現在、世界を席巻しているeスポーツ。ゲームを普段しなくても興味がある人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事ではeスポーツのタイトルやジャンルを徹底解説!eスポーツのタイトルやジャンルを知りたい人は、ぜひこの記事を参考にして下さいね。
eスポーツとは
「eスポーツって最近やたら聞くけど、そもそもeスポーツってなに?」ゲームを普段しない人は、こんな疑問を抱きますよね。
eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ」の略称で、コンピューターゲームをスポーツ競技として捉える際の名称。
現在世界中で大流行しているeスポーツですが、その起源は1972年まで遡ります。アメリカのスタンフォード大学の学生が、雑誌の無料購買権を賭けてコンピューターゲームの大会を開催しました。そこから、1990年代は一般家庭にPCが普及し、eスポーツは一気に拡大しました。
そして2000年には、eスポーツのオリンピックとも言える「World Cyber Games Challenge」が韓国で初めて開催されました。
eスポーツ市場は、特に北米・西欧・アジアを中心に拡大中。2019年に行われた「フォートナイト」の世界大会では16才の少年が優勝し、優勝賞金3億円を獲得しました。
現在では、インターネットの普及やyoutubeなどの配信サービスの普及で、誰でも簡単にeスポーツが楽しめます。このような配信サービスによる大会実況、ストリーマーの影響により、eスポーツはかなり身近な存在になっています。
人気のシューティングゲームタイトル
ここからは、具体的なeスポーツタイトルを解説します!
まずは世界中で大流行中の「シューティングゲーム」について。
シューティングゲームは以前から大人気のゲームジャンルです。それに近年では、フォートナイトやPUBGなどの「バトロワブーム」の影響で、「eスポーツと言えば、シューティングゲーム」というまでに人気が拡大しています。
シューティングゲームは、大きく分けてFPS(First Person shooter, 1人称視点) とTPS (Third Person shooter, 3人称視点) に分類されます。
ただ打ち合うだけでなく、緻密な戦略が求められるゲームジャンルで、スピーディーな展開が魅力です。
フォートナイト(FORTNITE)
ゲームタイトル | フォートナイト(FORTNITE) |
ジャンル | TPSバトロワゲーム |
リリース | 2017年 |
運営元 | Epic Games (エピックゲームズ, Epic, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, Mac OS, PS4, Xbox One, Nintendo Switch, iOS, Android |
主なeスポーツ大会 | Fortnite World Cup |
フォートナイトは、2017-2019年頃に大流行したバトロワゲーム。TPS(3人称視点)のゲームです。
フォートナイトの特徴は、他のシューティングゲームにはない「建築(クラフト)」要素。ただ打ち合うだけでなく、自分で遮蔽物を作ったり、高所を取るための建物を建築できます。
この要素により、他のシューテングゲームとは一線を画すフォートナイト。近年リアルなグラフィックが人気のゲーム業界ですが、フォートナイトはポップなアニメ調のグラフィックを採用。親しみが湧くデザインなので、初心者でもゲームに入りやすいです。
また、フォートナイトは「Marshmello」や「ASAP Rocky」などのメジャーアーティストとコラボを実現。ゲーム内でライブを開催したり、アーティストのスキンを発売するなど、話題性にも事欠きません。
日本では、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのELLYやメジャーリーガーのダルビッシュ有などが、フォートナイトを楽しんでいます。
Rainbow Six Siege
ゲームタイトル | Rainbow Six Siege |
ジャンル | FPS |
リリース | 2015年 |
運営元 | Ubisoft Entertainment S.A.(ユービーアイソフト, フランス) |
プラットフォーム | Windows, PS4, Xbox One |
主なeスポーツ大会 | Six invitational |
Rainbow Six Siegeは、トムクランシー原作の「レンボーシックス」を元ネタにしたゲームです。一人称視点のFPSゲームとなっています。
「Siege」とは包囲戦のことを指し、屋内戦をメインに5vs5の攻防を繰り広げます。
攻撃側と防衛側に分かれ、ラウンド毎に攻守を交代。対戦ルールは様々です。中でも「爆弾解除」というルールはかなり人気で、プロシーンの競技ルールにも採用されています。
また、Rainbow Six Siegeは「エイムよりも立ち回り」と言われるほど戦略と連携が求めらるゲーム。個の力ではなく、チームワークが勝利のカギを握ります。
