ある程度動くゲーミングPCを買うには10万円以上は最低でも必要です。すぐにポンッと出せる金額では無いため、価格の抑えられそうな「中古」に目が行く方も多いでしょう。
ただ、基本的には全くおすすめしません。安く抑えるにしても、新品で購入することを強くおすすめします。
本記事では、なぜ中古で買うのをおすすめできないかを解説していくので、現在中古での購入を検討している方の参考になれば幸いです。
ゲーミングPCを中古で購入するのはどうなの?
結論から言えば、ある程度PCパーツ知識があって、掘り出し物が目当てな方以外おすすめしません。
変に古いパーツを引いてしまったり、トラブルに遭遇してもサポートが受けられなかったりと、PC知識がないと対処できないことが多いのが中古の罠です。
初心者の方であれば損をしてしまう可能性が非常に高いので、パーツの見極めがきちんとできる方以外は避けておきましょう。
安さに目が走って中古を買ったのはいいものの、数ヶ月で故障したなんてこともザラにあります。
ゲーミングPCを中古で購入するべきではない理由
ゲーミングPCを中古で購入すべきではないと、先程述べましたが、具体的には何がいけないのか?その点をしっかり解説していきます。
パーツが古い
中古で売られているゲーミングPCのほとんどは、数世代前のパーツを搭載しています。
例えば、現在販売されているゲーミングPCに採用されているパーツはだいたい以下の通りです。
- CPU:Core i5やi7、i9の第12世代以降
- グラボ:RTX40シリーズ
中古ゲーミングPCであれば2~3世代前のものを使っていることが多く、今でもギリギリ使えるけど、すぐついて行けなくなる性能のものが多いんです。
中には5年以上前のパーツを搭載していながら「高性能!」と謳っている悪質な商品もあるので、ある程度パーツ知識がない方は避けましょう。
ゲームの進化に合わせてグラフィックボードやCPUの主要パーツも進化しているので、あまりにも前の世代のパソコンだと最新のタイトルに対応できない可能性が高いです。
保証期間がないことが多い
中古ゲーミングPCでもドスパラなどの大手ショップや中古専門ショップであれば保証が付いています。
1~3ヶ月程度と長くはありませんが、その間に自然故障が起きた場合に対応してくれるので、無いよりはマシです。
それ以外の媒体だと、基本的に保証は無いものと思ったほうが良いです。「トラブルなんて自力で対処できるわ!」という方以外は保証ありのモデルを選びましょう。
新品のゲーミングPCの場合1年、最長3年くらいです。
ウイルス感染している場合がある
きちんとした中古専門サイトであればまず起きませんが、メルカリやヤフオクなどの個人間での取引の場合、悪意のある出品者がいないとも限りません。
説明欄には何も記載されていなかったけど、実際に使ってみるとトロイの木馬に感染してた!
なんてことも、可能性はかなり低いですが、絶対に無いとは言い切れないので、デメリットとして考えておいたほうが良いでしょう。
ゲーミングPCを安く購入するには
最低10万円からというゲーミングPC。ちょっとすぐに出せる金額ではありません。ここからは少しでも値段を抑える方法を解説していきます。
セールやクーポンを利用する
大体の人がすぐ思いつくのは、セール時を狙ったり、クーポンを併用して購入することでしょう。
ほとんどのBTOショップではクーポン適用で割引になります。コラボモデル発売時などは5000円程度安くなることもあるので、狙い目です。
セールに関しても、どのショップでも開催されていますが、頻度が高いのが「フロンティア」です。いつ見てもなにかしら開かれてるので、とりあえず見ておきましょう。
手数料無料の分割購入も、ダメージを抑えて購入できますね
アウトレットのPCを購入する
ショップによってはアウトレット品が販売されていることもあります。
マイニングベース社のAstromedaブランドを例にあげますが、以下の構成だと、定価で買うより1割程度安く購入できます。
ただ、基本的には在庫は一点物ですし、コスパの良いモデルに巡り合う確率はかなり低いので、「たまたま見つけられたらラッキー」程度で見ておくと良いでしょう。
ドスパラやパソコン工房などの大手ショップでもアウトレット品ありますね。
安くておすすめなゲーミングPC3選
ここからは新品で買える、コスパが良いモデルを3つほどご紹介します。
- GALLERIA RM5C-R36
- LEVEL-M05M-114-RXX-L [Windows 10 Home]
- G-GEAR GA5J-A221/B
RM5C-R36
製品名 | GALLERIA RM5C-R36 |
OS | Windows 11 |
CPU | Core i5-13400 |
GPU | GeForce RTX 3060 12GB |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB NVMe |
HDD | 非搭載 |
価格 | 159,980円 |
簡単なゲームプレイから負荷の高い作業までこなせるマルチタスクに適しており、全体的にコスパの優れた一台です。
性能はそこまで高くありませんが、設定次第で最新タイトルや高リフレッシュレートに対応できるなど、フルHD環境であれば十分活躍できるでしょう。
LEVEL-M05M-114-RXX-L [Windows 10 Home]
製品名 | LEVEL-M05M-114-RXX-L [Windows 10 Home] |
OS | Windows 10 |
CPU | Core i5-11400 |
GPU | GTX 1660 Ti |
メモリ | 16GB |
SSD | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 |
光学ドライブ |
DVDスーパーマルチ
|
価格 | 125,980円 |
先程ご紹介したGALLERIA RM5C-G60Sとほとんど同じくらいの性能を持っており、将来性が高いわけではありませんが、価格が抑えられているので手は出しやすいでしょう。
ゲーミング性能は標準的で、フルHD環境でのゲームプレイに最適です。初めてゲーミングPCを購入する方にもおすすめと言えます。
G-GEAR GA5J-A221/B
製品名 | G-GEAR GA5J-A221/B |
OS | Windows 10 |
CPU | Core i5-12400 |
GPU | AMD Radeon RX 6500 XT |
メモリ | 16GB |
SSD | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
価格 | 129,800円 |
CPUに採用されているCore i5-12400は、Core i5シリーズながら従来モデルのCore i7シリーズに匹敵する高い性能を持っており、ゲーム以外の用途でもしっかり活躍してくれます。
グラボはRadeon RX 6500 XTですが、これはGTX1660SUPERと比べて多少性能が上がっているとはいえ、所詮エントリークラス。フルHDより上の解像度には非力です。
APEX・フォートナイトにおすすめのゲーミングPCは?
先程ご紹介した3つの中であれば、RM5C-G60Sがおすすめです。
「Core i5シリーズ」×「GTX1660 SUPER」ということもあって、ゲームではWQHDや4Kでのプレイは苦手ですが、フルHDであれば本領を発揮してくれます。
設定次第では144Hzのような高リフレッシュレートも目指すことができますし、Apex Legendsやフォートナイトなど比較的負荷の軽いタイトルなら余裕を持って対応できるでしょう。
RTX 3060及びRTX 3060Tiになるとワンランク高い性能を手に入れられるので、性能不足を感じたら乗り換えるのも手ですね。
まとめ
ここまで中古ゲーミングPCをおすすめしない理由について解説してきました。
基本的にはゲーミング用PCは新品で購入しましょう。「ゲーミング」と言えるような性能の中古なんて数は多くありませんし、魅力的な価格のモデルも少ないです。
新品だと最低1年間の保証もついているので、メリットの方がはるかに大きいですから、初心者があえて中古を選ぶ理由はありません。
買うとしても、搭載パーツをしっかり吟味できるくらいの知識がついてからですね。