「ゲームをするために、ゲーミング機器を揃えよう!」その際に欠かせないのがゲーミングキーボードです。通常のキーボードよりもゲームの動きに対応しており、耐久力が強いことが特徴として挙げられます。
そのなかでも特にゲームに向いているゲーミングキーボードが、テンキーが省略されている「テンキーレスゲーミングキーボード」です。本記事では、テンキーレスゲーミングキーボードについて下記の内容を解説します。
- テンキーレスゲーミングキーボードとは
- テンキーレスゲーミングキーボードの選び方
- おすすめのテンキーレスゲーミングキーボード10選
この記事を読めば、テンキーレスゲーミングキーボードの概要から細かい情報、さらに選ぶべきテンキーレスゲーミングキーボードまで様々なことが理解できます。
ぜひ、テンキーレスゲーミングキーボードに興味がある方は参考にしてください。
- テンキーレスゲーミングキーボードとは
- テンキーレスゲーミングキーボードの選び方
- おすすめテンキーレスキーボード
- Logicool(ロジクール)テンキーレスキーボード K380OW
- Razer Huntsman Tournament Edition
- Logicool(ロジクール)G PRO X キーボード
- マイクロソフト All-in-One Media Keyboard N9Z-00029
- 東プレ(Topre) テンキーレス キーボード REALFORCE TKL SA R2TLSA-JP3
- エレコム テンキーレス キーボードTK-FDM105TXBK
- SteelSeries ゲーミングキーボード
- エレコム メカニカルゲーミングキーボード TK-G01UKBK
- Corsair K63
- アキーヨ(AKEEYO)静電容量ワイヤレス テンキーレスキーボード AKY-NIZ-DM-66-35G
- まとめ
テンキーレスゲーミングキーボードとは
テンキーレスゲーミングキーボードとは、一般的なキーボードと違いテンキー(数字キー)がないキーボードのことです。
テンキーが無くなった分サイズがコンパクトになり、持ち運びが便利になっています。そのため、外にキーボードを持っていきたいときにうってつけです。
また、デスク上のスペースを広く使えることも魅力です。
さらに、テンキーが無くなると両手の距離が近づき肩が開かなくなり、その結果姿勢が正され、自然とゲームに向いた姿勢に補正されます。姿勢が正されることで、安定してスムーズな操作が可能です。
FPSやTPSなどの細かく素早い動作を求められるゲームをする際には特におすすめします。
テンキーレスゲーミングキーボードの選び方
テンキーレスゲーミングキーボードを選ぶ際に確認すべきことについて解説します。
自分に合ったテンキーレスゲーミングキーボードを見つけられるよう、しっかりと確認しておきましょう。
キースイッチを確認
まずはキーボードで一番重要とも言われる「キースイッチ」についてです。
キースイッチは種類がいくつか存在しているので、ここからそれぞれの種類を紹介します。
メカニカル方式
メカニカル方式は、最もスタンダードなキースイッチです。機械仕掛けの構造で各スイッチが独立しているため、入力精度や応答性が優れています。また、広く普及しているため選択肢が多くあることも特徴です。
メカニカル方式は決まった構造がないため、使うパーツや構造によって大きく性質が異なります。なかでもキーの柱になるパーツ「軸」はメカニカルキーボードの性質に大きくかかわるため重要です。軸は各メーカーが性質ごとに色で分けているため、軸の色から大まかな性質をつかめるでしょう。
各軸の特徴は以下の通りです。
軸 | キーの軽さ | 音の大きさ | クリック感 |
青軸 | 重い | 大きい | 感じやすい |
茶軸 | やや軽い | やや小さい | ふつう |
赤軸 | 軽い | 小さい | 感じにくい |
銀軸 | 軽い | 小さい | 感じにくい |
ただし、メカニカル方式は打鍵音が大きめであり、長時間使用する際は摩耗する点が欠点です。
静電容量無接点方式
キーボード内部に物理的な接点がなく、パーツ同士の摩耗が少ないキースイッチです。音が静かで耐久性が高く、長い期間利用できます。スッと沈み込むような独特の感覚が感じられ、疲れにくく長時間タイピングするのにおすすめです。
価格が高価で、バリエーションも少ないのが欠点になります。
メンブレン方式
構造がシンプルなキースイッチです。一般的なキーボードにも広く採用されているので、初めてゲーミングキーボードを使う人にもおすすめできます。
静かでソフトな感触が特徴のため、、キーボードを押した感覚があまり好きでない人に向いているでしょう。一方で打鍵感のキレや動作の確実性はあまりありません。
比較的安価で購入できるため、経済的にあまり高いキーボードを買えない方はメンブレン方式がおすすめです。
キーボードの配列をチェック
ゲーミングキーボードの配列は大きく分けて「日本語配列」と「英語配列」があります。
日本語配列は別名「JIS配列」とも呼ばれ、全角と半角の切り替え・かな入力が可能です。
一方、海外のゲーミングキーボードは英語配列(ASCⅡ配列・US配列)が主流になります。日本のゲームを扱う際は慣れが必要ですが、海外のゲームをする際にキーの割り当てをする必要がないのが利点です。
オプション機能
テンキーレスゲーミングキーボードには様々なオプション機能が付いています。プレイスタイルや自分の好みに合わせて最適なオプション機能を選びましょう。