世界大会も頻繁に開催され、日本では「野良連合」というプロチームが2019年の世界大会、「Six invitational」に出場し、見事4位に輝いています。
また、このSix invitationalの2020年大会は、賞金総額が3億円を突破。2015年のリリースから、今もなお競技シーンが盛り上がっているタイトルです。
CSGO(Counter-Strike: Global Offensive)
ゲームタイトル | CSGO(Counter-Strike: Global Offensive) |
ジャンル | FPS |
リリース | 2012年 |
運営元 | Valve Corporation (バルブ・コーポレーション, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, Mac OS, Linux, PS3, Xbox 360 |
主なeスポーツ大会 | 国内リーグ「宴」 |
CSGOは、日本ではカウンターストライクという名称で親しまれています。ジャンルはFPSで、対テロ特殊部隊vsテロリストの戦闘を楽しめるゲームです。
CSGOも攻撃側と防衛側に分かれて、攻守を交代します。
CSGOの特徴は、「マネーシステム」が存在すること。マネーシステムとは、防弾アーマーやヘルメットといった装備品を、全て試合中にマネーを使って購入します。
マネーはラウンド毎に個人に配布されるのですが、強い装備を買おうとするとそれなりにマネーが掛かってしまうことも。しかし、強い装備を購入しても、敵にキルされると装備を奪われてしまいます。ですので、装備を購入せずにあえて貯金するといった作戦が重要になるゲームです。
国内では「宴」といリーグが開催され、上位入賞すれば賞金も獲得可能。2012年から、いまだに愛されているゲームですよ。
Apex Legends (エーペックスレジェンズ)
ゲームタイトル | Apex Legends (エーペックスレジェンズ) |
ジャンル | FPSバトロワゲーム |
リリース | 2019年 |
運営元 | Electronic Arts (EA, エレクトロニック・アーツ, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, PS4, Xbox One |
主なeスポーツ大会 | Apex Legends Global Series |
Apex Legendsは、3人チームで戦うFPSゲーム。最大60人20チームが広大なマップに降り立ち、最後の1チームまで生き残った者が優勝する「バトロワゲーム」です。
「タイタンフォール」という人気FPSを踏襲しており、武器デザインもかなり参考にされています。
Apex Legendsの特徴は、それぞれのキャラに戦術アビリティやウルト(必殺技のようなもの)が存在すること。
他のシューティングゲームと異なり、各キャラの能力を使い、どう立ち回るかが勝利のカギを握ります。
2020年、eスポーツのシューティングゲームジャンルではApex Legendsが最も盛り上がっていると言っても過言ではないでしょう。
Apex Legendsの世界大会、「Apex Legends Global Series」の賞金総額は300万ドル以上で、ゲームの人気ぶりを表しています。
日本では、霜降り明星といったタレントもApex Legendsを楽しんでいますよ。
Call of Duty Black Ops Ⅳ
ゲームタイトル | Call of Duty Black Ops Ⅳ |
ジャンル | FPS |
リリース | 2019年 |
運営元 | Activision Publishing, Inc. (アクティビジョン, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, PS4, Xbox One |
主なeスポーツ大会 | CWL Global Open |
Call of Duty Black Ops Ⅳは、2003年にシリーズ第1作目が発売された大人気FPS。 Black Ops ⅣはCall of Duty シリーズの19作目で、リアルなグラフィックが人気を集めています。
Call of Duty Black Ops Ⅳの特徴は、2vs2から32vs32など、様々なゲームモードが存在すること。
競技シーンでは、公式リーグ「Call of Duty League Championship 2020」の賞金総額が5億円近い金額で、非常に注目されています。
日本では、人気ストリーマー「ハセシン」などの影響で、Call of Dutyシリーズが大流行しました。現在バトロワゲームに覇権を握られているものの、いまだにプレーヤーの多いゲームです。
VALORANT(ヴァロラント)
ゲームタイトル | VALORANT(ヴァロラント) |
ジャンル | FPS |
リリース | 2020年 |
