APEXをライブ配信する上で最も重要なことはPCのスペックです。
PCの性能が悪いとカクついた映像になったり、粗い画質でしか録画できなかったりします。
配信者の映像が乱れていると、例えプレーがうまくても見る気にならないですよね。
そこで本記事ではAPEXのライブ配信に必要なスペックと併せて、おすすめのゲーミングPCを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
APEXを配信するためのPCスペック
APEXを配信するためには以下のPCスペックに注意する必要があります。
3つの項目について、詳しく確認していきましょう。
CPU
CPUは、ゲームを配信しながらプレーするうえで最も重要な役割を担うパーツです。CPUのスペックが低いとゲームの起動に影響が及び、必要な処理ができません。
ゲーム内のキャラクターの位置や、マウスやキーボードがどのように操作されたかを認識するのはCPUの重要な役割となります。
APEXをプレーするのであれば、第11世代のCPUがおすすめです。また、可能であれば第12世代のCPUを用意しておけば安心です。
Apexをはじめとする多くの人数がマッチングするゲームにおいては、スペックの差が顕著に現れます。
GPU
GPUはAPEXに限らず、映像が大切なゲームにおいて重要な役割を持つPCパーツです。GPUの性能が低いと画質設定を下げなければいけないことに加え、ゲームによってはまともにプレーできません。
画面のカクつきやオブジェクトの表示不良、場合によってはそもそもゲームが起動しないことがあります。
GPUは最低でもGTX1660を用意しましょう。また、今後のことを考えるのであればRTX3000番台を用意しておくことで、将来的にプレーしたいゲームにも対応できます。
PCゲームをプレーするうえで、最も重要視しなければならない部分です。
メモリ
メモリはPCゲームをプレーするうえで欠かせないパーツです。ゲームの処理をするのに必要なパーツで、メモリの容量が不足するとゲームのカクつきや処理落ちにつながります。
ライブ配信においてはソフトの多重起動が大前提で、ゲームのほかに配信ツールやコメントビューワーなどを起動しなければなりません。
メモリは16GBを用意し、複数のソフトを起動しても耐えられる性能にしておきましょう。
メモリが少なければ普段の利用にも支障が出ます。
APEXを配信できるおすすめPC
APEXの配信をするのであれば、PCの性能が非常に重要です。特にこだわるべきは、以下の4点です。
- グラボの性能:映像の処理やゲームの画質に大きく関わる
- CPUの性能:ゲームの読み込みやラグの軽減に関わる。配信を行う上で最も重要なパーツ
- 価格:配信できるスペックで安く手に入るか
- メーカー:メーカーごとのセール、ポイント還元、クーポン利用可否
いずれもゲーミングPCを選ぶのであれば、疎かにはできない項目です。
上記の項目を踏まえたうえで、おすすめのゲーミングPCを3台紹介します。
- GALLERIA ZA7C-R47 動画配信向けモデル|コスパに優れたイチオシPC
- GALLERIA RM5C-R36T|予算を抑えたい方におすすめのPC
- LEVEL-M0P5-R75G-RXX|2PC配信したい方向けのPC
それぞれのPCについて、スペックや特徴をチェックしていきましょう。。
GALLERIA ZA7C-R47 動画配信向けモデル|コスパに優れたイチオシPC
CPU | Intel Core i7-14700KF |
GPU | GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
価格 | 309,980 円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
- コスパがいい
- 画質設定を上げても配信できるスペックがある
- 多少、グラボの値上げの影響を受けている
GALLERIA ZA7C-R47 動画配信向けモデルは、ミドルスペックに分類されるゲーミングPCです。APEXをプレーするのには十分なスペックを搭載しており、ライブ配信目的でも問題ありません。
ストレージも1TB搭載されていることから、よほどデータを大量に取り込まない限りは困ることは無いでしょう。
価格は31万円程度なので、初心者にとっては少し手が出しにくい商品ですが、配信モデルとしてはかなりコスパが高い商品になっています。
GALLERIA ZA7C-R47のスペックがあれば、しばらく困ることはないでしょう。
GALLERIA RM5C-R46T|予算を抑えたい方におすすめのPC
編集部評価:★★★★(4.0)
CPU | Intel Core i5-13400F |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
価格 | 157,800 円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
- 初心者でも手を出しやすい価格
- CPUのスペックをできればあげたい
GALLERIA RM5C-R46Tは、APEXのライブ配信向きのスペックを搭載するゲーミングPCです。CPUは第11世代となっていますが、GPUはRTX 4060Tを搭載しているため、満足できるゲーム環境となるでしょう。
メモリも16GB搭載されているため、多重ソフト起動に困ることもありません。
価格面も17万円程度と手を出しやすく、多くのユーザーにおすすめできる一台です。
このPCだけで配信を行うとなると少し物足りないのでCPUをIntel Core7もしくはRyzen7にするのがオススメです。
LEVEL-M0P5-R75G-RXX |2PC配信したい方向けのPC
編集部評価:★★★(3.0)
CPU | Ryzen 7 5700G |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1660Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
価格 | 152,880円(税込) |
公式HP | 公式HPをみる |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
マザーボード | AMD B550 チップセット搭載マザーボード |
電源 | 500W ATX電源 (80PLUS BRONZE) |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | なし |
- 価格が安い
- このPCだけでゲームと配信を行うのは厳しい
パソコン工房より発売されている「LEVEL-M0P5-R75G-RXX」は、2PC配信をしたい場合におすすめのゲーミングPCです。
性能としては決して高いとは言えませんが、15万円台で購入できるゲーミングPCとしては十分な性能を搭載しています。
また、初心者が購入するゲーミングPCとしてもおすすめで、スペックが高すぎたり低すぎたりして悩むことはありません。ゲーミングPC選びに悩んだら、ぜひ選択肢に入れておきたい1台です。
パソコン工房のセール中はよりお得に購入できるため、性能が近いPCをセールで探してみるのもおすすめです。
APEX配信者のPCスペックは?
