Osmo Pocketで自撮りをしようとすると、GoProなどに比べて、その画角の狭さから腕を最大まで伸ばしても自分の顔のアップしか取れません。
また、Osmo Pocketの目玉機能の一つでもあるパノラマ撮影とタイムラプスも、三脚に載せて固定しなければ撮影できません。
そのため、Osmo Pocketはほかのカメラよりも三脚や自撮り棒につける機会が多いのですが、残念なことにもともと三脚穴が付いていません。したがって、三脚に取り付けようとすると、外付けのアクセサリーを用いなければなりません。
現在は、純正やサードパーティー製を含め、様々なアクセサリーマウントが登場しています。しかし、アマゾンなどで調べても多くの類似品等が出てきて混乱すると思います。
そこで、この記事では現在販売されているアクセサリーマウントを紹介するとともに、注意点なども書いていきます。
Osmo Pocketを三脚に取り付ける代表的な方法
まずは、基礎知識として三脚に取り付ける際の規格についてお話します。
現在、三脚や自撮り棒にカメラを取り付ける場合に採用されている規格は
- 1/4ネジ
- 3/8ネジ
- GoProに代表されるようなマウント
- アルカスイス
が代表的です。
現在はこのどれの方法にもあったOsmo Pocket用のアクセサリが販売されているので、お手持ちの三脚の規格を確認し、選んでいきましょう。
Osmo Pocketを三脚に取り付ける方法
Osmo Pocketをカチッと挟むタイプ(DJI純正アクセサリーマウント)
DJIは別売りのアクセサリーとしてアクセサリーマウントというものを販売しています。これは、GoProのようなねじで締めるタイプのマウントが付いたブラケットを、Osmo Pocketに挟んで使います。
純正ということで、しっかりと固定できるのがいい点です。
しかし一方で問題もあります。
まずは価格です。このアクセサリーマウントは純正ということで、ほかのサードパーティー製のものよりも割高に設定されています。
また、対応している規格がGoProのようなマウントのみなので、対応の自撮り棒は多くありますが、三脚はあまりありません。少しいい三脚になるとなおさらです。
Osmo Pocketをねじで挟むタイプ(ノーブランド)
次にサードパーティー製のアクセサリマウントです。
これは、1/4インチねじと3/8インチねじの両方に対応しているタイプです。
Osmo Pocketへの取付方法も非常に簡単で、ねじを緩めて開け、そしてOsmo Pocket本体を挟むだけです。
また、このアクセサリマウントには二つのねじ穴が付いているので、一つを三脚に使ってもう一つをマイク用に使うという使い方もできます。
欠点は、挟む方式なのにOsmo Pocket本体に引っかかる場所がなく、割と簡単に引っこ抜けてしまうという点です。
したがって、スポーツなどの激しい上下運動の際にOsmo Pocketがすっぽ抜けて落下してしまう可能性もあります。
Osmo Pocketの下につけるタイプ(Ulanzi)
このアクセサリーマウントは底面に取り付けるタイプなので挟み込むタイプと違って、下にすっぽ抜ける心配はありません。
対応している規格はたいていの場合1/4インチのみです。
いい点としては、下につけるので先ほどの挟むタイプと違って、突き出る部分がなく、三脚も光軸上に設置できるので、普通のカメラのように設置することができます。また、見た目もスマートです。
おすすめは、Ulanziのこのアクセサリーマウントです。このアクセサリーマウントの特徴は、USB Type-Cが付いており、側面に接続し充電することができます。
問題点としては、ねじで締めているわけではないのでやはり激しい運動、とくに下から突き上げるような衝撃が加わった際にカメラが飛んでしまう可能性があるということです。
まとめ
現時点ではこの記事で紹介した3つの方法が主流となっています。
この3つをおすすめの用途別に分けてみると
Osmo Pocketをカチッと挟むタイプ (DJI純正アクセサリーマウント) |
純正のものは固定力が強く安心できるので、スポーツなどの時には必須。 |
Osmo Pocketをねじで挟むタイプ (ノーブランド) |
すっぽ抜けるの危険性が高いのでスポーツには向かない。街歩きなどには、取り付けが楽で小さいのでおすすめ。また、外部マイクを一緒に固定することもできる。 |
Osmo Pocketの下につけるタイプ (Ulanzi) |
激しいスポーツには向かないが、Osmo Pocketのコンパクトなフォルムを損なわないのでつけっぱなしでも違和感がない。こちらも、街歩きなどに最適。 |
もし激しい動きを伴うウィンタースポーツなどで挟み込むタイプを使ってしまうと、すっぽ抜けてカメラ本体が破損してしまう恐れもあります。
ただの三脚につけるためのアクセサリーですが、選び方や使い方を間違えると本体を破損させてしまうことになりますので、この記事を参考にして自分の用途に合ったものを選んでいただければと思います。