RTX3090は、現行のグラフィックボードで最高性能のモデルです。ゲームのプレイはもちろん、クリエイティブな作業にも困りません。
しかし、実際に購入するにあたって「どのような環境で使うべきか」「どのような用途であれば持て余さないのか」が気になる人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、この記事では以下5つの項目を徹底調査しました。
RTX3090を購入するなら、いずれもチェックしておきたいポイントばかりです!
RTX3090とは
RTX3090は、2020年9月20日に発売されたNVIDIA製のグラフィックボードです。現行のグラフィックボードでは最高性能を誇り、どのPCゲームでも高いFPSを出力できます。
加えて、画質設定を最高とすることも可能です。4K環境にも対応できるため、PCゲームならではの綺麗な画質を最大限楽しみたいなら、利用すべきグラフィックボードといえるでしょう。
当然価格は高くなりますが、その分に見合った性能を搭載しています。
RTX3090の特徴
RTX3090の持つ特徴として、主に以下の3つがあげられます。
上記の特徴を理解して、自分の用途に合うかどうか確認していきましょう。
ゲームの最高グラフィック設定でも高FPSで遊べる
PCゲームをプレイするうえで、グラフィックはこだわるべきポイントです。RTX3090は現行グラフィックボードで最高の性能を搭載している分、グラフィック設定を最高にしても高いFPSで遊べます。
どのゲームであっても平均FPSは100を超え、フルHD環境に至っては平均200FPSを実現できるでしょう。
特にアクションやFPSなど、動きやエフェクトの激しいゲームをメインでプレイする人におすすめのグラフィックボードといえます。
プロゲーマーのような環境を整えたいなら、利用しない手はありません。
ほぼ全てのゲームを4K画質で遊ぶことができる
RTX3090を使えば、ほぼすべてのゲームを4K画質でプレイできます。ゲームタイトルにもよりますが、平均FPSが100を維持できるのはRTX3090nならではの強みです。
特にRPGやアドベンチャーなど、ゲームの世界観や細かな描写を楽しみたいなら、4K画質を最大限活かせます。
なお、パソコンが4K出力に対応していても、モニターが対応していなければ意味ありません。4K環境を整えるなら、必ずどちらも4K対応のものを揃えましょう。
4K対応のゲーミングモニターは一般的ではないため、選択肢は少なめです。
消費電力は大きい
RTX3090は性能が高い分、どうしても消費電力が大きいです。
ゲーム時の平均消費電力は350W程度となり、同じハイグレードグラフィックボードのRTX3080と比較すると50W、RTX2080Tiと比較すると80W程度の差が生まれます。
消費電力が高ければ、電源や排熱に注意しなければなりません。電源・排熱方法が適していなければ、ゲーミングPCの故障や重大な事故につながります。
消費電力が高ければ、電気代にも影響を与えます。
RTX3090とRTX3080との違いはなに
RTX3090の比較対象として、よくRTX3080が取り上げられます。この2モデルの違いについて気になる人も多いのではないでしょうか。
ここではRTX3090とRTX3080の違いについて、下記の比較表でまとめました。
モデル名 | RTX3090 | RTX3080 |
---|---|---|
価格(発売時) | 229,800円~(税込) | 109,800円~(税込) |
発売年 | 2020年9月2日 | 2020年9月2日 |
消費電力 | 350W | 320W |
ベンチマーク(3DMark Time Spy) | 19,000~20,000 | 17,064~17,500 |
ワットパフォーマンス | 0.421 | 0.445 |
上記を見てもわかる通り、価格面ではRTX3080に軍配が上がります。しかしその分、ベンチマークではRTX3090の性能の方が高いとわかりました。
性能を重視するか価格を重視するか、自分が何を基準として購入するか検討するのがおすすめです。
将来的なことを考えると、RTX3090の方が長く使える可能性は高いです。
RTX3090を搭載したゲーミングPCのおすすめ
RTX3090を搭載しているゲーミングPCの中で、どのモデルを買うべきか悩む人は多いです。ここではそんな人のために、おすすめのモデルを4つ厳選しました。
各モデルの特徴やスペックを比較して、自分に合ったゲーミングPCを見つけましょう。
ドスパラ|GALLERIA ZA9C-R39
CPU | Intel Core i9-12900K |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB Gen4 NVMe SSD |
価格 | 459,980円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
マザーボード | Intel Z690 チップセット ATXマザーボード |
電源 | 850W 静音電源 (80PLUS GOLD) |
光学ドライブ | 非搭載 |
無線LAN | 非搭載 |
おすすめポイント
+ Core i9の第12世代を搭載して処理が速い
+ 出荷が速い
イマイチポイント
− メモリが16GBで、用途によってはパワー不足
「ドスパラ|GALLERIA ZA9C-R39」は、RTX3090に対してCore i9-12900Kを搭載しているゲーミングPCです。CPUの処理が十分に速いため、PCゲームプレイ時の不満を抱くことは無いでしょう。
RTX3090を搭載しているゲーミングPCの中では出荷も速く、最短3日で出荷処理が実施されるのは嬉しいポイントです。
ただし、メモリが16GBしかないのは注意点として覚えておく必要があります。特に配信やゲーム実況をする場合は、CPUやグラフィックボードに対してメモリ不足を感じるかもしれません。
予算に余裕があるなら、メモリの増設を検討して見も良いでしょう。
