DJIは、Osmo Pocket用の充電ケースをようやく発売しました。このケースは、Osmo Pocketが発表された当初のプロモーションビデオにも映っていたものです。その、SFに出てきそうなデザインから大きな話題となり、本体と同時購入を考えていた人も多かったはずです。
しかし、残念ながら本体とは同時に発売されませんでした。そして、待つこと4か月、やっと発売されました。
今回は、Osmo Pocket用の充電ケースの魅力と、何ができるのかということについて詳しく述べていきたいと思います。
Osmo Pocket用充電ケース
まずは、このプロモーションビデオをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=jS-7aSIEJ3M&t=6s
この動画の冒頭で登場しているのが充電ケースです。ビジュアルなギミックに、まるでSF作品のようなデザインです。
これだけで欲しくなってしまいそうなものですが、機能面でも、収納するだけで充電できたり、ポケットがあったりなど付属のケースよりも数倍使いやすいものとなっています。
何ができるのか
では、このケースは何ができるのでしょうか。
本体を充電することができる
まず、このケースは収納するだけで本体を充電することができます。ケース内のバッテリーの容量は1500mAhです。Osmo Pocket本体のバッテリー容量は875mAhなので、ざっくり考えて1.5回分充電をすることができます。
今までは、充電がなくなったり長時間撮影をした後はモバイルバッテリーにケーブルでつないでいた方がほとんどだと思います。そうすると、ケーブルが鞄やポケットの中で絡まったりしたり、気が付いたら抜けていたりと凡雑でした。しかし、このケースなら収納をするだけで充電ができてしまいます。
アクセサリーを収納することができる
このケースの内部にはいくつかの溝があります。
- Micro SDカード2枚
- フィルター4枚
- スマートフォンコネクター2つ
を収納することができます。
付属のケースはそのような機能が全くついておらず、SDカードやフィルターはそれぞれ別にケースを用意して持ち運ばなければなりませんでした。
しかし、このケースを使えば必要なアクセサリー類がひとつのケースで持ち運べてしまいます。
なお、フィルターはNDフィルター対応ということですが、サードパーティ製のフィルターもフィットするそうですが、100%保証されているわけではありません。また、PLフィルターやワイドコンバージョンレンズなどのフィルターに厚みのあるものはフィットしないそうです。
頑丈
このケースは、付属のケースに比べると非常に頑丈にできています。付属のケースだと横が開いているせいで、ポケットに入れていた時などに金具などにあたって擦り傷ができてしまっていました。
しかし、このケースは、開いているところは全くありません。衝撃にも付属のケースよりは耐えられそうです。
あまりよくない点
非常にかっこよく、機能性に優れた充電ケースですが、もちろんあまりよくない点もあります。
悪い点
- サイズがやや大きい
- 値段が高い
- 収納時にスマートフォンコネクターを外さなければいけない
サイズがやや大きい
このケースの重量は169gと、かなり重たいです。本体の重さよりも重いので、これに収納して持ち運ぶと、重さが二倍以上になります。
また、サイズもΦ47,9 × 147 mmとスリムな小さいペットボトルくらいの大きさです。
鞄に入れて持ち運ぶならばそれほど変わりませんが、もしポケットに入れて持ち運ぶことを想定しているならば、そのサイズも相まってあまりいい選択ではないでしょう。
値段が高い
もう一つの点は、少し値段が高いということです。DJI製品のアクセサリーは大抵が高いので予想はしていましたが、15,000円から18,000円と予想よりも高い値段になってしまいました。
たかがケース、されどケース。ケースにこの値段を出せるかどうかですね。
収納時にスマートフォンコネクターを外さなければいけない
いつもスマートフォンに繋いで利用している人は要注意です。
充電ケースはスマートフォンコネクターが付いている部分をケースと接続して充電する仕様になっています。
したがって、スマートフォンコネクターが付いていたりカバーが付いていたら、収納も充電もできません。
収納するたびにいちいち外してスマートフォンコネクターだけを収納して、本体を収納して、という手順を踏むのは人によっては面倒だと感じるかもしれません。
まとめ
今回は、Osmo Pocket用の充電ケースをご紹介しました。何回も言いますが、SF感あふれる、未来を感じることのできるデザインと中にいろいろアクセサリーを収納できる機能性は魅力的です。
値段とサイズさえ許せれば、Osmo Pocketユーザーにとって必須アイテムとなるのではないでしょうか。