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HyperX Cloud Stinger Core wireless+7.1chをレビュー

HyperX-Cloud-Stinger-Core-wireless+7.1chをレビュー

HyperXよりワイヤレスヘッドセットのエントリーモデル「Cloud Stinger Core wireless+7.1ch」を提供していただきましたのでレビュー致します。

当ブログでは音響環境にうるさいということもあり、少し辛口レビューになりますが、

「Cloud Stinger Core wireless+7.1ch」の使用感を掘り下げて、どういった層にマッチングするのかを具体的にできればと思います。

最初に結論言うとエントリーモデルのワイヤレスヘッドセットということもあり、FPSなどの音が結果に響くゲームでそれなりに定位や音質を求めたりパフォーマンス求める人にとっては向いていなく、

MMOやMOVAなどを長時間プレイする際に快適性を優先するゲーマーや、お手軽にワイヤレスヘッドセットを作業通話に導入したいといった人にとって向いている製品といった印象です。

「Cloud Stinger Core wireless+7.1ch」と似たような1万円以下という価格帯で定位等の良いFPS用のヘッドセットを選択するのであれば、有線ではありますがHyperX Cloud IIを選択した方が間違いのない満足度の高い結果をもたらしてくれます。

執筆者のTOMATY、ユンピューともに音響環境にはそれなりに拘って整えている為に今回のレビューは難しい内容になりますが、どういった層が「Cloud Stinger Core wireless+7.1ch」を使えば満足度の高い結果になるのかを掘り下げていきます。

Cloud Stinger Core wireless+7.1chの機能面

Cloud Stinger Core wireless+7.1chのセットアップ

  1. 付属のUSBドングルをPCに接続。
  2. Cloud Stinger Core wireless+7.1chの左イヤーカップ側にある電源ボタンを3秒以上押すと接続される。

Cloud Stinger Core wireless+7.1chの充電について

充電はUSB-TypeC接続で行い、バッテリー残量は左イヤーカップ側のLEDインジゲーターで判断できる。

  • 充電完了 点灯グリーン(最大17時間稼働)
  • バッテリー残量15%~99% 点滅グリーン
  • バッテリー残量15%以下 点滅レッド

Cloud Stinger Core wireless+7.1chのボリューム調整

マイクミュートの仕方:マイクを一番上にあげる
音量調整:左イヤーカップ側のダイヤルで調整

Cloud Stinger Core wireless+7.1chの使用レビュー

音質

音質はハッキリ言って”イマイチ”です。

上位機種のhyperx croud2 と比べると酷かもしれませんがあちらよりも1枚膜を挟んだような音質で、音の解像度が低く感じました
音の傾向も低音寄りで一聴すると高音質に聴こえますが自然な低音ではなく、イコライザで低音をブーストしたような音質なので籠っているように聞こえるかもしれません。
銃声や足音が高音のゲームの場合は音が聞こえにくいといった印象で、高音を気にしない人なら気にならない音質です。
ワイヤレスヘッドセットのエントリーモデルと考えれば妥当な音質でしょう。

定位性

HyperX NGENUITYを導入することでソフトウェア上で2chと7.1chの切り替えができます。

2chの状態でFPSでの使用では音の解像度が低いのがあり足音や銃声が聞き取りにくかったです。

7.1chではよくゲーミングヘッドセットで感じる残響感がなく、自然な音質なのですが2chの状態よりも音質が悪く聞こえたので、使用の際には2chを強くお勧めします。

音がそこまで重要ではないMMOやMOBA、アクション向きでしょう。

装着性

側圧は開封時はややキツメで長時間ゲームをしたり、眼鏡をかけてゲームをしていると頭が痛くなってきます。

ティッシュ箱に挟むなどして側圧を矯正してしまえば、ワイヤレスゲーミングヘッドセットの中では最軽量クラスの本体重量244gと軽く、イヤーパッド等のクッション関係がメッシュ素材なので蒸れにくく長時間装着していても疲れを知らないヘッドセットと言ったところです。

マイクの音質

TOMATY、ユンピュー間でマイクテストを行ったところ、ノイズ等は無かったのですが標準装備されているノイズキャンセリングの影響か声が籠っているとのことで必要最低限の音質とノイズキャンセリングを兼ね備えているといったところです。

ノイズキャンセリングの性能はキーボード音などもしっかりと除去されるレベルです。

接続性

無線接続の接続距離は公式発表では最大20mとのこともあり、ストレスフリーです。

一戸建ての2階から1階まで移動しても通話相手と途切れずに通話することができました。

一世代前のAstro A50wirelessでは途切れてた距離でもまったく障害なく通話できていたので、無線接続の性能は非常に優秀と言えます。

USBドングルから長距離離れていても遅延も感じずに接続が安定していたのでCloud Stinger Core wireless+7.1chの中で一番フォーカスできるポイントと言えるでしょう。

Cloud Stinger Core wireless+7.1chの総評

音の情報が勝利に響くFPSゲーマー目線で見るのであればCloud Stinger Core wireless+7.1chは遅延こそ無いものの、「音質や定位」、「マイクの音質」等全てゲーミングヘッドセットとしてはやはりヘッドセットのエントリーモデルといった印象、「Cloud Stinger Core wireless+7.1ch」と似たような1万円以下という価格帯で定位等の良いFPS用のヘッドセットを選択するのであれば、有線ではあるがHyperX Cloud IIを選択した方が間違いのない満足度の高い結果をもたらしてくれるでしょう。

HyperX Cloud IIのレビューはこちら

逆にじゃあCloud Stinger Core wireless+7.1chはどういったユーザーに向いてるの?っていう視点を持った際の感想としては、ティッシュ箱などに挟んで側圧を和らげるのが前提ではありますが、ワイヤレスで尚且つ軽くて蒸れにくいという最大のポイントがあるので、LOL等のMOVAやsteamゲーム等の音がさほど重要じゃないゲームで快適性を求めるユーザーにとっては良い満足度をもたらしてくれるでしょう。

あとはマイクにノイズキャンセリングが内蔵されており、生活音等も入りにくいのでリモートワークや作業通話の環境をお手軽に整えたい人にとってもUSBドングルを指すだけでワイヤレスで軽いヘッドセットの通話環境が整うので良さそうですね。

シンプルに結果を書くのであれば、

  • 音が結果に響くゲームに使う人にとっては向かない。
  • 音が結果に響かなく、崩してゲームをしたい人や軽くて無線といった快適なワイヤレスヘッドセットを求めている人

にとっては向いているといったところでしょう。

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