各社で開発された小型カメラはそれぞれ違う特出した特徴があり、どの小型カメラが1番良いとは言えないのが現状です。
写真や動画と撮る際の環境やシーンに合わせて自分の用途と合った小型カメラを用意するのがベストでしょう。
以前紹介したOsmo Pocketは街撮りやなるべく荷物をミニマムに抑えたい旅行などのシーンに適しています。
今回は、その中でもGopro Hero7Blackについて紹介していきます。
Gopro Hero7Blackは小型カメラの中でも最もアクティビティーなシーンに適した小型カメラです。
小型カメラを車で例えるならば
- Goproシリーズは小さく四駆で雪山走行や川をも渡れるジムニー
- DJIから販売されているOsmoPocketは街乗りに適したプリウス
- SONYのRX0ⅱはGoproと少しコンセプトが似ているエクストレイル
- insta360は最新技術を詰め込んだ他とは違った路線のテスラ
のようなイメージです。
なぜ、Gopro Hero7Blackがなぜ最もアクティビティーなシーンに適したカメラなのかをその理由も含めて紹介していきます。
Gopro Hero7Blackの紹介!
Gopro Hero7シリーズにはBlackの廉価版であるSilverやWhiteが販売されていますが、Protune(撮影の詳細設定機能)やHyperSmooth機能、Timewarp機能が搭載されていなく内臓バッテリーで、さらにはKarmaGripなどにも対応していない為、非常に手ブレに弱くおすすめしません。
Gopro Hero7シリーズではBlackを一推ししています。
もしHero7 Blackは予算が合わないという方であればGopro Hero7 SilverやWhiteを購入するのでは無く、Gopro Hero6を購入するのがオススメです。
なぜオススメかと言うと、HyperSmooth機能やスーパーフォト、Timewarp機能こそありませんが、protune機能により撮影時に詳細な設定をすることやバッテリーが着脱式、KarmaGripなども対応している為、手ブレ補正や映像のクオリティはGopro Hero7Blackとあまり遜色のないレベルで撮影が可能です。
- 高画質で滑らかな映像が撮れる
- ハウジングが無くても防水性能や耐久性能に優れている
- 豊富なアクセサリーで臨機応変に様々なシーンに対応
- Goproアプリが優秀
- セルフタイマーにも対応
- ボイスコントロールコマンドがある
それではGopro Hero7Blackについて詳しく触れていきましょう。
高画質で滑らかな映像が撮れる
Gopro Hero7blackと旧モデルのGopro Hero6にはSocionext と GoPro が共同で設計・開発されたプロセッサーGP1が搭載されています。
このGP1によりフルHD(1920×1080ピクセル)だと240fps、4K(3840×2160ピクセル)だと60fpsでの高画質でなめらかな撮影が可能となりました。
1秒に描写されている数値のことで例えば240fpsだと1秒間に240枚の画像によって映しだされているということになります。
さらにGoproは動画だけで無く魚眼型の広角レンズによる画角の広い写真が撮れるのも特徴です。1200万画素での撮影が可能でRAW形式で保存する事もできるので編集の幅も広がります。
こちらは魚眼ONで撮った写真
さらにprotune機能を使う事でISO感度やWBなどを設定できる。
ハウジングが無くても防水性能や耐久性能に優れている
全てのカバーを閉じた状態で水深10mまでの防水性能が備わっているので、ダイビングなど余程深く潜って撮影するシーン以外ではハウジングを付ける必要はありません。純正のハウジングを取り付ければ最大水深60mまで使用できるようです。サードパーティ製だと45mが多いです。
主にハウジングを付けてない状態で、スノーボードをする際に使用していましたが、雪の中であろうと転倒しようと落とそうと、まるで壊れる気配がありませんでしたので安心して使うことができました。
豊富なアクセサリーで臨機応変に様々なシーンに対応
Goproの最大の強みであるアクセサリーの豊富さから様々なシーンに対応することが可能です。
例えば、ヘルメットにマウントすることにより撮影者目線での撮影を可能にしたり、自撮り棒による自撮りなどアクセサリーを使用することによりGoproには様々な手段であらゆるシーンでもGoproを固定し撮影することができます。
他の小型カメラでは撮影できないシーンでも撮影できるので表現の幅が圧倒的に広くクリエイターの方には重宝しますね。
Goproアプリが優秀
スマートフォンにGoproアプリをインストールする事で、スマートフォンでGoproの設定から遠隔操作、その場で撮影した写真や映像を確認する事ができます。
GoproQuikアプリなどでSNS用のショートムービーなどすぐに編集する事もできるのも嬉しいところです。
セルフタイマーにも対応
今回のGoproからセルフタイマーにも対応しました。
グループ写真の撮影やHowto動画の撮影など様々なシーンで活かす事ができそうです。
ボイスコントロールコマンドがある
12種類のボイスコマンドにより話しかけるだけで撮影のON、OFFなどが可能です。
バイクや車の車載やヘルメットマウントをしている時、両手が塞がっているシーンで効果を発揮します。
コマンドは以下の12種類
- GoPro ビデオ撮影を開始
- GoPro ハイライト
- GoPro ビデオ撮影を停止
- GoPro 写真
- GoPro 連写
