)の推奨動作環境
UE5(アンリアルエンジン)を動作させるのに推奨されているPCスペックは、以下の通りです。
OS | Windows 10 64-bit version 1909 revision .1350 以上、または 2004 / 20H2 revision .789 以上 |
---|---|
CPU | Quad-core Intel または AMD、2.5GHz 以上 |
メモリ | 8GB |
GPU | DirectX 11 または DirectX 12 対応のグラフィックカード |
ストレージ | SSDを推奨 |
スペック表を見るだけであれば、そこまで高性能なPCを必要としません。しかし、上記はあくまでもUE5(アンリアルエンジン)を最低限動作させられるスペックです。
作るゲームによって、動作に不満を抱くかもしれません。
おすすめのUE5(アンリアルエンジン)の必要動作環境
UE5(アンリアルエンジン)で快適にゲーム制作したいなら、以下のスペックを搭載したPCを用意したいところです。
OS | Windows 10 64bit以上 |
---|---|
CPU | Corei7以上が望ましい |
メモリ | 16GBを推奨 |
GPU | RTX2080もしくはRadeon5700XT以上を推奨 性能が高くて困ることはない |
ストレージ | SSDを推奨 |
全体的なスペックで見ると、ミドルスペック~ハイスペックのPCを用意しておけば安心といえるでしょう。
高性能なPCであれば、その分動作が快適になります。
UE5におすすめクリエイター(ゲーミング)PCの選び方
UE5(アンリアルエンジン)の動作を不満なく快適に動作させたい場合は、ハイスペックモデルに分類されるクリエイター・ゲーミングPCがあると安心です。
特にグラフィックボードとCPUに関しては、可能な限り高性能なモデルを選ばないと後悔してしまいます。PCスペック選びに失敗しないよう、意識しておくべきポイントは以下の3つです。
それぞれのポイントをチェックし、UE5(アンリアルエンジン)を快適に動作させましょう。
GPUはRTX 3070以上がおすすめ
グラフィックボードについては、RTX3070以上のモデルを用意しましょう。快適に動作させるためには、ハイエンドモデルと同等のスペックが必要になります。
グラフィックボードのスペックが足りない場合は、映像の処理がうまくいかず、カクつきや映像飛びを起こしてしまう可能性が高いです。
UE5(アンリアルエンジン)使用中に不満を抱かないためには、GPUにはこだわるべきといえます。
グラフィックボードの性能を高くすれば、3Dモデルの描写もよりきれいになります。
最新のレイトレーシングなどを快適に行いたい場合はRTX3080以上が必要になる
UE5(アンリアルエンジン)でレイトレーシングを快適に行う場合は、RTX3080以上が必要です。
基本的に3DCGのレイトレーシングを行う場合、グラフィックボードに大きな負荷がかかります。これは3Dモデルの描写はもちろん、影や水面などの描写がより鮮明になるためです。
グラフィックボードの性能が低いと、描写の負荷に耐え切れません。場合によっては、UE5(アンリアルエンジン)のソフト自体が落ちてしまう可能性も考えられます。
きれいな映像を楽しむからこそ、高性能なGPUを用意しましょう。
CPUは最低でもcore i7以上
CPUについては、最低でもCore i7以上のものを用意しましょう。グラフィックボードはもちろんですが、処理を快適かつ高速に実行するためには、CPU性能も重要です。
加えて、並行作業をする場合には、メモリの容量も重要視されます。必要スペックでは8GBとなっていましたが、16GB以上のメモリを用意して、メモリ不足に陥らないようにしましょう。
CPUやメモリの性能が充実していれば、その他の動作も快適になります。
UE5(アンリアルエンジン)におすすめのクリエイター(ゲーミング)PC
UE5(アンリアルエンジン)用にクリエイター・ゲーミングPCを用意するなら、以下4つのモデルを選んでおけば安心です。
- raytrek XV|コスパを考える方におすすめ
- raytrek 4CHF|3DCGを快適に動かしたい方におすすめ
- GALLERIA XA7C-R37|ゲームをよくする人向け
- GALLERIA ZA9C-R47T|最高スペックでゲーム制作を行いたい人におすすめ
各モデルのスペックや特徴をチェックして、自分に合ったものを見つけてください。
raytrek MV|コスパを考える方におすすめ
CPU | Intel Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4060 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
価格 | 175,980円(税込) |
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- 20万円で購入できるハイミドルエンド
- メモリも16GBと充実
- 外観のデザイン性は高くない
「raytrek MV」は、20万円弱で購入できるミドルエンドのクリエイター向けPCです。コスパの高さが評価されており、UE5(アンリアルエンジン)にも十分なスペックを搭載しています。
メモリも16GB搭載されているため、メモリ不足に悩むことはまずないでしょう。
ただし、ゲーミングPCではないため外観はシンプルなものとなっています。そのため、見た目重視の人にはあまりおすすめできません。
ゲーミングPCで同等のスペックを購入しようとすると数万円高くなるため、お得なことは間違いありません。
raytrek 4CHF|3DCGを快適に動かしたい方におすすめ
CPU | Intel Core i9-13900F |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 8GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
価格 | 309,979円(税込) |
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- CPUにCore i9搭載
