ゲーミングイヤホンはFPSタイトルをプレイする方なら必須のアイテムです。
ゲーム中の索敵はもちろん、ダイナミックな演出を楽しむために役立ちますが、ゲーミングイヤホンは数千円の商品から数万円するものまでさまざまあります。
そこで今回はコスパ重視でおすすめのゲーミングイヤホンを6つご紹介します。
- 小さい音を聞き逃さないカナル型
- 遅延の少ない有線型
- マイクはプレイスタイルに合わせる
FPSではゲーミングイヤホン選びが重要
2017年は日本が「eスポーツ元年」を迎え、Youtube市場の伸びに伴って「プロゲーマー」が脚光を浴びる年となりました。
今でこそ韓国やアメリカが主な市場となっていますが、2021年現在においては日本でeスポーツが再燃するタイミングを多くのプレイヤーが待ちわびています。
- APEX
- Rainbow Six Siege(シージ)
- PUBG
- Fortnite(フォートナイト)
以上に紹介した人気の高いFPS/TPSタイトルを存分に楽しむためにはゲーミングイヤホンが必須です。
しかしながら、単に性能の高いゲーミングイヤホンを用意すればいいわけではなく、プレイスタイルや耳の形に合わせて最適なゲーミングイヤホンを選ぶ必要があります。
FPSでゲーミングイヤホンをおすすめする理由
そこでまずは、FPSでゲーミングイヤホンを使用すべき理由から再確認していきましょう。
ヘッドホンよりも使い勝手が良い
ゲーミングイヤホンはヘッドホンと比べて小回りが利き、使い勝手が良いです。
カナル式のゲーミングイヤホンは遮音性が高く細かい音まで聞けます。頭を大きく動かしてもズレることなく、首や肩が疲れることもありません。
普通のイヤホンよりも音が把握しやすい
ゲームに特化したゲーミングイヤホンは、一般的なイヤホンよりも敵の索敵に向いています。
ゲーミングイヤホンは「立体音響機能」や「サラウンド機能」と呼ばれるような、音の定位感を底上げする機能が搭載されています。
定位感の高いゲーミングイヤホンを購入することで、銃声や足音がどの方角から聞こえて来たのか、敵との距離感がつかみやすくなります。
マイクが搭載されているものが多い
また、ゲーミングイヤホンにはボイスチャットに便利なマイクが搭載されています。
マイク付きのゲーミングイヤホンを選べばボイスチャット用のマイクを別途購入する必要もないため、コスパ良くゲーミング機材を揃えることができます。
FPS向けゲーミングイヤホンの選び方
次に、FPS向けゲーミングイヤホンの選び方についても見ていきましょう。
音の定位感がしっかりしているか
まずは音の定位感に優れているかどうか、ゲームプレイに足る機能性があるかどうかを確認しましょう。
ゲーミングイヤホンの定位感はAmazonや楽天の購入者レビューを参考にすることで推しはかることができます。足音や壁にぶつかった音を聞き分けられるか、方向をしっかり把握できるか確認しましょう。
インナーイヤー型かカナル型か
ゲーミングイヤホンにはインナーイヤー型とカナル型のモデルがあります。
インナーイヤー型ゲーミングイヤホンの特徴
インナーイヤー型イヤホンは、耳の表面にイヤホンをひっかけて装着するタイプの商品です。長時間の装着に向いていて、耳の疲れや圧迫感を感じないままゲームを楽しめます。
一方で、耳との接着面が少ないため、外れやすいデメリットもあります。
音漏れもしやすく、カナル型イヤホンと比べて細かい音の表現を聞き分けることができません。
メリット
- 長時間のプレイでも耳が疲れない
- 外の音も聞くことができるため、プレイ中に外から呼ばれても対応できる
デメリット
- カナル型イヤホンと比べて細かい音の聞き分けができない
- 耳との接着面が少ないため外れやすい
カナル型ゲーミングイヤホンの特徴
カナル型のゲーミングイヤホンは、耳栓型のイヤースピースを耳の中に入れるようにして装着します。
インナーイヤー型のゲーミングイヤホンと比べて外れにくく、低音や細かい音の描写が聴き取りやすいことが特徴です。
メリット
- 細かい音の聞き分けに優れており、ゲーミング向け
- 遮音性が高いため、ゲームに没頭できる
- ゲームタイトルの臨場感をより味わうことができる
デメリット
- 耳が疲れやすく、長時間のプレイに向かない
- 耳の構造上、カナル型イヤホンが合わない方もいる
有線か無線か
イヤホンには有線タイプと無線タイプがありますが、ゲームプレイ映像と実際に耳に伝わる音の遅延を考えると有線型のゲーミングイヤホンにするべきです。
最近はゲーミングイヤホンの性能やBlue toothの技術が向上したこともあり、無線イヤホンの遅延問題も解消されましたが、それでも微々たる遅延や接続の不安定さが否定できません。