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マウスコンピューター|G-Tune XP-X
CPU | Intel Core i9-10900X |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X |
メモリ | 64GB |
ストレージ | 2TB NVMe SSD + 4TB HDD |
価格 | 599,800円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
マザーボード | Intel X299 チップセットマザーボード |
電源 | 1200W電源 (80PLUS GOLD) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線LAN | 非搭載 |
おすすめポイント
+ メモリが64GB搭載されている
+ ストレージも6TBと豊富
イマイチポイント
− 予算が60万円程度は必要になる
「マウスコンピューター|G-Tune XP-X」は、メモリが64GB搭載されているゲーミングPCです。メモリが豊富な分マルチタスクに対応でき、ゲーム配信はもちろんクリエイティブな作業も快適に進められます。
ストレージの多さも魅力的で、合計6TBあればストレージ不足に悩むことはまずないでしょう。
ただし、価格は60万円近くに設定されています。モニターも新しく用意するのであれば、さらにコストがかかる点は覚えておかなければなりません。
CPUはCore i9-10900Xであるため、処理の面では不安を抱く必要はないでしょう。
パソコン工房|LEVEL-R7X6-LCR59X-XAX
CPU | AMD Ryzen 9 5900X |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
価格 | 477,800円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
マザーボード | AMD X570 チップセットマザーボード |
電源 | 800W 80PLUS GOLD認証 ATX電源 |
光学ドライブ | 非搭載 |
無線LAN | 非搭載 |
おすすめポイント
+ AMD製のCPUを搭載
+ 水冷クーラーを採用
イマイチポイント
− 出荷まで1週間程度かかる可能性がある
「パソコン工房|LEVEL-R7X6-LCR59X-XAX」は、AMD製のCPUを搭載しているゲーミングPCです。そのため、WQHD以上でPCゲームをプレイするのに最適なモデルといえるでしょう。
クーラーに関しても水冷式を採用しており、パフォーマンスの高さからくる発熱問題も気になりません。
ただし、出荷までには約1週間の時間を有します。そのため、すぐに手元に届かない点には注意して購入を検討しましょう。
ストレージが1TBしかないため、必要に応じて拡張するのがおすすめです。
FRONTIER|FRGBZ690/SG3
CPU | Intel Core i7-12700KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
価格 | 479,800円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
マザーボード | Intel Z690 チップセットマザーボード |
電源 | 1200W ATX電源 80PLUS PLATINUM |
光学ドライブ | 非搭載 |
無線LAN | 非搭載 |
おすすめポイント
+ 電源性能が非常に高い
+ 外装が2色から選べる
イマイチポイント
− 今回紹介する中では唯一のCore i7
「FRONTIER|FRGBZ690/SG3」は、「1200W ATX電源 80PLUS PLATINUM」を搭載しているゲーミングPCです。電源効率が高ければPCの動作が安定します。
外装が2色から選べるのも特徴で、白もしくは黒から好みのデザインで購入可能です。部屋のインテリアや他のアイテムに合わせて購入しましょう。
なお、今回紹介するモデルの中では唯一CPUがCore i7となります。決して悪いCPUではないものの、処理の面で差が生まれる可能性は覚えておきましょう。
本モデルは完全受注生産となっています。
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RTX3090を搭載したゲーミングPCに関するよくある質問
RTX3090を搭載したゲーミングPCに関するよくある質問として、以下の2つがあげられます。
それぞれの質問について、詳しくみていきましょう。
最安値のBTOパソコンはどれ?
結論として、価格と性能面のバランスが取れているという意味でおすすめなのは「ドスパラのゲーミングPC」です。
価格だけで見れば、他にも安いBTOパソコンはあります。しかしそれらのゲーミングPCは、性能が低かったり、そもそも価格に対して性能が見合っていなかったりします。
ゲーミングPC購入時は価格だけでなく、スペックのバランスにも注目しましょう。
RTX3090におすすめのゲーミングデバイスは?
RTX3090の性能を持て余さないためには、最低でも120FPS以上に対応している4Kモニターを利用するのがおすすめです。
マウスやキーボードなどについては、通常のゲーミングPCのものからわざわざ変える必要はないでしょう。
もしどのモニターを選ぶべきか悩むなら、「ASUS TUF Gaming VG28UQL1A 28インチ」を選んでおきましょう。
RTX3090を搭載したゲーミングPCまとめ
今回はRTX3090搭載のゲーミングPCについて、以下の項目を解説しました。
RTX3090は、現行のグラフィックボードで最高の性能を誇ります。そのため、映像にこだわるなら購入・利用して損はありません。
4Kにも対応しているのがメリットですが、その分コストがかさむ点には注意しましょう。
この記事で紹介した内容をもとに、ぜひRTX3090を搭載したゲーミングPCの利用を検討してみてください。