運営元 | RIOS GAMES (ライアットゲームズ, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows |
主なeスポーツ大会 | RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT Powered by GALLERIA |
VALORANTは2020年に配信が開始された今期大注目のFPSゲーム。PS4やXBOXといったコンシューマーではプレイできないため、ゲーミングPCを持っていない人には、敷居が高いですね。
VALORANTは、簡単に説明すると「指定エリアに爆弾を設置できるか、阻止するか」を争うゲーム。
攻撃側と防衛側の駆け引きが魅力で、非常に戦略性に溢れたゲームです。近未来をモチーフとしており、キャラのアビリティを駆使して戦闘を繰り広げます。
2020年の大型タイトルというだけあって、競技シーンは大盛り上がり。
リリース前後から、多くのプロ選手が他のゲームからの移籍を表明しました。
また、VALORANTの運営元であるRIOS GAMESは、あの世界最大のeスポーツタイトル、「League of Legends」の運営元でもあります。
そういったことから、VALORANTの注目度はリリースされてからも非常に上がっていますよ。
Overwatch (オーバーウォッチ)
ゲームタイトル | Overwatch (オーバーウォッチ) |
ジャンル | TPS |
リリース | 2016年 |
運営元 | BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC. (ブリザード・エンターテイメント, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, PS4, Xbox One |
主なeスポーツ大会 | Overwatch League / OWL (国際リーグ) |
オーバーウォッチは、6vs6のアクションFPSゲーム。オーバーウォッチの特徴は、キャラクターの役割が明確に分かれていること。
主に、ライフが高く突撃により相手への突破口を開ける「タンク」、機動力や攻撃力が高い「ダメージ」、攻撃力は低いが味方への回復や支援をする「サポート」に分類されます。
この3つのキャラ特性を活かしながら戦う、他のリアル系シューターとは一線を画すFPSです。
AIMが苦手な人でも、仲間のサポートをすることでチームに貢献でき、初心者でも参入しやすいゲームですよ。
現在、オーバーウォッチの人気は下火傾向にありますが、リリースされた2016年頃はもの凄い盛り上がりをみせていました。
主な国際プロリーグにOverwatch League / OWLがあり、各国にプロチームも存在します。
荒野行動 (KNIVES OUT)
ゲームタイトル | 荒野行動 (KNIVES OUT) |
ジャンル | TPSバトロワゲーム |
リリース | 2017年 |
運営元 | Epic Games (エピックゲームズ, Epic, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, Mac OS, PS4, Xbox One, Nintendo Switch, iOS, Android |
主なeスポーツ大会 | 荒野CHAMPIONSHIP |
荒野行動は、PUBGを彷彿とさせる王道バトロワゲームです。スマホで手軽に遊べるため、2017年に日本で大流行しました。
荒野行動=スマホゲームと思われる人も多いのですが、実は商品が用意される大会が連日開催されており、eスポーツ的な側面も強いです。
ゲーミングPCやコンシューマーを持っていない人でも、「スマホ一台で楽しめる」というのが最大の魅力。友達とも手軽にマルチプレイを楽しめ、現在でもかなりの人気を誇っています。
また、2019年にはエヴァンゲリオンとのコラボが開催。累計ダウンロードが3億を突破するなど、世界中で大ヒットしているゲームです。
スポーツゲーム
eスポーツでは、「スポーツゲーム」ジャンルも非常に人気です。
リアルスポーツ(野球やサッカー、格闘技など)をテーマにしたゲームが多く、ルールもリアルを元にしています。複雑なルールがないので、初心者でも気軽に楽しめるゲームジャンルです。
近年では、JリーグやNPBのeスポーツ部門が設立されるなど、スポーツゲームジャンルの人気が加速中。
特に、2020年はコロナ渦の影響でリアルスポーツの開催が中止に追い込まれました。そこで、Jリーガーなどのスポーツ選手がゲームイベントに参加するなど、リアルスポーツとタッグを組んだ取り組みも行なっています。
eFootball ウイニングイレブン シリーズ
ゲームタイトル | eFootball ウイニングイレブン 2020 |
ジャンル | サッカー |
リリース | 2019年 |
運営元 | コナミデジタルエンタテインメント (Konami Digital Entertainment Co., Ltd., KDE, 日本) |