ゲーミング用にイヤホンを用意する方なら有線タイプのイヤホンを選ぶことをおすすめします。
FPSにおすすめの良コスパゲーミングイヤホン
それでは、FPSにおすすめのゲーミングイヤホンを6つご紹介します。
商品名 | おすすめ度 | メーカー | タイプ | 接続方式(プラグ) | ケーブル長 | マイクの有無 | 周波数 | インピーダンス | 価格 |
XROUND AERO XRD-XA01 | ★★★★★ | Xround | カナル型 | 3.5mm4極 | 記載なし | 搭載 | 20Hz~40,000Hz | 20Ω | 11,500円 |
Immerse GH10 | ★★★★★ | MSI | カナル型 | 3.5mm4極 | 掲載なし | 搭載 | 20Hz~20,000Hz | 16Ω | 4,980円 |
SHURE SE215 | ★★★★★ | SHURE | カナル型 | 3.5mm4極 | 116cm | 搭載 | 記載なし | 記載なし | 11,700円 |
SHURE AONIC 3 | ★★★★★ | SHURE | カナル型 | 3.5mm4極 | 127cm | 非搭載 | 22Hz~18,500Hz | 記載なし | 19800円 |
Bose Quiet Comfort20 | ★★★★★ | Bose | インナーイヤー型 | 3.5mm4極 | 130cm | 搭載 | 記載なし | 記載なし | 27,000円 |
ゼンハイザー IE40 pro | ★★★★★ | ゼンハイザー | カナル型 | 3.5mm4極 | 130cm | 非搭載 | 20Hz~18,000Hz | 20Ω | 11,650円 |
XROUND AERO XRD-XA01
まずはXROUND社が提供しているAEROシリーズの、XRD-XA01です。
このゲーミングイヤホンはゲームプレイヤーのことを徹底的に考慮して制作された商品で、特に定位感に優れています。
高価格なハイエンドモデルのイヤホンは、音楽鑑賞に特化している場合が多く、ゲーミング用には少々オーバースペックでコストパフォーマンスが悪い側面があります。
XROUNDのAEROシリーズは周波数をゲーミング向けに最適化したモデルのイヤホンであるため、ゲームプレイを楽しみつつ普段使いのイヤホンとして音楽鑑賞もしたい方におすすめです。
商品名 |
XROUND AERO XRD-XA01
|
おすすめ度 | ★★★★★ |
メーカー | Xround |
タイプ | カナル型 |
接続方式(プラグ) | 3.5mm4極 |
ケーブル長 | 記載なし |
マイクの有無 | 搭載 |
周波数 | 20Hz~40,000Hz |
インピーダンス | 20Ω |
特徴 |
ゲーム音声の聞き分けに特化
|
価格 | 11,500円 |
Immerse GH10
続いてMSI社が販売するImmerse GH10です。
こちらも先に紹介したXROUNDのAEROシリーズと同じくゲームプレイに最適化されたゲーミングマウスですが、よりグレードの低いモデルとなっています。
その分手出ししやすい価格に設定されており、学生の方やゲーミングデバイスにあまりお金をかけたくない方にはおすすめの商品です。
Immerse GH10はカナル型イヤホンですが、イヤーピースを深くはめ込まなくても耳にフィットする設計が為されており、長期間のゲームプレイでも疲れにくいです。
また、有線イヤホンのケーブルも絡みにくく設計されているため、ゲームプレイ中もコードが気にならない仕組みになっています。
商品名 | Immerse GH10 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
メーカー | MSI |
タイプ | カナル型 |
接続方式(プラグ) | 3.5mm4極 |
ケーブル長 | – |
マイクの有無 | 搭載 |
周波数 | 20Hz~20,000Hz |
インピーダンス | 16Ω |
特徴 |
取り外し可能なマイクセット付き
|
価格 | 4,980円 |
SHURE SE215
次に、6万円台ものハイエンドモデルのイヤホンを提供するSHUREが開発したコストパフォーマンスの高いSE215です。
こちらは2018年夏に開催されたVGP(国内最大級のオーディオ&ビジュアルアワード) で金賞を受賞している商品で、ワイヤーフォームフィットのおかげで装着時の安定感も抜群です。
(知る人ぞ知るイヤホンメーカーのSHUREはVGPで毎年金賞を受賞しています。)
詳細なスペックは公開されていないものの、ハイエンドモデルのイヤホンを多く手掛けるSHUREの商品だと言うことで品質も信用できます。