- GoPro タイム ラプス スタート
- GoPro タイム ラプス ストップ
- GoPro ビデオ モード
- GoPro 写真モード
- GoPro タイム ラプス モード
- GoPro 連写モード
- GoPro 電源オフ
- GoPro 電源オン (HERO7 Black、HERO6 Black、Remo + HERO5 Black のみ)
- That Was Sick*
- GoPro 撮影 (HERO7 カメラのみ)
- GoPro 撮影ストップ (HERO7 カメラのみ)
Gopro HERO7Black独自の機能にフォーカス
現在Goproから販売されてるフラッグシップモデルのHERO7Blackでは今までのGoproに比べて、新たな機能が搭載されてるので紹介していきます。
- HyperSmooth
- TimeWarp機能
- スーパーフォト機能
- ライブストリーミング
HyperSmooth
新しい機能の中でも1番の目玉なのが
HyperSmoothという手ブレの安定化機能です。
これはジンバルを使わなくても、ジンバルを使ったかのように手ブレを補正してくれます。
この機能によってサーフィンやスノーボード、マウンテンバイクやバイクでの車載動画等の激しいシーンでも滑らかな映像を撮ることが可能です。
しかしHyperSmooth機能はアスペクト比16:9でしか使用できない為、4:3で滑らかな映像を撮影したい方はジンバルを使っての撮影が必要です。
こちらの動画でその効果を体感することができます。
TimeWarp機能
そして動きながらのタイムラプス撮影に特化したTimeWarp機能。
HyperSmooth機能をタイムラプスにも使うことにより動きながらでも安定したタイムラプスが撮影することを可能にする機能です。
設定可能な倍速(x) | Goproの推奨するシーン |
---|---|
×2,×5 | 景色のよい道路での運転 |
×10 | ハイキングや探検 |
×15,×30 | ランニングやマウンテン バイク |
以上の倍速でタイムラプス撮影することが可能です。
こちらの動画の1:10秒付近からGoproHero6のタイムラプスとTimewarpが比較されています。
スーパーフォト機能
スーパーフォトはハイダイナミックレンジ(HDR)、ローカルトーンマッピング、マルチフレームノイズ低減を駆使することでベストなシーンを自動的に捉えてくれる機能です。
スーパフォト機能を設定し、撮影ボタンを押すだけで自動でベストな写真を処理してくれます。
ライブストリーミング
GoproHERO7とGoproアプリを使用することによりFacebookへ直接ライブストリーミングが可能。現状直接ライブ配信ができるのはFacebookのみです。
RTMP URLを使用する事で(Twitch、YouTube、Vimeo、INKE、HUYA、DOOYU、BILIBI、YY)にも配信が可能で今後、直接ライブストリーミングできるようにプラットフォームを追加していくようです。
さらにスノーボードやスキー、登山、海外旅行などでライブ配信する際は電波が悪い事が多いので注意が必要ですね。
実際に使ってみた感想
半年ほどの使用歴になりますが特に故障などもなく綺麗な映像や写真を残すことができ豊富なアクセサリーにより色々なシーンでも使用できるので特に不満も無く使用しています。
カメラの中でも環境を選ばずに色々なシーンに対応する事のできるGoproHERO7Blackがズバ抜けて表現の幅が広いのではないでしょうか。
スマホからGopro、そしてGoproからミラーレス一眼とカメラを揃えてきましたが、GoproでProtune機能でISOやWBなども触ってきたのでミラーレス一眼を触った時もある程度とっつき易かったと思います。
ミラーレス一眼を使用するのが怖いシーンでもGoproなら躊躇無く使用できるのが嬉しいですね。
ただバッテリーの持ちが悪いので予備バッテリーは必須でした。
まとめ
GoproHERO7Blackの良い点・悪い点
良い点
- 豊富なアクセサリーによりどのようなシーンでも対応し表現ができる。
- 優秀な手ブレ補正により激しいシーンでも滑らかな映像が撮れる。
- 優秀な防水・防塵性能によりあらゆる環境でも撮影ができる。
悪い点
- 値段が高い
- バッテリーの持ちが悪い
- アクセサリーが豊富がゆえに荷物が嵩張る。
GoproHero7 Blackはこのような人に向いている!
- 環境を選ばずに色々なシーンを撮りたいクリエイティブな方
- デリケートなカメラに神経を使わず撮影したい方
- スマートフォンでの撮影より1ランクレベルアップしたい
上記に当てはまる方は、迷わずGoproHero7Black一択でしょう。
生まれ持ったGoproHero7 Blackのポテンシャルと豊富なアクセサリーを使用する事で個性豊かな作品を作ることができる事でしょう。
Gopro本体にはmicroSDが付属していない為、注意が必要
GoproHero7BlackにはmicroSDが付属していない為別途購入が必要です。
さらにClass10以上のmiciroSDにしか対応していない為注意が必要です。
私はSundiskのExteme PROを使用していますが書き出し速度も早く、読み込みエラーにも出くわしたことがないのでオススメです。他のメーカーだと読み込みエラーなど発生したりする事もあるようです。
GoproHero7Blackはすごく奥の深いカメラで1記事ではまとめる事ができなかった為、別記事にて使い方やアクセサリーなどを紹介していきます。