プラットフォーム | Windows (Steam), PS4, Xbox One |
主なeスポーツ大会 | eJリーグ ウイニングイレブン |
ウイニングイレブンは、手軽にサッカーが楽しめるスポーツゲーム。日本では「ウイイレ」の愛称で親しまれています。
ウイニングイレブンの歴史は古く、1995年にシリーズ第1作の『Jリーグ実況ウイニングイレブン』が発売されました。最初はJリーグのチームしか登場しなかったですが、96年の「ワールドサッカーウイニングイレブン」発売以降、世界中のサッカーチームでのプレイが可能です。
ウイイレはとにかくリアルサッカーに準じています。実写と大差のないグラフィック、実際にピッチでプレーしているような臨場感が魅力です。
現在では「監督モード」が登場し、プレイの幅も年々広がっています。
ウイニングイレブンの世界大会も10回以上開催されており、これからも目が離せません。
eBASEBALLパワフルプロ野球 シリーズ
ゲームタイトル | eBASEBALL パワフルプロ野球 2020 |
ジャンル | 野球 |
リリース | 2020年 |
運営元 | コナミデジタルエンタテインメント (Konami Digital Entertainment Co., Ltd., KDE, 日本) |
プラットフォーム | PS4, Nintendo Switch |
主なeスポーツ大会 | eBASEBALL プロリーグ |
パワフルプロ野球シリーズは、その名の通り「野球」を題材としたスポーツゲーム。日本では「パワプロ」の愛称で親しまれています。リアルさはあえて追求せず、キャッチーなイラストで親しみやすいデザインが特徴です。
また、パワプロの歴史はかなり古く、1作目が発売されたのは1994年まで遡ります。そんな歴史のあるパワプロですが、近年はeスポーツを意識した売り出し方をしています。
現在は、NPB(日本野球機構)とコナミの共同開催によって、「eBASEBALL プロリーグ」が発足。NPBに所属する12球団がそれぞれドラフトによって選手を選出し、プロ野球と同じ方式が取られています。
また、このeBASEBALL プロリーグは、プロ野球のオフシーズンに開催されるため、夏場はプロ野球・冬場はeBASEBALLという楽しみ方ができますよ。
FIFA シリーズ
ゲームタイトル | FIFA20 |
ジャンル | サッカー |
リリース | 2019年 |
運営元 | Electronic Arts Inc. (エレクトロニック・アーツ, EA, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, PS4, Xbox One, Nintendo Switch |
主なeスポーツ大会 | FIFA eWorld Cup |
FIFAシリーズは、世界的に人気のあるサッカータイトル。FIFA公認のサッカーゲームで、とことんリアルさを追求しています。
FIFA公認ということで、世界中のあらゆるクラブと契約を結んでおり、非常に多くのリーグやチームが収録されています。
リアルさを追求するFIFAは、「11on」が最大の特徴。これまでのサッカーゲームと異なり、1人のプレーヤーが1人の選手を操作し11人で戦う、リアルサッカーと同様のチームスポーツを楽しめます。
世界中でプレイされているサッカータイトルだけあり、シリーズ累計売り上げは3億本を突破。
eスポーツシーンでも、FIFA eWorld Cupが開催され、世界中で大会が開かれています。
国内でも「eJリーグ」が発足し、「ウイイレ」と並ぶ人気タイトルです。
Rocket League (ロケットリーグ)
ゲームタイトル | Rocket League (ロケットリーグ) |
ジャンル | スポーツ&レースゲーム |
リリース | 2015年 |
運営元 | Psyonix LLC (サイオニクス, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, PS4, Xbox One, Nintendo Switch |
主なeスポーツ大会 | Rocket League Championship Series |
ロケットリーグは、ジャンプや急加速が可能な「ロケットカー」を操作し、最大4vs4で行う次世代スポーツゲーム。
サッカーを題材としているものの、車を操作しサッカーを行うので、eスポーツのスポーツタイトルの中でも異色の存在です。
そんなロケットリーグですが、海外での人気は凄まじく、「Rocket League Championship Series」などの国際大会が多数開催されています。
一見なんでもありのパーティゲームにも見えますが、実は競技性や戦略性が高いことがロケットリーグの特徴。ボールを狙ったところに運ぶのには繊細なテクニックが求められ、時には車体同士がぶつかるスリリングなプレイも楽しめます。
国内でも「PRIMAL」という国内リーグが発足し、「全国高校eスポーツ選手権」での競技にも採用。リリースから5年以上経った現在でも、根強い人気を獲得しています。