SHUREのSE215は「コストパフォーマンスが高い」と評判で、長きに渡って人気を誇っています。
商品名 | SHURE SE215 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
メーカー | SHURE |
タイプ | カナル型 |
接続方式(プラグ) | 3.5mm4極 |
ケーブル長 | 116cm |
マイクの有無 | 搭載 |
周波数 | 記載なし |
インピーダンス | 記載なし |
特徴 | コストパフォーマンスの高い価格 |
価格 | 11,700円 |
SHURE AONIC 3
前述のイヤホンメーカーであるSHUREがお好きな方であれば、よりサウンドクオリティを突き詰めたAONICシリーズがおすすめです。
SHUREのAONICシリーズは最大37dBもの騒音を排除できる遮音性に最大の特徴があり、周囲の環境音を無視してゲームプレイに没入したい方にはおすすめです。もちろん、ゲーミングマウスとして利用するには十分すぎる音質も出力できます。
同シリーズでは「AONIC4」や「AONIC5」の上位版モデルも販売されていますが、こちらは音楽アーティスト向け商品であるため、ゲーミングイヤホンとしてはオーバースペックだと判断しました。
商品名 | SHURE AONIC 3 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
メーカー | SHURE |
タイプ | カナル型 |
接続方式(プラグ) | 3.5mm4極 |
ケーブル長 | 127cm |
マイクの有無 | 非搭載 |
周波数 | 22Hz~18,500Hz |
インピーダンス | 記載なし |
特徴 |
周囲の騒音を37dB遮断
|
価格 | 19,800 |
Bose Quiet Comfort20/20i
インナーイヤー型でおすすめのゲーミングイヤホンなら、BoseのQuietComfort20という有線イヤホンがおすすめです。
インナーイヤー型のイヤホンは本来ゲームプレイには不向きですが、Boseのノイズキャンセリング技術によってどんなに小さな音も取りこぼすことなく聞き分けることができます。
したがってBoseのQuietComfortはインナーイヤー型イヤホンの着け心地とカナル型いイヤホンの遮音性/集音性を両立した商品だと言えます。
一方で、値段が少々高く、常に品薄状態というデメリットもありますが、カナル型イヤホンが苦手な方におすすめしたいゲーミングイヤホンです。
商品名 |
Bose Quiet Comfort20
|
おすすめ度 | ★★★★★ |
メーカー | Bose |
タイプ | インナーイヤー型 |
接続方式(プラグ) | 3.5mm4極 |
ケーブル長 | 130cm |
マイクの有無 | 搭載 |
周波数 | 記載なし |
インピーダンス | 記載なし |
特徴 |
ノイズキャンセリング機能搭載
|
価格 | 27,000円 |
ゼンハイザー IE40 pro
ゼンハイザーもSHUREと同じくハイエンドモデルのイヤホンを取り扱うオーディオメーカーで、多くの人が手を出しやすい廉価版モデルである IE40 pro を販売しています。
しかしながら、これまでに紹介したゲーミングイヤホンと比べて秀でている点に欠ける点も事実です。
IE40 proの商品自体は素晴らしく、音楽を楽しむことに特化している商品であるため、今回はゲーミング目的だけではなく普段使いのイヤホンとして活用したい商品としてご紹介しました。
商品名 |
ゼンハイザー IE40 pro
|
おすすめ度 | ★★★★☆ |
メーカー | ゼンハイザー |
タイプ | カナル型 |
接続方式(プラグ) | 3.5mm4極 |
ケーブル長 | 130cm |
マイクの有無 | 非搭載 |
周波数 | 20Hz~18,000Hz |
インピーダンス | 20Ω |
特徴 | アーティスト向けハイエンドイヤホンメーカーの商品 |
価格 | 11,650円 |
FPSにおすすめのゲーミングイヤホンまとめ
今回はFPSにおすすめで、コストパフォーマンスの高いゲーミングイヤホンを6つほどご紹介しました。
ゲーミングイヤホンとして選ぶべき商品は、小さい音を聞き逃さいカナル型イヤホンかつ、遅延の少ない有線型イヤホンをおすすめします。
カナル型イヤホンが耳に合わない方なら、ノイズキャンセリング機能が搭載されているインナーイヤー型イヤホンを購入することをおすすめします。
- 小さい音を聞き逃さないカナル型
- 遅延の少ない有線型
- マイクはプレイスタイルに合わせる
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