PCゲームをプレーするのに、最も重要といっても過言ではないパーツが「グラフィックボード」です。
Apex Legendsをプレーするときも例外ではなく、低スペックのグラフィックボードでは満足にプレーすることができません。
Apex LegendsにはCS版もリリースされていますが、PC版と比べるとその差は歴然。そして、低スペックなグラフィックボードではCS版と変わらない環境下での戦闘を強いられてしまうのです。
今回はCS版からPC版に乗り換えるにあたってゲーミングPCを徹底的に調査した筆者が、おすすめのグラフィックボードやゲーミングPCについて徹底解説していきます。
PCゲームの勝敗にはPCスペックが関わるといっても過言ではないので、高いスペックのPCを手に入れましょう!
グラボ(グラフィックボード)とは
グラフィックボードとは、簡単に言うと「パソコンから出力される映像をディスプレイに映し出すためのパーツ」のことです。
このグラフィックボードの性能が高ければ高いほど、映し出される映像はきれいになることを覚えておきましょう。
加えて、きれいなだけでなく滑らかな映像で出力できるようになるため、PCゲームのプレー時には必須のパーツとなっています。
グラフィックボードの性能が高ければ高いほど、ゲーム内の画質設定を高いものに設定しても安定します。
APEXのおすすめグラボ性能比較(ベンチマーク比較)
ここではApex Legendsのベンチマークを「フルHD」「WQHD」「4K」の3つに分けて比較してみました。
快適な環境下でプレーできるよう、そのグラフィックボードがどの程度の性能を持っているのかを確認していきましょう。
フルHDのおすすめグラボ
まずはフルHD環境下でのベンチマーク結果を見ていきましょう。
フルHD fps | |
NVIDIA GeForce RTX 4090 | 369 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 | 320 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | 296 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 | 284 |
NVIDIA GeForce RTX 4060 | 143 |
NVIDIA GeForce RTX 3080 | 232 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 187 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 | 178 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | 150 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 | 124 |
Apex Legendsの平均FPSについては、上記のような結果となりました。
快適にプレーをしたいのであれば、144fpsの出力は安定させたいところ。グラフィックボードに「NVIDIA GeForce RTX 3070」を採用しておけば問題ないでしょう。
今後、新しいゲームが多く出てくることを考えると、RTX40シリーズ(4060、4070、4080など)を購入するのがおすすめです。
Apex Legendsの推奨スペックはGTX970以上となっていますが、性能としては全く足りません。
WQHDのおすすめグラボ
WQHD fps | |
NVIDIA GeForce RTX 4090 | 281 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 | 244 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | 226 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 | 217 |
NVIDIA GeForce RTX 4060 | 109 |
NVIDIA GeForce RTX 3080 | 173 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 139 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 | 133 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | 113 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 | 93 |
WQHD環境下でのベンチマークテストは上記のような結果となりました。
WQHDでプレーする場合に144fpsを安定させるためには、最低でも「RTX 3070」「RTX 4070」が必要。
一つ下のモデルである「RTX 3060」「RTX 4070」からは大きくfpsが下がりますので、下位モデルは選ばないようにしましょう。
価格面を見ても、RTX 4070は非常におすすめです。
4Kのおすすめグラボ
4K fps | |
NVIDIA GeForce RTX 4090 | 176 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 | 153 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | 143 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 | 138 |
NVIDIA GeForce RTX 4060 | 67 |