キーロールオーバー
同時に何個もキーが押されていても、そこから新たに押されたキーの入力を認識するというオプションです。例えば「ABCD」というキーを全て押しながら新たに「E」というキーを押しても、押し続けている「ABCD」のキーと「E」のキーどちらも正確に入力できます。
キーロールオーバーが搭載されているキーボードは、10キーまで同時押しが可能なものから「Nキーロールオーバー」という無制限に同時認識が可能なものまで様々です。
アンチゴースト
ゴーストとは、入力したキー以外のキーを入力したと誤認してしまう現象です。特に、複数のキーを同時に押した際に発生する傾向があります。
アンチゴーストとは、そんな誤入力を防ぐ機能です。ゲームの際に意図していない入力がありフラストレーションが溜まる問題は、アンチゴーストを使えば無くなるでしょう。
バックライト調節
バックライトが搭載されているゲーミングキーボードも多数です。暗い場所でもキーを認識しやすくなるため、部屋を暗くし、集中してゲームをしたい場合におすすめします。
テンキーレスゲーミングキーボードの種類によってはバックライトの明るさや光の色まで調節できるものもあるので、どの程度の性能をバックライトに求めるか考えておきましょう。
マクロ機能
複数のキーを同時入力したり一連のキーを入力したりする作業をキー1個で入力できるよう省略する機能のことです。マクロ機能があることで、複数の入力を正確にかつ素早くできるようになります。
便利な一方、ゲームタイトルによっては使用が禁止されていることもあるので注意してください。
おすすめテンキーレスキーボード
テンキーレスゲーミングキーボードの概要が理解できたところで、自分が求めているキーボードを探したくなった方も多いでしょう。そんな方のために、ここからはおすすめのテンキーレスキーボードのご紹介です。
人気で高性能のものばかりですので、ぜひ気になったものは購入しましょう。
Logicool(ロジクール)テンキーレスキーボード K380OW
おすすめ度 | ★★★★★ |
キー構造 | メンブレン方式 |
接続方法 | Bluetooth |
オプション機能 | EASY-Switchボタン |
重量が423gしかない超軽量キーボードで、どこへでもバッグに入れて持ち運びが可能です。また、単4電池2本で最長2年使えるのでバッテリー交換の手間も少なくて済みます。
最大3台までデバイスを接続可能で、EASY-Switchボタンで接続されたデバイスは簡単に切り替え可能です。
丸いキーの形がなめらかで静かなタイピングを実現してくれます。
Razer Huntsman Tournament Edition
おすすめ度 | ★★★★★ |
キー構造 | メカニカル方式 |
接続方法 | USB |
オプション機能 | オンボードメモリー |
キー入力の反応を早めることに重点を置いたテンキーレスキーボードです。特に連打が必須のゲームに向いています。
また、キーを1mm沈めるだけで反応する「Razer リニア・オプティカルスイッチ」を採用し、最速クラスの入力速度を実現しました。
さらに従来のメカニカルキースイッチより動作点を15%~30%短縮し、信号処理遅延なしでキーボードを操作できるようになります。キーボードにはオンボードメモリーを搭載しているので、独自のキー入力をカスタマイズしてキーボード内に保存できることも魅力です。
Logicool(ロジクール)G PRO X キーボード
おすすめ度 | ★★★★★ |
キー構造 | メカニカル方式 |
接続方法 | USB |
オプション機能 | キースイッチ交換対応 |
eスポーツのプロによってテストされた、信頼がおけるテンキーレスゲーミングキーボードです。このテンキーレスゲーミングキーボードは、なんとメカニカル方式で欠かせない赤軸・青軸・茶軸などを自由にカスタマイズできます。
さらに複雑なアクションやよく利用するコマンドは12個のFキーを使って記憶でき、使わないキーを無効にすることも可能です。
ラバーフィートがキーボードをしっかりと固定するため耐久性も優れており、激しいゲームアクションも心配の必要がありません。
マイクロソフト All-in-One Media Keyboard N9Z-00029
おすすめ度 | ★★★★☆ |
キー構造 | メンブレン方式 |
接続方法 | ワイヤレス接続(USB) |
オプション機能 | 一体型トラックパット |
キーボードの右型にトラックパットが備え付けられており、マウス操作が可能なテンキーレスゲーミングキーボードです。トラックパットを使うことで、スワイプやスクロール、ズームも手軽に行えます。
また、専用のUSBレシーバーを差し込むだけでパソコンとの接続も完了する性能が魅力です。
デザインは耐久性対策をしており、日常生活の中でついついぶつけてしまっても安心感があります。防滴仕様もあるので液体をこぼしても水分を排出し、壊れにくい仕様です。マウスを用意する手間を考えなくていいテンキーレスゲーミングキーボードになっています。
東プレ(Topre) テンキーレス キーボード REALFORCE TKL SA R2TLSA-JP3
おすすめ度 | ★★★★☆ |
キー構造 | 静電容量無接点方式 |
接続方法 | USB |
オプション機能 | Nキーロールオーバー・APC機能 |
珍しい静電容量無接点方式のテンキーレスゲーミングキーボードになっています。
