一般的にパソコンは家電量販店やパソコンショップで完成品を買うものだと思っていませんか?BTOパソコンはマニアックなものだと思う方も多いでしょう。実は最近、BTOパソコンを購入する方が増えているのです。
その理由は、自宅で仕事をする人が増え、性能のいいBTOパソコンの需要が高まっているからです。
- 余計なソフトがインストールされていない
- 自分の好みにパーツをカスタマイズできる
- BTOパソコンはデスクトップだけではなくノートもある
ことが注目されています。
本記事ではBOTパソコンについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
BTOパソコンとは
BTOとは受注生産のことで、「Build to Order(ビルド・トゥ・オーダー)」を略した言葉です。買い手である消費者が注文してから組み立てるパソコンで、予算や使用目的・用途などに応じて好みにパーツをカスタマイズできます。
ショップによって、組み立てキットを販売している場合があります。あらかじめ適正なパーツが選ばれているので、自作に挑戦したい方におすすめです。パーツを選ぶ手間がはぶけ、自分でパソコンを組み立てる楽しさが味わえます。
パソコンの購入方法は3パターン
一般的なパソコンの購入方法は以下の通りです。
- メーカー製パソコン
- BTOショップで注文
- 自作でパソコンを組む
それぞれ詳しく解説していきます。
メーカー製パソコンを購入する
一般的に家電量販店で多く売られているタイプです。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
BTOパソコンに比べてメーカー製パソコンは価格が割高です。その理由は、販売相手であるユーザーが不特定多数だからです。
- あらかじめインストールされているソフトが多い
- 基本的なインターネットやメール以外にも多機能
- 丁寧に書かれたマニュアル
- メーカーの保証・ブランド力
メーカーには主に国内・外資系とあります。代表的な国内メーカーとして、
- 富士通
- NEC
- Panasonic
- Dynabook
が、あげられます。
外資系のメーカーとしては、
- HP(ヒューレットパッカード)
- DELL(デル)
- Apple(アップル)
などが有名です。
国内メーカーは価格がやや高めに設定されていますが、安心感が違います。サポートや品質がしっかりしているからです。
外資系メーカーのパソコンは、リーズナブルなのが魅力です。
BTOショップで注文する
BTOショップで注文する場合、家電量販店やパソコンショップで売っているメーカー製パソコンとは違います。あらかじめインストールされているソフトが、WindowsやiOSなどのOSやデバイスを動かすドライバーのみなのが最大の違いです。
- CPU
- メモリー
- HDD/SSDといったストレージ
- 保証
- マウスの有無
- キーボードの有無
- 電源
などがあげられます。
メーカー製パソコンに比べBTOパソコンは低コストなのが魅力のひとつです。必要のないソフトまでインストールされていることがなく、同じ「販売元」と「製造元」という場合が多いためです。仲介コストがかからないことはもちろん、パーツを大量に仕入れられるため原価をおさえられます。
自作でパソコンを組む
市販されているパーツの中から必要なアイテムを購入し、自身で組み立てるパソコンです。一見難しそうに感じる方も多いのではないでしょうか?
特に難しいことはなくスマホなどで調べながら組み立て可能です。パーツ同士の相性や構成に問題がないように選んでしまえばよいからです。
自作パソコンはパーツ選びがすべてだといっても過言ではありません。
PCケースはもちろん、構成やパーツまで自分で選ぶので自由度が高く、好みのパソコンを組み上げられます。
BTOパソコンのおすすめメーカー
BTOパソコンのメーカーはたくさんあります。その中でもサポートの充実した初心者向けのメーカーや、デザインとカスタマイズ性の高さにこだわった玄人向けのショップまでさまざまです。
ここではおすすめのBTOパソコンメーカーを3社ご紹介します。参考になさってください。
ドスパラ
ドスパラのゲーミングパソコン「ガレリア」は人気が高く、e-sportsでも多く採用されていることで知られています。
ドスパラは、10万円以下の低価格帯モデルからハイエンドモデルまで幅広く扱っています。
デスクトップだけではなくノートパソコンのバリエーションが豊富なのも魅力のひとつです。
サポート体制が充実しており、初心者の方から玄人の方まで満足できるメーカーだといえます。サポートだけではなく保証サービスも最大5年保証まで対応しているので安心です。
ドスパラには独自のポイント還元システムがあり、お得感があります。
ゲーミングパソコン「ガレリア」やクリエイター向けパソコン「raytrek」を扱うドスパラは、株式会社サードウェーブが運営しており、企画・製造を行っています。
特にこだわっているのが電源部分です。電源の品質によってパソコンが故障してしまった場合、その責任はBTOメーカーになるためです。
出典:サードウェーブ綾瀬工場でGALLERIA(ガレリア)の電源品質へのこだわりに迫る!
パソコン工房
パソコン工房は、東京秋葉原を中心に全国にショップを展開しています。知名度があり価格も安めにおさえられていることから、コスパを重視したい初心者の方におすすめです。なぜならセールの開催が多く、扱っている種類が豊富なためです。
全体的にバランスがとれており、取り扱う商品もバラエティ豊富なのがパソコン工房の特徴だといえます。
- パソコン保証(最長4年)
- パソコン引っ越しサービス「めちゃ楽」
- 出張修理サポート
などがあります。
中でも「めちゃ楽」は届いたパソコンを箱出しや設定、置きたい場所への設置や古いパソコンからのデータ移行もサービス内容に含まれます。パソコン初心者でも手厚い保証内容なのは安心です。
フロンティア
1993年に誕生したパソコンブランドであるフロンティアは、知名度は低いもののヤマダ電機グループのショップなので、信頼度が高いといえます。
厳選された商品内容は初心者でも選びやすく価格も抑えめなため、初心者向けのショップだといえます。
他のBTOショップに比べ、セールやキャンペーンの開催が多いのも魅力のひとつです。納期が5営業日~2週間とやや遅めなのがデメリットです。
BTOについてまとめ
自分の好みにカスタマイズできるのが魅力のBTOパソコンは、ゲームをしないユーザーからも注目を集めています。というのも、性能のよさや不要なソフトが入っていないなどの理由があるからです。手ごろな価格も魅力のひとつだといえます。
高い買い物だからこそ、こだわりのBTOパソコンを選びましょう。ぜひ本記事を参考にしていただき、検討してみてください。