対戦格闘ゲーム
「シューティングゲームやスポーツゲームもいいけど、eスポーツといえば格ゲーでしょ!」という人がいるくらい、eスポーツ界での対戦格闘ゲームは不動の地位を獲得しています。
対戦格闘ゲームは「格ゲー」という愛称で親しまれ、日本発祥のゲームが多いことでも知られています。
対戦格闘ゲームは、コマンド入力による派手な大技、相手との技の駆け引きなど、瞬き厳禁の凄まじいバトルが魅力。
元々アーケードゲームからスタートしたため、「アケコン」というアーケードと同じ感覚でプレイできるコントローラーも人気です。
ストリートファイターシリーズ
ゲームタイトル | ストリートファイターV |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
リリース | 2016年 |
運営元 | カプコン (CAPCOM CO., LTD., 日本) |
プラットフォーム | Windows, PS4, アーケード |
主なeスポーツ大会 | Capcom Cup |
ストリートファイターは、日本発祥の対戦格闘ゲーム。日本では1991年にアーケードゲームとして登場し、ストリートファイターの続編「ストリートファイター2」が爆発的ヒットを記録しました。
そんなストリートファイターですが、現在では操作可能キャラ30人以上で、それぞれのキャラクラーは能力やプレイスタイルが異なります。
「波動拳」や「昇竜拳」などの技が有名で、ゲームをプレイしたことのない人も、名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
世界的に有名な日本人プロゲーマー、梅原大吾選手もストリートファイター出身のプレーヤーです。
eスポーツシーンでは、世界大会も毎年開催されており、国内では「ストリートファイターリーグ:pro-jp」というプロリーグも発足。日々ハイレベルなプレーヤーが凌ぎを削っています。
現在は「ストリートファイター5」が発売され、PS4ユーザーとPCユーザーが対戦できる「クロスプラットフォーム」も実現していますよ。
デッドオアアライブ(DEAD OR ALIVE)シリーズ
ゲームタイトル | デッドオアアライブ6 |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
リリース | 2016年 |
運営元 | コーエーテクモゲームス(日本) |
プラットフォーム | Windows, PS4, アーケード,xbox |
主なeスポーツ大会 | DEAD OR ALIVE 6 World Championship |
デッドオアアライブは、日本発祥の3D型対戦アクションゲームです。
デッドオアアライブの特徴は、他の格闘ゲームにはない「ホールド」要素。ホールドとは、相手の攻撃に合わせて発動することで、攻撃を受け止めてカウンター攻撃を繰り出せるシステムです。
このホールドシステムにより、他の格闘ゲームにはない駆け引きや読み合いのおもしろさが体験できます。
また、シリーズ6作目のデッドオアアライブ6からは「ブレイクゲージ」が搭載され、ゲージを消費し、強力な攻撃を繰リ出すことが可能。
この新システムの採用により、一方的に攻められていても、勝機を見出せるようになりました。
eスポーツシーンでは、賞金総額1,000万円のDEAD OR ALIVE 6 World Championshipなどが開催中。
「ド派手な格闘ゲームがしたい」という人におすすめのeスポーツタイトルです。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL (Super Smash Bros. Ultimate)
ゲームタイトル | 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
リリース | 2018年 |
運営元 | 任天堂 (Nintendo Co., Ltd., 日本) |
プラットフォーム | Nintendo Switch |
主なeスポーツ大会 | スマブラSPオンラインチャレンジ |
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALは、任天堂から発売されている対戦型格闘ゲームです。
以前の作品では、任天堂のキャラクターのみが参戦していましたが、ロックマンやソニックといった、他社のキャラクターも操作可能になりました。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALの特徴は、一般的な対戦型格闘ゲームとルールが異なること。スマブラでは、ダメージを蓄積させ「ふっとび率」を上げます。そしてスマッシュ技で、相手を場外に押し出すことにより勝敗が付くルールが採用。
このスマブラでしか味わえない独自のスタイルが、世界中で人気を集めています。
なお、プラットフォームがNintendo Switchのみでの配信ですが、eスポーツシーンも充実。国際大会も開催されており、競技シーンの人口も上昇傾向です。
