サウンドプレイをしている人とサウンドプレイをしていない人とでは、天と地程の差がでます。
最適なヘッドセットに投資することは決して悪い考えではありません。
ゲームでサウンドは非常に重要です。
FPS初心者の方でなんで場所バレてるの!?って思ったことは多々あるのではないでしょうか。
その要因としてFPS上級者は相手の居場所を正確に把握するのが得意です。
FPS上級者は足音を聞いて敵の位置を把握することで立ち回りに迷いが無くなったり、リロード音やグレピンを抜いた音等を聞こえた時にキメ撃ちで飛び出せる等、ゲームをかなり有利に進めることが出来るので音を聞いている人聞いてない人とでは一方的な差がでます。
さらには長時間ゲームをプレイしても疲れを感じずにゲームをプレイする為にはゲーミングヘッドセットの締め付けや、軽さなども重要になってきます。
今後自分がゲーミングヘッドセットを参考にして少しでもゲーミングヘッドセットを比較できるようにこれから様々なゲーミングヘッドセットをレビューしていきます。
今回はゲーミングヘッドセットではありませんが、ゲームシーンでも非常に優秀なモニターヘッドホンbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)のDT990PROをレビューします。
Fortniteのトップストリーマーninjaも認知されていないときからずっと愛用しているということで有名で、TOMATYもユンピューも多くのヘッドセットを使ってきましたが1年ほどこのDT990PROに落ち着いていますので、とまとぶろぐとしても愛用しているイチオシのヘッドホンです。
beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)のDT990PROの特徴
世界で初めてダイナミック型のヘッドホン(現在メジャーな形式のヘッドホン)を開発した企業であり、現在も品質の高いヘッドホンを作り続けています。
1985年にbeyerdynamicからモニターヘッドホンとして開発されたDT990ですが、数十年経過しても、完成度の高さから根強い人気があり、現在でも生産が続いているベストセラー品なんです。
モニターヘッドホンって何?となった方に説明しますと、音楽や映画での制作現場で使われているヘッドホンであり、音が正確に出ているかのチェックなどに使用されています。
ですので、DT990PROはオーディオヘッドホンやゲーミングヘッドセットなどに比べると音がハッキリ、クッキリしているのが特徴と言えるでしょう。
beyerdynamic(ベイヤーダイナミック) DT990PROの使用感
音質
満足度:★★★★★
DT990は開放型のヘッドホンです。
密閉型のヘッドホンに比べると遮音性は劣りますが、音の抜けが良いので音がクリアに聞こえます。
著者自身今までいろんなヘッドホン(数万円から数十万円の品物)やゲーミングヘッドセットを使用してきましたが、一番好みの音質がこのDT990PROなんです。
音質の傾向としましては高音と低音が強く出ているドンシャリタイプです。
ドンシャリと聞いてガッカリした人もいるかと思いますが、DT990PROのドンシャリの音質はかなり自然で、高音はサ行が刺さるか刺さらないかのラインで、低音は籠ることなくしっかり鳴らしてくれます。
モニターヘッドホンという事もあり、楽器が多く鳴らされている音楽でも楽器一つ一つしっかりと鳴らしてくれるので、「この曲こんな音鳴っていたんだ」という他のゲーミングヘッドセットなどでは聞こえなかった音などが聞こえるなど面白い発見もできました。
FPSなどのゲームでも、銃声や足音をしっかりと判別できます。
多くの数が発売されているヘッドホンの中でも唯一無二なドンシャリの分類で、著者自身ドンシャリの音質はあまり好まないのですが今ではすっかりDT990PROの虜です。
余談ですがDT990PROよりも高額なhd700やT1などを所有していましたが、DT990PROの音質にハマり、今では売却してしまいました。
定位性
満足度:★★★★☆
高音と低音が強く出ているドンシャリタイプのモニターヘッドホンということもあり、音の区別がしっかりできる為、音の聞き間違いがないです。
サウンドカードを使用していなくても、そのままでも相手がどこにいて何をしているかっていうのがはっきりと分かる定位性です。
装着性
満足度:★★★★★
ドイツの熟練エンジニアが1つ1つハンドメイドで組み立てているだけあって、製品の品質がよく装着性、軽さ共に文句なしの出来です。
耳を包む部分のイヤーカップがベロア製と言われるフカフカした素材で出来ており、メガネを装着して10時間使用しても痛くなりませんでした。
側圧も開放型とあってかそこまでキツくありません。
取り回し
満足度:★★☆☆☆
DT990PRO最大の欠点、それはケーブルがカールコードというクルクルとなったケーブルで扱い辛いのと、DT990PROは駆動力が必要なのでヘッドホンアンプを使用しないと電力不足でまともに鳴ってくれない。
前者のカールコードは慣れたらそんなに違和感がないのですが、後者のヘッドホンアンプとなると追加費用(1万円〜)が掛かるので、少し手を出し辛いかもしれません。
パソコンに直接接続しても鳴ることは鳴るのですが、DT990PROの良さは半減してしまうので、ヘッドホンアンプは必須です。
1つコツとしては右利きの人はヘッドホンアンプをデスクの左のほうに置いて、カールコードを膝の上に置くような感じで使うとマウスを振る際なども邪魔にならずにおすすめです。
プラグが一般的な3.5mm(ミニ)から6.3mm(標準)への変換アダプターも付属しているのでステレオミキサーやヘッドホンアンプなどにも対応できるのは嬉しいところです。
beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)DT990PROの良い点と悪い点
DT990PROの良い点
良い点
- デザインがシンプルで大人
- 音質が抜群に良い
- 値段が比較的に安い
- 装着製が良く長時間使用できる
- ドイツの職人によるハンドメイドで作りがしっかりしている
DT990PROの良くない点
良くない点
- カールコードで扱いにくい(慣れれば気にならない)
- ヘッドホンアンプが必要
- ヘッドセットではないのでボイスチャットをするなら別途マイクも必要
beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)DT990PROの総評
私たちにとって総合点は非常に高く、ケーブルがカールコードな事以外は完璧なヘッドホンと言えます。
ですので現在使用しているゲーミンングヘッドセットからDT990PROに乗り換えると、ゲーミングヘッドセットでは満足できなかった装着性や音質を提供してくれるでしょう。
ストリーマーのninjaもこのDT990PROについて、装着性と音質が良いからとインタビューで言っていたようですが、実際に使ってみてninjaの言うDT990PROの魅力が分かりました。
別途マイク等の導入にコストがかかってしまうのに目を瞑れる人にとっては是非試してみてほしいヘッドホンです。