- GPUも十分で快適な処理が期待できる
- ストレージが少なく感じる場面があるかも
「raytrek 4CHF」は、CPUにCore i9を搭載しているのが特徴のクリエイター向けPCです。CPUの性能が高いため、なにをしても処理不足を感じません。
GPU性能も十分で、RTX 4070があれば3Dの処理に不満を抱くことは無いでしょう。ただし、レイトレーシングの利用は難しいです。
ストレージ面以外は、十分におすすめできるモデルです。
GALLERIA XA7C-R47|ゲームをよくする人向け
CPU | Intel Core i7-13」700F |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
価格 | 239,980円(税込) |
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- 1TBのストレージを搭載
- ゲーミングPCとして十分なスペック
- コスパはあまりよくない
UE5(アンリアルエンジン)への使用はもちろん、ゲームも快適にプレイしたいのであれば、「GALLERIA XA7C-R47」がおすすめです。
ゲーミングPCとして十分なCPU・GPUのスペックを搭載しており、現行のゲームが快適に遊べます。また、ストレージも1TBを標準搭載しているため、しばらくはストレージ不足に悩まないでしょう。
ただし、コスパはあまり高くありません。あくまでもUE5(アンリアルエンジン)+PCゲームのどちらにも使う場合におすすめのゲーミングPCです。
ゲーミングPC初心者なら、本PC程度のスペックは用意しておきましょう。
GALLERIA ZA9C-R47T|最高スペックでゲーム制作を行いたい人におすすめ
CPU | Core i9-13900KF |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB Gen4 NVMe SSD |
価格 | 364,980円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
- 文句なしのハイエンドモデル
- ゲームはもちろん、クリエイティブな作業も快適
- 性能がよいため、高価になっている
とにかく最高の環境でUE5(アンリアルエンジン)を使ったゲーム制作をしたいなら、「GALLERIA ZA9C-R47T」を購入しましょう。
ゲームはもちろん、クリエイティブな作業も快適に進められます。仮に配信活動に取り組みたい場合も、スペックが足りなくなることはありません。
なお、価格は364,980円(税込)と高額です。決して安い買い物ではないため、用途に対してスペックを持て余さないかは必ず確認しましょう。
ハイエンドモデルを探しているなら、購入して損はありません。
UE5(アンリアルエンジン)の推奨スペックに関するよくある質問
UE5(アンリアルエンジン)の推奨スペックについて調べてみると、以下の疑問を抱いているユーザーが多く見られました。
UE5(アンリアルエンジン)用のPCを購入する前に、疑問を解消しておきましょう。
UE5(アンリアルエンジン)はノートパソコンでできる?
結論として、UE5(アンリアルエンジン)はゲーミングノートパソコンやクリエイター向けノートパソコンなど、十分なスペックを搭載している場合のみ可能です。
ただし、基本的にはおすすめできません。というのも、ノートパソコンの場合は負荷の影響が大きいためです。
どうしてもノートパソコンでUE5(アンリアルエンジン)を使いたいなら、「raytrek R7-ZF」を利用しましょう。
製品名 | raytrek R7-ZF |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i9-12900H |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti 8GB + インテル Iris Xe グラフィックス |
マザーボード | CPU内蔵マザーボード |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB Gen4 NVMe SSD |
HDD | 非搭載 |
電源 | ACアダプター (230W) リチウムイオンバッテリー (約6.6時間 JEITAバッテリー動作時間測定法 Ver. 2.0) |
光学ドライブ | 非搭載 |
価格 | 299,979円(税込) |
UE5(アンリアルエンジン)の導入方法は?
UE5(アンリアルエンジン)を導入したいなら、以下の方法で進めましょう。
- Epic Games アカウントを作成
- Epic Games Launcherをインストール
- UE5(アンリアルエンジン)のダウンロードおよびインストール
導入に難しい手順はありません。
UE5(アンリアルエンジン)の機能を使うにはどれくらいのスペックが必要?
UE5(アンリアルエンジン)では、新機能のLumenのレイトレーシングが追加されました。この機能を使うためには、最低でも以下のGPUが必要です。
- RTX2000番台
- AMD RX6000番台
上記の中でもグレードの高いものを用意すれば、その分快適に動作することを覚えておきましょう。
RTXの場合は、3000番台を用意しておけば快適に動作します。
UE5(アンリアルエンジン)の推奨スペックまとめ
今回はUE5(アンリアルエンジン)の推奨スペックについて、以下の内容を解説しました。
- UE5(アンリアルエンジン)の動作環境とPCのスペック
- UE5におすすめクリエイター(ゲーミング)PCの選び方
- UE5(アンリアルエンジン)におすすめのクリエイター(ゲーミング)PC
- UE5(アンリアルエンジン)の推奨スペックに関するよくある質問
結論として、UE5(アンリアルエンジン)を快適に動作させるには最低でもミドルエンド、可能な限りハイエンドのPCが必要です。
特にCPUやGPUなど、ゲームの処理に関わる部分はこだわって選びましょう。
この記事で紹介した内容をもとに、ぜひ快適な環境でUE5(アンリアルエンジン)でのゲーム制作に取り組んでください。
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