鉄拳シリーズ
ゲームタイトル | 鉄拳7 |
ジャンル | 3D対戦型格闘ゲーム |
リリース | 2015年 |
運営元 | バンダイナムコエンターテインメント (BANDAI NAMCO Entertainment Inc., バンナム, 日本) (アーケード版はバンダイナムコアミューズメント) |
プラットフォーム | Windows, PS4, アーケード,xbox |
主なeスポーツ大会 | Tokyo Tekken Masters |
鉄拳7は、大人気3D対戦格闘ゲーム「鉄拳シリーズ」のシリーズ7作目。日本発祥の対戦格闘ゲームにおいて、「ストリートファイター」と同レベルの人気タイトルです。
鉄拳の特徴は「3D対戦」であること。前後だけでなく、横方向にも動きが加わり、2D格闘ゲームにはない駆け引きを求められます。
またeスポーツシーンでは、パキスタン勢が無類の強さを誇っています。
EVO JAPAN 2019という大会で、完全にノーマークだったパキスタンのArslan Ash選手が優勝。優勝後のコメントで、「パキスタンには私よりも強い選手がもっといる」と語り、業界に衝撃が走りました。
その後、Tokyo Tekken Mastersでも無名のパキスタン人選手が優勝。多くの日本人プロゲーマーも、パキスタンに出稽古に訪れています。
マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)
マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナは、RTS(リアルタイムストラテジー)から派生したゲームジャンル。5vs5などで相手の拠点制圧を目指すのが基本的なルールです。
戦略性が非常に高いゲームジャンルで、拠点をめぐる攻防は目が離せません。市場規模を見てもかなり巨大で、プロ大会の賞金総額も非常に高額。現在世界を席巻しているゲームジャンルです。
2020年には、「ポケモン」を題材としたMOBAタイトルも配信され、その人気にさらに拍車がかかっています。
Dota2
ゲームタイトル | Dota2 |
ジャンル | マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ |
リリース | 2013年 |
運営元 | Valve Corporation (バルブ・コーポレーション, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, Linux |
主なeスポーツ大会 | TI: The International |
Dota2はRTS ゲーム 「Warcraft III」を元に制作されたMOBAタイトルです。
プレーヤーは5vs5に分かれ、100種類以上のヒーローからキャラを選択し戦います。相手の拠点を破壊するまでに、敵ヒーローやモンスターとの戦闘を繰り広げる、かなり戦略性と競技性の高いタイトルです。
また、Dota2の世界大会の賞金総額は30億円以上。eスポーツの中でも圧倒的な賞金額を誇ります。この賞金は、プレイヤーの課金からプールされたものを使用しており、Dota2の圧倒的な人気ぶりが伺えますね。
また、VR観戦モードが実装されているのもポイント。キャラクター視点で観戦できるので、ワンランク上のゲーム体験ができますよ。
League of Legends
ゲームタイトル | League of Legends |
ジャンル | マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ |
リリース | 2009年 |
運営元 | RIOS GAMES (ライアットゲームズ, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, Mac OS |
主なeスポーツ大会 | League of Legends Japan League (LJL) |
League of Legendsは、プレイ人口が全世界で1億人を突破しており、「現在、世界で1番遊ばれているPCゲーム」と言っても過言ではありません。
基本モードの「サモナーズモード」は5vs5で戦う拠点制圧モード。各エリアに設置されたタワーを破壊し、自軍の陣地を広げます。モンスターを倒すことで経験値が得られるので、自身のキャラクターを強化しながら勝利を目指すマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナです。
League of Legendsは高度な戦略性が求められるタイトルで、極めるのは生半可ではありません。
世界各地でプロチームやプロリーグが発足し、プロゲーマーが日々凌ぎを削っています。
また、日本では、全国高校eスポーツ選手権等の競技タイトルにも採用。学生から社会人まで、年齢を超えた熱い戦いが繰り広げられていますよ。
Hero of the Storm
ゲームタイトル | Hero of the Storm |