APEX配信者がどの程度のPCスペックを利用しているのか気になっている方も多いと思います。実際の環境を知ることで、どの程度のPCスペックを用意すればいいかの目安も付くでしょう。
- 渋谷ハルのPCスペック
- SHAKAのPCスペック
上記2人のPCスペックについて解説していきます。
渋谷ハルのPCスペック
プレイヤー名 | 渋谷ハル |
年齢 | 16歳 / 20歳 |
所属 | merise |
YouTube | 渋谷ハル |
@ShibuyaHAL | |
プレイゲーム | APEX |
渋谷ハルは個人勢VTuberとしての活動を経て、自身で立ち上げたVTuber事務所「merise」の運営兼所属VTuberです。
もともとはPUBGをプレーしていましたが、現在ではAPEXをメインとして活動しています。また、自身で企画した「VTuber最協決定戦」や各種大会の運営にも携わっている、人気配信者の一人です。
渋谷ハルのPCスペックについては、下記の表を参考にしてください。
製品名 | Lenovo Legion T730(2020年6月時点) |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i9-9900K |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER |
マザーボード | インテル Z370 チップセット搭載マザーボード |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
HDD | 2TB |
電源 | 500W (80PLUS BRONZE) |
光学ドライブ | なし |
価格 | 135,800 円(税込) |
上記に近いスペックで、おすすめのPCは以下の2台です。
SHAKAのPCスペック
SHAKAは、元DeToNator所属のストリーマーです。もともとはAVAのプレイヤーとして名をはせており、スナイパーの腕前は世界一ともいわれていました。
現在ではAPEXをメインに、さまざまなゲームをプレーしているストリーマーです。また、特定のチームには所属していません。
SHAKAのPCスペックについては、下記の表を参考にしてください。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Intel CPU Core i7-8700K |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2080 |
マザーボード | インテル Z390 チップセット搭載マザーボード |
上記スペックは2021年1月時点のものです。また、特定の製品ではなく、自作のPCを使っているようでした。
紹介したスペックに近いおすすめのゲーミングPCは以下の製品です。
APEXはグラボなしでも配信できる?
結論として、APEXをグラボなしで配信することはできません。そもそもグラボがなければ、APEXのプレー自体が難しいです。
PCゲームをプレーするのであれば、グラボは必須といっても過言ではありません。
PCにかける予算を抑えたいにしても、グラボを削るのはやめましょう。
グラボがないゲーミングPCを探す方が難しいです。
PS4やSwitchでAPEXを配信するには?
PS4やSwitchのAPEXを配信する場合は、PCにゲーム画面を取り込む「キャプチャーボード」という機材が必要になります。キャプチャーボードは1万円~購入できるものが多いです。
キャプチャーボードはどのPCでも利用できるわけではなく、システム要件を満たすPCでなければいけません。
それなりのスペックが求められるため、事前にシステム要件を満たしているかは必ず確認しましょう。
APEXは1PC配信と2PC配信はどちらがいい?
APEXの1PC配信と2PC配信にはそれぞれメリットとデメリットがあります。快適な配信ができるスペックやそれぞれの特徴を下記の表にまとめました。
1PC配信 | 2PC配信 | |
必要スペック | CPU:第7世代以上 GPU:GTX 3060以上 メモリ:16GB以上 | CPU:第5世代以上 GPU:GTX 1660以上 メモリ:16GB以上 |
価格 | 20万円前後 | 15万円程度×2 |
メリット | 設定が簡単 | ゲーム用と配信用で役割分担できる |
デメリット | スペック次第でカクつきや処理落ちする | 設定が面倒 |
あくまでも目安ではありますが、配信を本格的にしていくなら上記のスペックは用意したいところです。
当然、1PCでも2PCでもPCスペックが高いに越したことはありません。
まとめ
今回はAPEX配信用のPCについて解説してきました。
結論として、配信をするならPCスペックにはこだわるべきです。スペックが足りなければ配信環境が悪くなり、ファンの獲得を逃すかもしれません。
また、最悪の場合にはPCに負担がかかりすぎてPCの故障につながる可能性があることを覚えておきましょう。
この記事で紹介してきた内容をもとに、ぜひAPEX配信用のゲーミングPC購入を検討してみてください。