APEXにおける上位プレイヤーのほとんどはキーボードに拘っており、反応速度やキーの押し込みなど、かなり細かいところまで重視しています。
ゲームを上達する上では、プロも使っているような高機能デバイスを使うことが近道です。そこで本記事ではプロゲーマー御用達のおすすめゲーミングキーボードをご紹介していきます。
ゲーミングキーボードの選び方や、普通のキーボードとの違いなどもしっかり解説していくので、キーボード選びでお悩みの方はぜひ本記事を最後まで読んでみてください。
普通のキーボードとゲーミングキーボードの違い
一般的なキーボードとゲーミングキーボードとでは、大きく以下のような違いがあります。
- 押し心地が全く違う
- キーの種類が豊富
- 反応速度が違う
- 複数キーの同時押しに対応
- デザインが豊富
複数キーの同時押しに対応というのは、「Sift」を押しダッシュしながら、「W」を押し前に進みながら、「スペース」を押しジャンプなどが可能ということです。
複数同時押しに対応していない場合は操作が反映されないですから、一般的なキーボードよりゲームに向いています。
APEXのゲーミングキーボードの選び方
ゲーミングキーボードを選ぶ際は以下のポイントを抑えておきましょう。それぞれ詳しく解説していきます。
- 軸で選ぶ
- テンキーレスかフルキーボードで選ぶ
- 有線か無線で選ぶ
- 反応速度で選ぶ
軸で選ぶ
キーボードの種類は主に「メンブレン」「パンタグラフ」「メカニカル」の3種類がありますが、ゲーミングキーボードで多く採用されているのはメカニカルです。
メカニカルではキーキャップのしたにスイッチが搭載されています。そのスイッチはメーカーごとに異なり、多くの種類が存在するのです。
赤軸や青軸といった色で種類分けされているのですが、それぞれ特徴が異なります。
- 青軸:カチャカチャと言った大きめの打鍵音。打ち心地が爽快
- 赤軸;青軸に比べて打鍵音は控えめ。打鍵感もそこそこある
- 茶軸:青軸と赤軸の中間。搭載しているキーボードがそこまで多くない
- 銀軸:打鍵音は控えめ。キータッチがとにかく軽いので高速入力に向いている
まだまだ軸の種類はありますが、キリがないのでここら辺で。それぞれ打つ感触が異なるので、店頭などで実際に試してみて決めるのが一番良いでしょう。
テンキーレスかフルキーボードで選ぶ
テンキーが付いているかいないかも選ぶ際のポイントです。テンキー搭載のものはスペースをかなり取ってしまうので、デスク環境によっては圧迫することもあります。
基本的にはゲーム用途でキーボードを購入するのであれば「不要」と考えて良いでしょう。ゲームの場合は以下のようなデメリットがあります。
- マウスを大きく動かすローセンシの方には邪魔になる
- 単純にマウスを動かすスペースが減る
- テンキーが必要なシーンはほぼ無い
数値入力や表計算などでテンキーを使う機会が多い方であればテンキー付きのものでも良いでしょう。
有線か無線で選ぶ
キーボードには有線・無線モデルが存在します。両者の特徴は以下のとおりです。
- 充電する必要がない
- 遅延の心配をする必要がない
- ケーブルが邪魔になるかも
- デバイスごとに使い分けるのが面倒
有線キーボードは無線キーボードと違ってバッテリーの心配をする必要がありません。また、一切遅延の心配をしなくて良いのもメリットです。
キーボードはマウスと違ってあまり動かすものではないので、有線でも意外とケーブルは邪魔にならなかったりします。
- ケーブルがないので取り回しが楽
- デバイスの切り替えが楽
- 充電が必要
- 物によっては遅延する可能性がある
無線キーボードはどうしても定期的に充電する必要があり、充電し忘れに注意しないといけません。
遅延に関しては、新しいモデルのものであればほぼ体感できないレベルです。また、複数デバイスで使う際に切り替えがスムーズなのは有線にはない魅力と言えます。
反応速度で選ぶ
先程いろいろな種類の「軸」があると説明しましたが、軸によって応答速度が変わります。
例えば、「銀軸」は他のキースイッチと比べてアクチュエーションポイントが短く、反応速度が高速なのです。
大体、キーボードのスペック表には応答速度が表記されています。細かな差ですが、APEXにおいてはこの差が勝敗に影響することもあるので、応答速度には拘っても良いでしょう。
APEXにおすすめのコスパ最強ゲーミングキーボード
Apexをプレイするのにおすすめのゲーミングキーボードは、以下の5台になります。
製品名 | Logicool G Pro X | Ducky One 2 mini RGB 60% Version | RAZER HUNTSMAN TOURNAMENT EDITION | HyperX Alloy FPS Pro | Logicool G913 |
価格 | 12,280円(税込) | 13,500円(税込) | 17,000円(税込) | 11,450円(税込) | 26,730円(税込) |
軸 | 青軸 | 銀軸 | Razer リニアオプティカルスイッチ(Razer独自開発) | 赤軸 | タクタイル、クリッキー、リニア(独自スイッチ) |
テンキーレス・フルキーボード | テンキーレス | テンキーレス | テンキーレス | テンキーレス | フルキーボード(テンキーレス版もあり) |
有線・無線 | 有線 | 無線 | 有線 | 有線 | 有線・無線対応 |