ジャンル | マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ |
リリース | 2015年 |
運営元 | Blizzard Entertainment (ブリザード・エンターテイメント, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, Mac OS |
主なeスポーツ大会 | Heroes of the Storm Global Championship |
Hero of the Stormは、2015年に配信が開始されたMOBAタイトル。League of Legendsと比べると、日本での認知度は低い傾向にあります。
Hero of the Stormは、6つのモードから構成されていますが、基本的には5vs5の拠点制圧がルールです。
他のeスポーツタイトルと比べると、やや下火傾向にあり、2019年以降世界大会や公式大会は開催されていません。
運営元のブリザード・エンターテイメントがHero of the Stormの規模を縮小する旨を発表したので、今後eスポーツタイトルとしての覇権を握るのは難しいでしょう。
レースゲーム
レースゲームも、eスポーツでは不動の人気ジャンルです。リアルなモータースポーツを題材としており、本当にモンスターマシンを運転しているかのような体験ができます。
最近では技術の進歩により、マシンの挙動もかなりリアルに近づきました。
中にはレースゲームのeスポーツプレーヤーから、プロレーサーが誕生したことも。eスポーツシーンも、大会をレーシングイベントと共同開催するなど、かなりの盛り上がりを見せています。
グランツーリスモSPORT
ゲームタイトル | グランツーリスモSPORT |
ジャンル | レースシミュレーションゲーム |
リリース | 2017年 |
運営元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (Sony Interactive Entertainment Inc., SIEI・SIE Inc, 日本) |
プラットフォーム | PS4 |
主なeスポーツ大会 | FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ |
グランツーリスモSPORTは、日本のソニーが手がけるレースシュミレーションゲーム。実在するモンスターマシンやサーキット・公道などが多数収録されています。リアルを追求するレースマニアから親しまれているeスポーツタイトルです。
グランツーリスモSPORTの特徴は、PS4の性能をフルに活かしたグラフィックと物理エンジンにより、他では味わえないリアルドライブを体験できること。
eスポーツシーンにおいては、「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」など、世界中で様々な国際大会が開催されています。
国内では「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の競技タイトルとしても採用。eスポーツのレースジャンルにおける地位は不動のものでしょう。
また、PS5版として「グランツーリスモ7」の発売も決定しており、その人気は止まることを知りません。
WRC8 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ
ゲームタイトル | WRC8 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ |
ジャンル | レースシミュレーションゲーム |
リリース | 2019年 |
運営元 | Kylotonn(フランス) |
プラットフォーム | Nintendo Switch、 PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windows |
主なeスポーツ大会 | WRC8 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ オンラインマッチ |
WRC8 FIA ワールドラリーチャンピオンシップは、 WRC公式ライセンスを取得する公認ラリーレースゲームです。
ラリーとは、舗装されたサーキットを走るのではなく、一般の公道を使用して争うレース。特に林間コースなどのダート走行が多く、高度な走行テクニックが求められます。
WRC8 FIA ワールドラリーチャンピオンシップでは、天候、コース状況など、リアルラリーさながらのプレイ体験が味わえます。
ラリー自体日本での知名度は低いので、eスポーツの大会はそこまで開催されていません。
日本でのラリー知名度が上がると、eスポーツも盛り上がるのではないでしょうか。
カードゲーム
「カードゲームってeスポーツなの?」と疑問に思われる人も多いでしょうが、戦略性と競技性に富んだeスポーツジャンルです。賞金総額1億円近い大会も開催されており、だれでも簡単に始められる手軽さが人気の秘訣。