スイッチのオン位置を調節できるAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能を搭載しており、各キースイッチのオン位置を1.5mm、2.2mm、3mmの3段階から好きな深さに調節可能です。素早く入力したいキーは1.5mmの深さに設定し、誤入力を防止したいキーは3mmに設定がおすすめになります。
静音キースイッチを採用しているのでキーボードを打つ時の音が気になりません。深夜でも気兼ねなくゲームができるでしょう。
エレコム テンキーレス キーボードTK-FDM105TXBK
おすすめ度 | ★★★★☆ |
キー構造 | メンブレン方式 |
接続方法 | USBトランシーバー |
オプション機能 | 排水機構 |
キーボードの側面に水抜き穴が備わっているため、キーボードについた液体が内部に溜まらず排出されます。うっかり水をこぼしてしまっても安心です。
接続方法はUSBトランシーバーで接続するので、デスク周りをすっきりと使えます。
また、電池が消耗した際は「電池消耗ランプ」がお知らせしてくれるので、電池残量が分かりやすいです。トランシーバーはキーボードの裏に収納可能のため無くす心配がありません。
さらに傾斜角を2段階で調節できる角度調整スタンドが付いているので、疲れにくいことも特徴です。
SteelSeries ゲーミングキーボード
おすすめ度 | ★★★★☆ |
キー構造 | メカニカル方式 |
接続方法 | USB |
オプション機能 | Nキーロールオーバー・マクロ機能・アンチゴースト |
メカニカル方式の「赤軸」を搭載しており、押し始めから一貫してなめらかな押し心地を体感できます。
また、取り外し可能なリストレスト付きで、手首が疲れにくく長時間のゲームでも手の痛みを感じづらいことが魅力です。
各キーにはカスタマイズ可能なフルRGBのLEDが搭載されており、様々なイルミネーションエフェクトを設定できます。さらに全てのキーで同時押しに対応したアンチゴースト機能があり、ゲーム内で煩わしい思いが無くなるでしょう。
エレコム メカニカルゲーミングキーボード TK-G01UKBK
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
キー構造 | メカニカル方式 |
接続方法 | USB |
オプション機能 | Nキーロールオーバー |
5,000万回のキーストローク寿命があり、耐久性の信頼度が抜群なテンキーレスゲーミングキーボードです。本体とは別に感触が異なるゲーミングキャップが付属しており、ゲームの操作性が向上します。
ゲーミングキャップを着脱する際には付属のキーキャップリリースを利用すれば簡単に着脱可能です。そして、4.0mmと深めのキーストロークとラウンドした形状が快適な操作をサポートします。
さらにWindowsキーとメニューキーの操作を無効にするゲーミングモードを搭載し、誤って押してしまいゲームが中断されてしまう事態を防げることも強味です。
Corsair K63
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
キー構造 | メカニカル方式 |
接続方法 | USB |
オプション機能 | Nキーロールオーバー・アンチゴースト |
Nキーロールオーバーに対応し、無制限にキーの同時押しが可能です。アンチゴーストも採用しており、誤作動を防げます。
キーボードには大型フォントのキーキャップ・さらに赤色LEDを搭載しているため見やすい仕様です。その赤色LEDは調節可能のため、部屋を暗くしてゲームをする際も楽にキーボード操作ができます。
また、音量とマルチメディア操作の専用キーを搭載し、オーディオの調整がキーボード上で可能です。加えて、キーロックモードを使用することでゲーム中に触らないWIndowsキーを無効化できます。
アキーヨ(AKEEYO)静電容量ワイヤレス テンキーレスキーボード AKY-NIZ-DM-66-35G
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
キー構造 | 静電容量無接点方式 |
接続方法 | USB・Bluetooth |
オプション機能 | Nキーロールオーバー |
静電容量無接点方式スイッチのため、破損しづらいテンキーレスゲーミングキーボードです。リチウムイオン電池が内蔵されているため、最大126時間使用できます。
有線・無線どちらにも対応し、無線の場合はマルチペアリングに対応しておりボタンを押すだけで接続デバイスを切り替え可能です。
キーボードは分解して掃除ができるので、どこにどのキーがあるか分からなくならないよう、キーボードの写真を撮っておきましょう。
まとめ
テンキーレスゲーミングキーボードについて、様々な面をご紹介していきました。せっかくゲームをしっかりとするなら、ゲーミング機器もこだわったものを使用しましょう。
テンキーレスゲーミングキーボードは場所と取らず、ゲームをするうえで様々な利点があります。選ぶ際は機能をしっかりと確認し、自分と合ったテンキーレスゲーミングキーボードを選びましょう。
また、どのテンキーレスゲーミングキーボードが良いか分からない場合やおすすめのテンキーレスゲーミングキーボードが見たい場合は上記でご紹介したキーボードをご覧ください。
ゲーム生活をより快適に、楽しい時間にするためにぜひテンキーレスゲーミングキーボードを導入しましょう。