NVIDIA GeForce RTX 3080 | 105 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 89 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 | 80 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | 69 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 | 554 |
4K環境下でのベンチマークテストは、上記の結果となっています。
4KでApex Legendsを144fpsを出力させることは難しく、100fpsを安定させるためには最上位モデルである「RTX 3080 Ti」「RTX 4070 」が必要です。
4K環境でプレーすることはめったにないと思いますが、プレーを考えている場合にはPCスペックの妥協をしないようにしましょう。
APEXの必要スペック・推奨スペック
APEXを快適にプレイするなら、必要スペック・推奨スペックについても知っておくべきです。ここでは公式より発表されている必要スペック・推奨スペックを下記の表にまとめました。
必要スペック | 推奨スペック | |
OS | Windows 10 64ビット版 | Windows 10 64ビット版 |
CPU | Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHz | Intel i5 3570Tおよび同等品 |
メモリ | 6GB | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 |
GPUメモリ | 1GB | 8GB |
ストレージ | 22GB以上の空き容量 | 22GB以上の空き容量 |
なお、必要スペックを満たすPCを用意しても、快適にはプレイできません。あくまでも動作させるために必要なスペックであり、プレイ環境としては不足します。
最低でも推奨スペックを用意するようにして、カクつきや処理落ちなどがないようにしておきましょう。
推奨スペックを用意した場合も、ゲーム設定の変更が必要です。そのため、できる限り高いスペックを用意することをおすすめします。
グラボ別APEXにおすすめのゲーミングPC
Apex Legendsをプレーするためのグラフィックボード別おすすめゲーミングPCは、以下の5台です。
- GALLERIA XA7C-R47
- GALLERIA RM5C-G60S
- GALLERIA XA7C-R36
- OMEN 25L Desktop
- FRMFGB550/A
製品名 | GALLERIA XA7C-R47 | GALLERIA RM5C-G60S | GALLERIA XA7C-R36 | OMEN 25L Desktop | FRMFGB550/A |
OS | Windows 11 Home 64ビット | Windows 11 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット | Windows 11 Home 64ビット | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F | Core i5-13400F | Core i7-11700 | Core i7-13700F | AMD Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 4070 12GB | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB | GeForce RTX 3060 12GB | GeForce RTX 4070 12GB | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB |
SSD | 1TB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | 1TB M.2 SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし | なし | なし | なし | なし |
価格 | 239,980円(税込) | 139,980円(税込) | 219,980円(税込) | 257,400円~(税込) | 289,800円(税込) |
GALLERIA XA7C-R47
製品名 | GALLERIA XA7C-R47 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 239,980円(税込) |
- CPUとGPUの性能バランスが良い
- 4K・WQHD・フルHDのすべてで高いパフォーマンスを発揮
- コスパだけ見れば他のモデルの方が高いこともある
GALLERIA XA7C-R47は、CPUとGPUのバランスが良いゲーミングPCです。スペックとしてはミドルハイに分類され、フルHDはもちろん、4K環境でも問題ありません。
ただし、コスパだけ見れば他のモデルの方が高いこともあります。APEXを動作させるのには十分活用できますが、安さを最優先する場合は購入を慎重に判断しましょう。
初心者~中級者におすすめのモデルの一つです。
GALLERIA RM5C-G60S
製品名 | GALLERIA RM5C-G60S |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i5-13400F |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 139,980円(税込) |
- とにかく安さを求める人におすすめ
- 初めてのゲーミングPCなら十分なスペック
- APEXをプレイするなら設定必須
GALLERIA RM5C-G60Sは、約14万円で購入できるゲーミングPCです。価格帯としては非常に安く、初めてゲーミングPCを使ってみたいと考えている人なら問題ありません。
ただし、APEXをプレイするならグラフィック設定は必須です。144FPSを出力させたいなら、設定を標準いかにしなければならないことも理解しておきましょう。