eスポーツのカードゲームは実際の紙のカードを使うのではなく、デジタル化されたカード(デジタルカード)を使い、スマホやPCを使い対戦します。
eスポーツにおけるカードゲームは、デッキ構築に始まり、プレイングスキル、お互いのカードの読み合いなど、様々なテクニックが求められます。
運の要素も勝敗に影響する点も、デジタルカードゲームの魅力でしょう。トレーディングカードゲームとは違ったおもしろさがありますよ。
Shadowverse(シャドウバース)
ゲームタイトル | Shadowverse(シャドウバース) |
ジャンル | デジタルカートゲーム |
リリース | 2016年 |
運営元 | Cygames (サイゲームス, 日本) |
プラットフォーム | Windows, mac OS (DMM GAMES, Steam), iOS, Android |
主なeスポーツ大会 | RAGE Shadowverse Pro League(プロリーグ) |
シャドウバースは、日本のCygamesが手がけるデジタルカードゲーム。
Cygamesの人気RPG「進撃のバハムート」を元に制作されました。ルールの基本が「Hearthstone」に近いものがあり、「Hearthstone」と掛け持ちをしているプレーヤーも多いのではないでしょうか。
そんなシャドーバースですが、国内においては「RAGE」や「Shadowverse World Grand Prix」がビッグイベントです。特に、「Shadowverse World Grand Prix」は賞金総額が1億円を超えている国内唯一のeスポーツ大会。
プロリーグも開催されており、スマホ1つでだれでもeスポーツの世界に飛び込めますよ。
Hearthstone(ハースストーン)
ゲームタイトル | Hearthstone (ハースストーン) |
ジャンル | デジタルカートゲーム |
リリース | 2014年 |
運営元 | Blizzard Entertainment, Inc. (ブリザード・エンターテイメント, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, mac OS (DMM GAMES, Steam), iOS, Android |
主なeスポーツ大会 | Masters Tour |
ハートストーンは、アメリカ発祥のデジタルカードゲーム。現在プレイされているeスポーツカードジャンルの元祖といった位置付けです。
そんなハートストーンは、トレーディングカードゲームではできない、デジタル特有の機能がかなり盛り込まれています。
カード召喚時のボイスも収録されており、より臨場感を感じるeスポーツタイトルですよ。
ハートストーン最大の国際大会、「Hearthstone World Championship 」では、オンラインポーカーの大会のように賞金総額1億円を争って、各国の代表が凌ぎを削っています。
国内においても、「Hearthstone Championship Tour Japan Major」といったプロリーグも開催されており、2014年のリリースから多くのユーザーに愛されているタイトルです。
Legends of Runeterra (レジェンド・オブ・ルーンテラ, LoR)
ゲームタイトル | Legends of Runeterra (レジェンド・オブ・ルーンテラ, LoR) |
ジャンル | デジタルカートゲーム |
リリース | 2020年 |
運営元 | RIOS GAMES (ライアットゲームズ, アメリカ) |
プラットフォーム | Windows, iOS, Android |
主なeスポーツ大会 | LoR TechnoBlood CUP SPECIAL |
レジェンド・オブ・ルーンテラは、大人気MOBA「League of Legends」の世界観を題材としたデジタルカードゲームです。
League of Legendsを踏襲したカードゲームということだけあり、リリース直後ながらかなり多くのユーザーが参戦しています。
また、レジェンド・オブ・ルーンテラはカードゲームにありがちな「課金すれば強くなる」ということを否定しているタイトル。
ゲーム性や戦略性が非常に求められ、プレイングスキルが問われます。
国内ではLoR TechnoBlood CUP SPECIALなどの大会が開催されており、今度もさらに発展していくでしょう。
まとめ
今回は、世界を席巻しているeスポーツタイトルを解説しました!
eスポーツのジャンルは様々で、ハイエンドなゲーミングPCが必要なタイトルから、スマホ一台で手軽に始められるものまで存在します。
近年ではオリンピックや国体の競技にも採用される流れもあり、今後ともさらに拡大していくでしょう。
eスポーツはプロマッチを観戦するのも良いですが、やはり自分でプレイした方が楽しいですよ。
どのタイトルも初心者歓迎ですので、気になったゲームがあればプレイしてみてくださいね。