反応速度 | 約0.20秒 | 記載なし | 約0.19秒 | 約0.2秒 | 約0.18秒 |
使用しているプロゲーマー | Bazzi、rion、ZETA DIVISIONなど | Meiy、SugarZ3roなど | はつめ、Zerostなど | Marmelo、Dhimoruto、smthなど | million、TEN、TORANECOなど |
Logicool G Pro X
製品名 | Logicool G Pro X |
価格 | 12,280円(税込) |
軸 | 青軸 |
テンキーレス・フルキーボード | テンキーレス |
有線・無線 | 有線 |
反応速度 | 約0.20秒 |
使用しているプロゲーマー | Bazzi、rion、ZETA DIVISIONなど |
「Logicool G Pro X」はコンパクトなテンキーレスサイズのゲーミングキーボードになります。
キースイッチ(軸)をカスタマイズできるのが特徴で、別売りの赤軸や茶軸に変更可能です。
デフォルトの青軸だと打鍵音が少々大きいので、気になる方は赤軸がオススメです。
Ducky one 2 mini 60%
製品名 | Ducky One 2 mini RGB 60% Version |
価格 | 13,500円(税込) |
軸 | 銀軸 |
テンキーレス・フルキーボード | テンキーレス |
有線・無線 | 無線 |
反応速度 | 記載なし |
使用しているプロゲーマー | Meiy、SugarZ3roなど |
「Ducky One 2 mini RGB 60%」はテンキーレスサイズのものよりも一回り小型なゲーミングキーボードになります。
本体サイズがとにかくこぶりなので、デスクで幅を取らずマウスを大きく振ることもできます。
また、反応速度が爆速な「銀軸」を採用しているので、FPSなど一瞬の反応が大事になってくるゲームでは相性は抜群です。
Razer Huntsman Tournament Edition
製品名 | RAZER HUNTSMAN TOURNAMENT EDITION |
価格 | 17,000円(税込) |
軸 | Razer リニアオプティカルスイッチ(Razer独自開発) |
テンキーレス・フルキーボード | テンキーレス |
有線・無線 | 有線 |
反応速度 | 約0.19秒 |
使用しているプロゲーマー | はつめ、Zerostなど |
「RAZER HUNTSMAN TOURNAMENT EDITION」はRazerオリジナルの光学式メカニカルスイッチを搭載したゲーミングキーボードになります。
銀軸よりもアクチュエーションポイントが小さいため、かなり反応速度に優れています。
浅いことで少ない押し込みで反応するので、指の疲労感が少なく済みます。反応速度や応答速度の面でかなり有利に立てるので、それらを重視する方には特におすすめです。
HyperX Alloy FPS Pro HX-KB4RD1-US
製品名 | HyperX Alloy FPS Pro |
価格 | 11,450円(税込) |
軸 | 赤軸 |
テンキーレス・フルキーボード | テンキーレス |
有線・無線 | 有線 |
反応速度 | 約0.2秒 |
使用しているプロゲーマー | Marmelo、Dhimoruto、smthなど |
「HyperX Alloy FPS Pro」は丈夫なスチールフレームを採用した、コンパクトなテンキーレスキーボードになります。
赤軸を採用しており、静かで軽くて押しやすく操作性抜群なのが特徴です。フレームが薄いので高さが少し低く、入力する際はかなり使い勝手が良さそうです。
logicool G913
製品名 | Logicool G913 |
価格 | 26,730円(税込) |
軸 | タクタイル、クリッキー、リニア(独自スイッチ) |
テンキーレス・フルキーボード | フルキーボード(テンキーレス版もあり) |
有線・無線 | 有線・無線対応 |
反応速度 | 約0.18秒 |
使用しているプロゲーマー | million、TEN、TORANECOなど |
「Logicool G913」は多機能で高速入力に適した薄型ワイヤレスキーボードになります。
高さが普通のキーボードの半分程度しか無いので、かなり浅めの押し心地が特徴です。キー荷重が50gだけあって跳ね返りも強いので、高速入力に強いキーボードと言えます。
安いキーボードは反応が遅かったり反応しないのでおすすめしない
安いキーボードだと、どうしても反応速度や寿命などが劣ってしまうため、長く使う上ではあまりおすすめできる選択肢ではありません。
先程ご紹介したキーボードであれば数年は使えるだけの耐久性を持っていますし、性能的にトップレベルと言えるでしょう。
多くのプロゲーマーが愛用するデバイスでもあるので、信用度も申し分ありません。APEXを真剣に取り組むのであれば、少しでも性能の良いデバイスを使うのが上達への近道です。
キーボードとマウスにはこだわるべき
安く済ませるために3000円程度の激安ゲーミングキーボードを使うのもありですが、もっと上のランクを狙いたい場合は少しでもデバイスに拘ったほうが良いでしょう。
ランクが高くなるに連れ、プレイヤーの腕も上がってきます。ほとんどの上位プレイヤーはしっかりとしたゲーミングデバイスを使っていますから、その時点で差は生じてしまいます。
慣れてしまうと中々移行しにくいので、できるなら早いうちから性能の高いゲーミングキーボードに乗り換えておきましょう。