なお、グラフィック設定を下げても、ゲームのプレイにはほとんど影響しません。
GALLERIA XA7C-R36
製品名 | GALLERIA XA7C-R36 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-11700 |
GPU | GeForce RTX 3060 12GB |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 219,980円(税込) |
- 144FPSでAPEXをプレイできる
- 設定をすれば最新ゲームもプレイ可能
- WQHD以上の環境には向かない
GALLERIA XA7C-R36は、ミドルクラスのゲーミングPCです。標準設定でも144FPSでプレイでき、設定を下げれば動作も安定します。
設定をすれば最新ゲームもプレイできるスペックですが、WQHD以上の環境には向きません。あくまでもフルHD向けのゲーミングPCであることは覚えておきましょう。
極端に画質にこだわりすぎなければ、十分な性能を搭載しています。
OMEN 25L Desktop
製品名 | OMEN 25L Desktop |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB M.2 SSD |
HDD | なし |
価格 | 257,400円~(税込) |
- 外観・見た目にこだわる人におすすめ
- 冷却システムが充実している
- USBポートが不足する可能性あり
OMEN 25L Desktopは、見た目がおしゃれなゲーミングPCです。シースルーのサイドパネルを搭載しており、内部のLEDをしっかりと楽しめます。
冷却システムも充実しているため、熱がこもることを心配している人にもおすすめです。ただし、USBポートは最低限しか搭載されていないため、必要に応じて拡張する必要があります。
ミニタワーサイズであるため、置き場所に困っている人にもおすすめです。
FRMFGB550/A
製品名 | FRMFGB550/A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe SSD |
HDD | なし |
価格 | 289,800円(税込) |
- メモリが多いため動画編集・ライブ配信も快適
- WQHD~4K環境にも対応
- コスパはあまり良くない
FRMFGB550/Aは、32GBのメモリを搭載しているゲーミングPCです。メモリが多ければPCへの負荷もかかりにくく、結果として快適な動作が期待できるでしょう。
WQHD~4K環境にも対応しているため、ゲームのグラフィックにこだわる人にもおすすめのゲーミングPCです。ただし、他のモデルと比べればあまりコスパはよくありません。
使い方によってはオーバースペックにもなってしまうため、自分の目的に合っているかをしっかり確認しましょう。
おすすめグラボを搭載したPCを安く購入する方法
フロンティアのセールを利用する
現在フロンティアで開催中のセールは以下の通り。
- ウル寅セール…2022年1月7日(金)15時まで開催
- 大感謝セール…2022年1月13日(木)15時まで開催
ウル寅セールでは
- Core i7-12700KF+RTX 3080搭載PCが349,800円
- Core i9-11800F+RTX 3070搭載PCが119,800円
- Core i7-11700F+RTX 3060搭載PCが165,800円
- Core i5-10400F+GTX 1660 Ti搭載PCが119,800円
- Core i5-10400F+GTX 1660 SUPER搭載PCが114,800円
と本記事で紹介したおすすめのグラボ搭載PCがかなり安く売られているので、非常におすすめです。
フロンティアのセールPCは「破格」とも言われているので狙い目ですよ。
ドスパラのクーポンや還元キャンペーンを利用する
ドスパラは現在、2022年1月13日(木)まで年末年始の特大ポイント還元際が開催されています。
内容としては3000円以上お買い上げで合計10,000名に最大5万ポイント・対象パソコン購入で最大1万ポイントが当たるものや、対象のツイートを4回RTで一名にゲーミングPCが当たるキャンペーンです。
更にアプリや会員限定のお得なクーポンもありますので、詳しくはドスパラ公式サイトをチェックしてみてください。
APEXはグラボなしでもできる?
結論から言うと、APEXをグラボ無しでプレーすることは厳しいでしょう。
内蔵グラボで解像度や画質などをかなり落としたとしても、30fpsほどしか出ず、かなりカクカクしていて敵に弾を当てることすら難しいレベルです。
一部の性能が高い内蔵グラボだともう少しfpsが出るかもしれませんが、それでも決して快適とは言えません。
なので、APEXを快適にプレーしたい際やチャンピオンを取りたい場合、グラボを積んだゲーミングPCは必須かと思います。
APEXのための外付けグラボはやめとけ
まず、グラボの外付けにはThunderbolt3対応のUSB-C端子が必要だったりと、その時点でかなり外付けできるモデルが限られます。
また、外付けのグラボを搭載したとしても元々のPCのスペックが低いとグラボの性能を引き出せず、そもそもAPEXをプレーできない可能性もあるんです。
さらにグラボの外付けには10万円近く必要だったりと、コスパ面に関しても良くはありません。
ドスパラやフロンティアだと15万円以下で快適にAPEXがプレーできるPCが結構あるため、そちらで購入するのをおすすめします。
まとめ
今回はApex Legendsをプレーするのにおすすめのグラフィックボードについて解説をしてきました。
Apex Legendsでの勝利にこだわるなら、グラフィックボードにこだわることは必須です。
本記事で紹介してきた内容をもとに、Apex Legendsで勝つために必要なグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを選んでいきましょう!